技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH M7変異原性不純物評価・分析 実践とIn silico解析結果の解釈/エキスパートレビューの考え方、運用上の課題

ICH M7変異原性不純物評価・分析 実践とIn silico解析結果の解釈/エキスパートレビューの考え方、運用上の課題

~クラス分類と管理措置の決定、パージファクターの求め方・利用の仕方 / ドキュメンテーション (照会対応) 、CTD内容~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年5月27日(月) 12時30分16時35分

プログラム

第1部 ICH M7ガイドラインをふまえた医薬品中の変異原性不純物分析 実践

(12:30~15:00)

 ICH M7ガイドラインにより、医薬品メーカーはDNA反応性 (変異原性) 不純物の評価・管理を義務づけられております.当該不純物は、既存ガイドライン (Q3A、Q3B) が対象としている不純物とは異なり、微量域での管理が求められるため、分析条件設定に際して往々にして困難が伴います。
 本セミナーでは、当該不純物に関する品質管理の考え方、及び実際に分析する際のアプローチについて、分析事例を交えて紹介し、当該不純物の分析に取り組む方々に役立つ場としたいと存じます。

  1. ICH M7ガイドラインの概要
    • DNA反応性 (変異原性) 不純物について
    • ガイドラインの適用範囲
    • リスクアセスメント及びリスクマネジメント
    • 不純物のリスク評価方法 (クラス分類と管理措置の決定)
    • パージファクターの求め方・利用の仕方
    • 個々及び総量の不純物の管理
    • 副生不純物・分解不純物の管理
    • 開発中の製品・市販製品の管理
    • ドキュメンテーション (照会対応)
  2. DNA反応性 (変異原性) 不純物の分析条件設定
    • 測定方法の設定
    • 測定条件の設定
    • 前処理方法の設定
    • 試験方法の設定 (事前確認~バリデーション試験)
    • 各種の前処理方法及び測定方法の事例紹介
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 ICH M7変異原性不純物ガイドラインの実装: 評価の流れとIn silico解析結果の解釈/エキスパートレビューの考え方、運用上の課題

(15:15~16:35)

 本講座では、ICHM7ガイドラインに則った不純物の遺伝毒性評価の考え方、評価の流れについて解説するとともに、in silico解析ソフトウェアを用いた評価結果の解釈やエキスパートレビューについて具体例を交えながら説明する。また、評価プロセスにはCMC部門とのやり取りも発生するため、実運用上の課題等についても紹介する。

  1. M7ガイドライン制定の背景と目的
    1. 制定背景
    2. 評価対象
  2. 評価の流れと解釈
    1. クラス分類
    2. in silicoを用いた評価とOut of Domainへの対応
    3. Expert Judgment
  3. 実運用について
    1. 評価タイミング
    2. CMC部門との連携
    3. 運用面での注意点
  4. 適用疾患に依存した投与期間の考慮
  5. 当局提出文書の内容
    1. 治験届
    2. CTD
  6. 参考になる情報源
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 小西 太
    株式会社 住化分析センター テクニカルソリューション本部 大阪ラボラトリー
  • 橋本 清弘
    武田薬品工業 株式会社 リサーチ 薬剤安全性研究所
    アソシエートサイエンティフィックフェロー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/4 失敗事例から学ぶクオリティカルチャーの醸成とマネジメントの考え方 オンライン
2025/6/4 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/6/4 グローバルファーマコビジランス監査の実践 オンライン
2025/6/5 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2025/6/5 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2025/6/6 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/6/6 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/6/6 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/6/9 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/6/9 試験検査室管理の実務ポイントと査察対応 オンライン
2025/6/9 エンドトキシン試験と次世代 (蛍光法組み換え体ライセート試薬試験、MAT法を含む) パイロジェン試験法の最近の動向について オンライン
2025/6/10 ゼロから始める初心者向けバリデーション オンライン
2025/6/11 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/11 製造/ラボにおける監査証跡の運用方法とレビュー手順・効率的対応へのヒント オンライン
2025/6/11 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品のQC業務に絶対必要なタンパク質分析技術の基礎とスキル オンライン
2025/6/12 単なる書類監査で終わらない実効性のある監査にするための監査員養成の具体的ポイント オンライン
2025/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造・品質管理 (GCTP省令) における施設・製造管理とPMDAによる指摘事例を踏まえた査察準備と対応 オンライン
2025/6/13 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略 (製本版 + ebook版)
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略