技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施のポイント

化粧品の微生物管理と防腐・抗菌性試験実施のポイント

~品質管理、処方設計担当者のための基礎講座 / 製品の微生物汚染の起こりやすい状況とは、その発生を防ぐためには~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、微生物汚染の基礎から解説し、微生物汚染の起こりやすい状況と予測・対策、防腐・抗菌性評価、防腐・抗菌性試験のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2019年1月22日(火) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 微生物の汚染対策が必要な製品の担当者、管理者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 食品 等

修得知識

  • 微生物の一般的な生育条件
  • 微生物汚染の起こりやすい状況と予測、対策
  • 微生物汚染、防腐・抗菌性評価
  • 防腐・抗菌性試験のポイント
  • 製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方

プログラム

 微生物の生育行動を考え、製品の微生物汚染の起こりやすい状況を把握し、その発生を予測する。微生物汚染、防腐・抗菌性評価について多方面の角度から考察を加え、製品開発、品質保証面に反映できるようにする。防腐・抗菌性試験のポイント、製品開発と製造所における微生物汚染防止の考え方を習得する。

  1. 微生物の一般的な生育条件
    1. 微生物の生育条件を考える。
      1. pH
      2. 温度
      3. 酸素 (空気)
      4. 水分 (湿度)
      5. 栄養源
      6. 塩濃度・糖濃度
    2. 微生物汚染を受けやすい製品かを考える。
    3. 製品の微生物汚染をコントロールできるか?
  2. 微生物試験法
    1. 培地の選択
    2. 培養条件の検討
    3. 殺菌
    4. 微生物の計数
    5. 製品汚染微生物の分離と特徴付け
      1. コロニー等の形態観察
      2. 製品汚染微生物の分離
    6. 微生物コレクションの作成と保存方法
  3. 防腐・抗菌性試験
    1. 試験微生物の選択
    2. 防腐・抗菌剤の有効濃度の予測
    3. 防腐・抗菌剤を含まない素地の抗菌力を考える。
    4. 防腐・抗菌剤の選択
      1. 防腐・抗菌剤の性質
      2. 化粧品に使用される防腐・抗菌剤の要件
      3. 製品中での抗菌活性の低下
      4. 防腐・抗菌剤の選定と配合量
      5. 配合上の留意点
  4. 製品の抗菌性を考える。
    1. 製品の機能、効能・効果と抗菌力
    2. 製品の安定性と抗菌力
    3. エマルションと防腐・殺菌剤
    4. ビーカースケールと製造スケール
    5. 防腐剤フリーのために
    6. 保存効力試験は自社で行うか、外注か。
  5. 製造所の微生物管理
    1. 微生物がどのくらい存在しているか、また、どこに多いか?
      1. 微生物計数条件
      2. 空中落下菌の状況
      3. 原料
      4. 製品
      5. 作業環境
    2. 製造所の微生物管理
    3. 衛生管理
    4. 作業従事者の意識
    5. GMPとISO … 標準化
  6. 品質保証
    1. 製品の物性と微生物安定性
    2. 微生物汚染製品のクレーム処理
    3. 製品の抗菌力と使用方法、容器の選択
  7. 微生物汚染防止のための社内ネットワーク
    • よりよい微生物管理を行うために

会場

江東区文化センター

3F 第3研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/20 体外診断用医薬品の臨床性能試験の進め方と薬事申請対応のポイント 東京都 会場
2025/8/20 海外製造所への製造委託とCTD作成における留意点 オンライン
2025/8/21 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2025/8/21 化粧品の商品企画から生産における官能検査の効率的な活用方法と進め方 オンライン
2025/8/21 開発段階に応じた治験薬GMP管理を何をいつ準備し、どのような管理をするかの効果的運用方法 オンライン
2025/8/21 GMPをふまえた安定性試験データの統計解析とOOT対応のための統計的留意点 オンライン
2025/8/22 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2025/8/22 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2025/8/22 医薬品製造・試験におけるAI技術活用 (人工知能) とデータインテグリティ オンライン
2025/8/22 医療機器プログラム (診断支援用から治療用アプリまで) の法規制と実務のポイント オンライン
2025/8/25 エマルション・泡製剤のための界面活性剤の基礎知識と最新研究開発動向 オンライン
2025/8/25 逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2025/8/25 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2025/8/25 変更・逸脱管理とOOS/OOT及び一変・軽微変更の判断基準とCAPA実践手順 オンライン
2025/8/25 医薬品の特性を踏まえた外観目視検査基準の設定と検査結果の妥当性評価および検査員の育成・認定 オンライン
2025/8/25 中小規模組織での品質リスクマネジメント (QRM) の運用 オンライン
2025/8/25 医薬品製造・試験におけるAI技術活用 (人工知能) とデータインテグリティ オンライン
2025/8/25 脂質に関わる基礎知識と油脂の劣化のメカニズム オンライン
2025/8/25 治験薬GMPガイドラインの実務対応とPIC/S GMPの最新動向 オンライン
2025/8/25 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応