技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

手触り・触感の官能評価と機器分析

手触り・触感の官能評価と機器分析

~質問用紙の設計とデータ解析、物性値との紐づけ、触感数値化の最新動向~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、手触りの官能評価について、基礎から解説し、質問用紙の設計や得られたデータの解析、感性データと物性値データの紐付けなどの具体的な手法を解説いたします。
また、モノの手触りの評価法とそれに基づいた商品開発の具体例を最新の技術動向を踏まえながら紹介いたします。

開催日

  • 2018年5月23日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 触感・手触りに関連する製品の技術者、研究者
    • 食品
    • 衣料
    • 化粧品
    • 自動車
    • 情報機器
    • ロボット など

修得知識

  • 感性評価/官能評価の設計法
  • 感性評価/官能評価の解析法
  • 機器分析による感覚の数値化の方法
  • 触感に注目した商品設計

プログラム

 官能評価は食品・衣料・化粧品から自動車・情報機器・ロボットまで、あらゆる商品開発の現場で使われる必須のツールです。しかしながら、使用者の感じた感覚を正確に評価し、商品設計やマーケティングに結び付けるのは難しいものです。
 本講座では、手触りの官能評価について、最初に基本を概説したあと、質問用紙の設計や得られたデータの解析、さらには商品設計の際に必要となる、感性データと物性値データの紐付けなどの具体的な手法を解説します。また、モノの手触りの評価法とそれに基づいた商品開発の具体例を最新の技術動向を踏まえながら紹介します。

  1. 官能評価とは?
    1. なぜ官能評価をするのか?
    2. 機器分析との違いと特徴
    3. 官能評価のプロセス
    4. 倫理審査
  2. 官能評価に影響を及ぼすファクターとそのコントロール
    1. 評価方法の種類/実験環境をどうするか?
    2. 試料数とその提示法/パネルの選び方と数
    3. 評価に使うことばの選び方
    4. 官能評価の尺度と特徴
  3. 官能評価用質問紙の作り方
    1. フェイスシートにはどんな内容を盛り込むか?
    2. 質問紙の具体例
  4. 官能評価データの解析
    1. データ解析の基本:平均・分散・標準偏差・ガウス分布・t分布
    2. 検定: 2つのスコアの間に差があるか?
    3. 相関分析:2つの変量の間の関係
    4. 回帰分析:3つ以上の変量の間の関係
    5. 高度な解析法:クラスター分析・パス解析・共分散構造解析
  5. 感覚に関する機器分析の一般的な考え方
  6. 手触り・触感のメカニズムと定量化技術の最新動向
    1. ヒトの触覚認識メカニズム
    2. 触覚センサと触覚ディスプレイ
    3. 自動車用材料・情報機器・スポンジ・樹脂材料への応用
    4. 手触りがひとそっくりの人工皮膚の開発
    5. 触覚による水認知のメカニズム
    6. 水の触感のディスプレイの可能性
    7. さらさら・べたべた・しっとりの物理的起源
    8. シルクのような手触りの粉体とその化粧料への応用

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/13 触り心地/テクスチャーの知覚メカニズム・評価技術と商品開発 オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/20 色と質感の感性評価 オンライン
2024/5/21 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 オンライン
2024/5/21 検定・推定 (主に計量値) オンライン
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/22 化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座 オンライン
2024/5/23 ベイズ統計学の基礎と演習 オンライン
2024/5/24 技術者・研究者が基礎から学ぶ実験計画法 オンライン
2024/5/24 商品開発のための感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み オンライン
2024/5/24 ChatGPTによる「丸投げ統計解析」の実施法 オンライン
2024/5/27 体外診断薬開発における統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/27 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/27 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2024/5/27 統計手法の基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/2/26 高級感を表現する要素技術と評価法
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2017/5/10 分析法バリデーション実務集
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/30 製品音の快音技術