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正しいFMEA/FTAの理解と品質問題未然防止策、DRBFM/Nakadeメソッド

正しいFMEA/FTAの理解と品質問題未然防止策、DRBFM/Nakadeメソッド

愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、FMEA/FTA・DRBFMについて基礎から解説いたします。
また、実践経験からの演習と事例紹介を取入れ、職場で活用できるポイントを具体的に分かりやすく学んでいただきます。

開催日

  • 2018年4月4日(水) 12時30分 16時30分
  • 2018年4月5日(木) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 研究・開発・設計・技術管理・生産技術、及び品質管理・製品審査・製造技術などを担当する技術系、技能系社員
  • 初めてDRBFMを学ぶ方

修得知識

  • DRBFMの基礎知識
  • FMEA/FTAの基礎知識と正しい活用法
  • システムから考える抜け漏れのない未然防止手法の習得

プログラム

  DRBFM は、「衆知を集めた品質問題未然防止法」で、「FMEAをベースにしたデザインレビュー (DR) 」のことです。この手法は、新規点、変更点・変化点に着目し、設計の見える化を図り、創造力をたくましくしてより多くの問題点 (特に潜んでいる問題点) を議論しながら、お互いの頭脳を刺激して、色々なことに気づくことで、問題の未然防止に結びつけることを目的としています。
 本講演では、「FMEAでは事故は防げない」と言い切るベテラン講師 (「DRBFM A級エキスパート」認定) が、これまでの車載電装品設計で培った経験を基にした独自の「Nakadeメソッド」と、実践経験からの「演習」及び「実践的な事例紹介」を取入れ、正しくDRBFMが職場で活用できるポイントを具体的に分かりやすく、学んでいただくことを狙いにしています。

  1. 最初にお伝えしたいこと
    1. FMEAでは事故は防げない
    2. FMEAとFTAの意外な関係
    3. 最初にゴールを決める (正しく企画)
  2. はじめに
    1. 品質問題の未然防止とは
    2. 開発段階における品質問題防止の意義
    3. そもそも「DRBFM」とは何か
    4. 私の推奨する「効果的未然防止検証法」
    5. 現状の課題
  3. デザインレビューの実態
    1. 形骸化したデザインレビューの実態
    2. 開発現場での実態と課題 … 「未熟/独りよがりの設計」
    3. 従来のFMEAの考え方
    4. 従来のFMEAで品質が良くならない理由
    5. FMEAの正しい使い方
    6. 品質未然防止問題の撲滅効果
    7. Nakade Method 商品力向上“7ケ条”
      1. 設計をシステムから考える
      2. 機能抽出と数値化
      3. 衆知を集めた最適設計手段
      4. 機能 – 故障と故障モード
      5. 対策のトレードオフ
      6. 真因を導く「なぜなぜ分析」の極意
      7. FMEA完成度向上のからくり
  4. リコール情報から学ぶ
    1. リコール情報の分析
    2. 考えさせられるタカタ製エアバック欠陥
    3. ソフト屋主導で失敗のプログラムミス
    4. 過去最高だった前照灯スイッチ リコールの再発 “イグニッションスイッチ”の大規模リコール
    5. ワイパーモータ被水とヒートポンプ事故の共通点
  5. 品質の判断記述・・・顧客不在の「車載/家電製品」事例に学ぶ
    1. フロントワイパ・バックギア連動リアワイパの装備対応
    2. カーナビ:液晶表面の傷…家電メーカの品質基準
    3. ミラーレスデジタルカメラ:メモリーカードエラー
    4. 主電源が見えない“IHクッキングヒーター”
    5. 浴室の浴槽掃除不備と浴槽内面の歪み
    6. 洗濯機購入2週間で異常音発生
  6. 品質とは
    1. 品質の考え方
    2. 品質の定義と分類
    3. 品質における顧客要求と満足
    4. すなわち品質とはお客様の満足
  7. 【グループ討議】なぜ品質問題が起きるのか。どうしたら、品質問題をなくせるのか?
    • グループ討議から見えてくる課題
    • 対策、手段、背反
      1. 品質問題未然防止法の考え方
      2. 重要 品質問題発生の原因
  8. FMEA/FTA/なぜなぜ分析
    1. FMEAの基礎知識
    2. FMEAとは
    3. FTAとは
    4. FMEA、FTAの見える化の有効性
    5. 「なぜなぜ分析」の誤解事例
    6. 正しい「なぜなぜ分析」の展開事例
  9. 信頼性設計の鉄則
    1. 信頼性の高い製品の定義と見落とし項目
    2. 使用環境/車の変化による事例解説
  10. DRBFMとは
    1. DRBFM法のイメージ
    2. 品質問題未然防止法「DRBFM」の定義
    3. DRBFM手法
    4. 未然防止の3ステップ/サイクル
    5. DRBFMの定義
    6. DRBFM = 衆知を集める
    7. GD3活動
  11. ケーススタディー「DRBFM」<演習※場合により変更の可能性あり>
    • いつまでも「飲み頃」タンブラーカップ
    • 機能から商品を考える衆知を集める体験 … 7つの帳票使用
      1. システム要件表
      2. 機能着眼点一覧表 … その製品の目的
      3. 気づきシート
      4. 変更点・変化点一覧表
      5. 組立構造図
      6. 変更点 – 機能の故障モード表
      7. FTA (タンブラーカップなぜなぜ分析)
      8. Nakadeメソッド DRBFMワークシート
      9. DRBFM推進での注意点解説
      10. Nakade メソッド 商品力向上“7ケ条
    • 質疑応答

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

10F 1004

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 180,000円(税別) / 194,400円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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