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アンメットメディカルニーズを掘り起こす市場調査・データ活用と戦略構築への応用

アンメットメディカルニーズを掘り起こす市場調査・データ活用と戦略構築への応用

~定性調査をいかにカスタマイズし、アンメットニーズを掘り起こすか? / リアルワールドデータがアンメットニーズの発掘にどのように活用できるのか?~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年3月9日(金) 10時00分17時15分

プログラム

第1部. カスタマイズした市場調査によるアンメットニーズの掘り起し

(2018年3月9日 10:00〜11:30)

 Unmet Needsはカスタマーのマインドの中に時に顕在的に、時には潜在的に存在する。 “Unmet”は「まだ満たされていない」という意味もあれば、「まだ出会っていない」という意味もある。疾患治療市場の成熟度や充足度によりUnmet Needsは様々であるし、ひとつの疾患市場においても医師と患者とではUnmet Needsへの認識が異なることは少なくない。 こうした様々なUnmet Needsをいかに掘り起こしていくかに対して決定版と言えるソリューションは無い。 Unmet Needsの掘り起しには、市場調査を状況に応じてカスタマイズし、クリエイティブに活用し、カスタマーからのインサイツを効果的に解釈して方向性を見出すことがカギとなる。

  1. 顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
  2. アンメットニーズのタイプと市場調査のアプローチパターン
  3. アンメットニーズを掘り起こす考え方のプロセス
  4. アンメットニーズを掘り起こすための調査デザイン
    • 掘り起こしにはカスタマーへの理解をさらに深めること
    • 定性調査と定量調査
    • 定性調査における技法など
  5. 市場調査結果をどう解釈するか?
  6. 市場調査により得られたインサイツから方向性を導き出す
  7. アンメットニーズを満たして成功した新薬ケーススタディ
    • 質疑応答

第2部. リアルワールドデータを用いたアンメットニーズの掘り起し

(2018年3月9日 12:15〜13:45)

 近年、我が国においてもリアルワールドデータ (RWD) の有効活用は重要な課題となっている。従来のプライマリーリサーチ (定量調査、インタビュー調査等) による想起データにくわえて、臨床現場での実データ (RWD) を活用した治療実態の把握からアンメットニーズの掘り起しの可能性を探ることも出来うるものと考える。
 本テーマでは、実際にRWDの解析事例を交えながら、アンメットニーズの掘り起しの可能性を検討する。

  1. リアルワールドデータについて
    • リアルワールドデータとは
    • リアルワールドデータによるデータベースの整理・特徴
    • 電子カルテ由来のリアルワールドデータDB
  2. リアルワールドデータの活用事例
    • プロダクトライフサイクルでみるリアルワールドデータ活用の概要
    • プロダクトライフサイクル時期でみるリアルワールドデータ活用事例
    • リアルワールドデータを用いたアンメットニーズの掘り起しの可能性
  3. リアルワールドデータ活用の今後の展開
    • 合併症も含めたアウトカム研究の可能性
    • 先端的なデータベース活用の可能性
    • まとめ
    • 質疑応答

第3部. アンメットメディカルニーズの市場性・市場規模の評価

(2018年3月9日 14:00〜15:30)

 アンメットメディカルニーズ市場は多数存在するが、その内実は各市場により異なる。 この講座では、なぜアンメットメディカルニーズになっているのかを詳細に分析することによってその市場性の違いを理解し、今までのように一言にアンメットメディカル市場と一括りにしないで各市場の特異性に見合った市場性の評価を考えていきたい。

  1. アンメットメディカルニーズ市場の定義
    1. 既存の薬剤がある市場
      • 生活習慣病などのマスマーケット市場
      • 感染症市場
      • 難病に分類されるニッチ市場
      • がんの市場
    2. 既存の薬剤がない市場
      • 感染症市場
      • 難病に分類されるニッチ市場
  2. 各市場の市場性評価の方法論
    • 質疑応答

第4部. サーベイの結果解釈およびそのマーケティングへの応用

(2018年3月9日 15:45〜17:15)

 「市場調査結果が出てから、何が言えるのか (言えそうなのか) を改めて考える」ということをやめない限りマーケティングに応用するのは難しい、という経験をこれまで何度もしたり、見てきました。 このセッションでは、どんな調査をすると、どんな聞き方をすると、結果の解釈に悩まずに次のマーケティングのアクションに進めるのかを皆さんで考えて行きましょう。

  1. 市場調査の結果のアルアル
    • 頭を悩ませるこんなケース、あんなケース
  2. どうしてそんなことが起こるのか
    • 背景とそこに潜む落とし穴について考えてみよう
  3. じゃあ、どうしたらよいのか?
    • 定性調査からのインサイトを活用するコツ
    • マーケティングアクションにつなげるためのチーム作り
    • 質疑応答

講師

  • 佐々木 岳
    株式会社 シード・プランニング
    専務執行役員
  • 小久保 欣哉
    二松學舍大学 国際政治経済学部 国際経営学科
    准教授
  • 内堀 雅之
    東京薬科大学
    非常勤講師
  • 尾上 昌毅
    株式会社マーケティングインサイツ
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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