技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

~造粒・打錠工程の基礎、効率的なスケールアップ、トラブル対策~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、造粒・打錠工程について基礎から解説し、造粒・打錠におけるトラブルの原因と対応、効率的なスケールアップの進め方について解説いたします。

開催日

  • 2018年11月22日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 打錠に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 打錠用顆粒としての適切な粒度
  • 撹拌造粒と流動層造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
  • 適正な打錠条件の設定
  • 錠剤の重量変動と薬物の含量均一性に関する改善方法
  • 打錠障害を防止するためのポイント
  • 滑沢剤混合における適正な混合機とその混合条件
  • 撹拌造粒、流動層造粒の効率的なスケールアップの進め方

プログラム

 錠剤化において、重要な製剤技術は造粒、粉体の圧縮等である。
 本講演では、造粒および打錠、それぞれのプロセスに分けて、各工程における製剤化技術の基礎とトラブル対応に関して解説する。造粒工程で、原薬物性に適した造粒法、原薬物性の改質、攪拌造粒、流動層造粒、押出し造粒および乾式造粒法に関して事例をもって説明する。打錠工程では、粉体の圧縮メカニズム、キャッピングおよびスティッキング機構、それぞれの評価法とその改善法。また、直接打錠における薬物の均一分散性を高める方法。造粒および打錠プロセスのスケールアップとその問題点とその対策、さらに、効率的なスケールアップの進め方についても解説する。最後に、圧縮成型時にフィルム形成とスティッキングが発生したトラブル事例について、その改善方法。さらに、激しい打錠障害が発生する原薬の対処法などについても触れたい。

  1. 造粒プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 造粒の定義
    2. 造粒の方法
    3. 原薬物性に適した造粒法
    4. 原薬物性の改質 (難溶性薬物、凝集性薬物、難吸収性薬物等の改質)
    5. 打錠用顆粒として適正な造粒法 (打錠用顆粒として適切な造粒粒度は?)
    6. PL値 (可塑限界) とは?
    7. PL値の簡易測定法
    8. 撹拌造粒のメカニズムと撹拌造粒の事例
    9. 撹拌造粒で製した顆粒の粒度毎含量分布
    10. 流動層造粒のメカニズムと流動層造粒の事例
    11. 流動層造粒で製した打錠用顆粒の粒度別の主薬含量と錠剤の含量均一性
    12. 攪拌転動流動造粒とパルス流動層造粒乾燥装置
    13. 撹拌造粒および流動層造粒における結合剤の添加方法と錠剤硬度
    14. 押出し造粒の事例と添加水の影響
    15. 錠剤を押出し造粒で製した場合の含量均一性
    16. 乾式造粒の概要と乾式造粒の事例
    17. 撹拌造粒および流動層造粒のスケールアップにおける問題点と効率的な進め方
    18. 打錠用顆粒に関するQ&A
      (流動層造粒において、生産機でラボ機と同一物性の錠剤を得るために要求される顆粒物性は?)
  2. 打錠プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 原薬 (粉体) の圧縮メカニズム
    2. 走査型電子顕微鏡でみる粉体の圧縮
    3. 原薬 (粉体) の圧縮性評価
    4. 打錠で要求される要素と要因
    5. 結晶セルロースの動的流動性
    6. 適正な打錠条件の設定
    7. キャッピングの機構と評価法およびその改善方法
    8. スティッキングの機構と評価法およびその改善方法
    9. 打錠機杵臼の維持管理
    10. 湿式打錠および直接打錠における錠剤の重量変動を抑制する方法
    11. 直接打錠における主薬の均一分散性を高める方法
    12. 撹拌造粒および流動層造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
    13. 滑沢剤の混合時間と展延状態および滑沢剤の効果
      (ステアリン酸Mgの金属表面への付着性など)
    14. 各種混合機による滑沢剤混合と錠剤硬度
    15. 滑沢剤混合のスケールアップ事例
    16. 外部滑沢打錠機の概要および内部滑沢と外部滑沢打錠法の比較
    17. 総圧縮時間によるスケールアップ時の打錠速度の設定
    18. 打錠工程におけるトラブル改善事例
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 クリーンルームの維持管理と静電気対策の実際 オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/10/28 新・機能性表示制度への準備
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/9/4 食と健康の高安全化
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー