技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

過剰管理/管理不足を防ぐ試験検査室管理の重点ポイントと効率化

過剰管理/管理不足を防ぐ試験検査室管理の重点ポイントと効率化

~リスク分析に基づく、管理の適切なレベルとは / 改正バリデーション基準で求められる“リスクに基づく管理”をいかに取り入れるか?~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年4月16日(月) 10時30分16時30分

プログラム

第1部. 試験室内作業のリスク事例と適切なレベルでの試験室管理のポイント

(2018年4月16日 10:30〜12:30)

 試験室に関係する実際のリスク事例を把握し、その問題点を理解し、対策を早めに講じるのが重要になる。そのリスクを感知するためには製品/試験に関する知識と統計/確率的に物事を見る必要がある。品質管理/品質保証に30年、品責として8年経験した視点から効率のより品質保証の要点を紹介する。事前にご質問いただければ、その回答も行います。

  1. 製品回収事例から見る試験室が関係している事例
    1. 最近の製品回収の状況
    2. 安定性に問題があった事例
    3. 試験室のGMP管理に問題があった事例 など
  2. 試験室が関係した品質トラブル
    1. ラボエラー発見できずに製品回収
    2. 標準品が変わっていたのに気づかず欠品リスク
    3. サンプリングを現場に任せたために製品回収&改善命令
    4. 試験方法齟齬の対応事例
    5. 試験方法の重みを理解していない試験者とその上司の事例
  3. 試験室の重要な管理項目
    1. OOS/OOT管理の重要ポイントと改善事例
    2. 安定性モニタリング/室温なりゆきと25℃×60%の対応違い
    3. 全梱の同一性確認の実施方法
    4. 認定制度
    5. 標準品の管理
    6. 公定書変更時の注意事項
  4. 溶出試験の安定性モニタリングで回収が多い事例への対処方法
  5. PMDA等による試験室関係の指摘事項
  6. サンプリングについて
    1. 評価することの意味
    2. 統計的な知識を持つ
  7. 無通告査察に備えて
  8. 人が創る品質/質を高める
    • 質疑応答

第2部. データインテグリティに対応した試験室内記録の重点管理ポイント

(2018年4月16日 13:15〜14:45)

 年々データインテグリティに関する関心は高まっている。データインテグリティの一般的なこと、GMP監査する立場から、試験室におけるデータインテグリティについて、実例を交えて紹介する。

  1. はじめに
  2. データインテグリティとは?
  3. データインテグリティのガイダンス及びALCOAの原則
  4. 規制当局査察及びGMP監査での指摘事例
  5. データインテグリティ問題への対応:重点管理ポイント
  6. まとめ
  7. 質疑応答

第3部. リスク分析に基づく効率的なDI対応システムの導入とそのバリデーション対応

(2018年4月16日 15:00〜16:30)

 近年、査察において、試験検査室におけるデータインテグリティ (DI) の不備を指摘される事例が相次ぎ、DIを担保する為に、記録の電子原本化が事実上の必須事項になりつつある。実際、弊社にもDI対応システム導入の引き合いが多数寄せられており、何社かに導入した実績もある。
 本講座では、そのシステム導入経験で得られた知見を整理・体系化したリスク分析に基づく効率的なDI対応システムの導入方法とそのバリデーション対応をご紹介する。

  1. コンピュータ化システムバリデーション (CSV) とは
  2. データインテグリティ (DI) 対応に必要な要件
  3. DI対応システムに求められる機能
  4. バリデーションの負荷を軽減する為に
  5. リスク分析の考え方
  6. システムで対応出来ること、出来ないこと
  7. 運用対応の考慮点
  8. 事例紹介
  9. 質疑応答

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問
  • 森 一史
    株式会社ヨッシャン
    代表取締役
  • 相馬 義徳
    東洋ビジネスエンジニアリング 株式会社 ソリューション事業本部
    コンサルタント

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/12 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2025/12/15 無菌医薬品 GMP入門 オンライン
2025/12/15 体外診断用医薬品開発のための製品ストーリー作成と事業戦略策定 オンライン
2025/12/15 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/15 非GLP試験における信頼性基準と信頼性確保のポイント オンライン
2025/12/15 原薬製造における洗浄プロセスの設計と洗浄バリデーション オンライン
2025/12/15 ICH Q9 (R1) : 品質リスクマネジメント改正の要点と暗黙知・知識管理の品質保証への落とし込み オンライン
2025/12/15 欧州・米国・アジア各国の知っておくべき薬価制度と最新動向 オンライン
2025/12/15 治験総括報告書及びCTD2.5の効率的な作成法と照会事項の分析 オンライン
2025/12/16 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/12/16 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/12/16 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/16 医薬品事業化のために必要な開発・上市戦略 オンライン
2025/12/16 GMPに対応した洗浄バリデーションは具体的に何を計画し、何を行い、何を証明すればよいのか オンライン
2025/12/16 バイオ医薬品・ウイルスベクター・遺伝子治療薬における超遠心分析の基礎と品質評価における具体的な分析検討方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集