技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗体医薬品製造におけるダウンストリーム工程の開発とスケールアップ技術

抗体医薬品製造におけるダウンストリーム工程の開発とスケールアップ技術

~設備や機器・デバイスの概要、工程で求められるポイント、ラボスケールから製造スケールへのスケールアップ手法など~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに解説いたします。

開催日

  • 2017年10月31日(火) 12時30分 16時30分

プログラム

 バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに紹介します。
 細胞や夾雑物と不純物を取り除き、目的物質の純度を高め高濃度化し原薬ができるまでの各ステップを、設備や機器・デバイスの概要、工程で求められるポイント、ラボスケールから製造スケールへのスケールアップ手法、連続運転に向けたプロセス強化手法などについて、最新のトレンドも踏まえて解説します。

  1. はじめに
    1. バイオ医薬品の市場規模
    2. バイオ医薬品開発の流れ
    3. バイオ医薬品パイプラインと開発の現状
  2. バイオ医薬品製造のダウンストリーム工程の概略
    1. 精製によるバイオ医薬品の収率と不純物除去の概念
    2. 製造フローの概要
    3. バイオ医薬品精製施設の変遷 – マルチユースからシングルユースへ
    4. バイオ医薬品精製施設の変遷 – バッチから連続運転へ
  3. 目的物回収と不純物除去を踏まえたダウンストリーム開発
    1. 各工程の機能を踏まえた精製マトリックス
    2. ダウンストリームプロセス開発における操作パラメーター
    3. 実験計画法の利用とQbD
    4. 工程設計の流れ
    5. 不純物クリアランスと回収率
  4. 清澄化工程
    1. 清澄化工程の概要と現状
    2. 清澄化技術の比較
    3. 清澄化工程のポイント
    4. 清澄化工程の開発とスケールアップ
  5. クロマトグラフィー工程
    1. 抗体精製におけるクロマトグラフィーとモード
    2. プロテインAアフィニティクロマトグラフィー
      • プロテインAクロマトグラフィーの概要
      • プロテインAクロマトグラフィー工程のポイント
      • プロテインAクロマトグラフィー工程の開発手法
      • プロテインAクロマトグラフィーのサイクル処理
    3. イオン交換クロマトグラフィー
      • イオン交換による精製手法の概要
      • 結合&溶出モードとフロースルーモード
      • 吸着容量と分離性能を踏まえた工程のポイント
      • フロースルーモードによるプロセス強化
      • クロマト樹脂のスクリーニング手法
      • イオン交換クロマトグラフィーのスケールアップ方法
  6. 濃縮・ダイアフィルトレーション
    1. タンジェンシャル・フロー・フィルトレーション (TFF) の概要
    2. TFF工程の要求事項とポイント
    3. TFF工程の開発手法と運転条件設定
    4. シングルパスTFFの利用
  7. ろ過滅菌フィルター
    1. フィルターの種類とタイプ
    2. フィルターに求められる性能
    3. フィルターのサイジング
  8. ウイルスクリアランス
    1. ウイルス安全性確保の重要性
    2. 製造工程におけるウイルスクリアランス
    3. 低pHによるウイルス不活化工程
    4. プロテインA工程との連携による連続処理
    5. ウイルスフィルターによるウイルスの除去
    6. ウイルスフィルター選定のポイント
    7. ウイルスフィルター工程の強化手法
  9. おわりに
    1. 抗体製造のダウンストリーム技術のまとめ
    2. これからの抗体製造プロセスのダウンストリーム

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/26 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/8/26 グローバル開発でのEU-RMP/REMS/J-RMPの比較・差異とRMP (医薬品リスク管理計画) 作成・安全対策の留意点 オンライン
2024/8/26 R&D領域のデューデリジェンスで確認すべき (した方がいい) ポイントと不透明な段階におけるリスクヘッジの考え方 オンライン
2024/8/26 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2024/8/27 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/8/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/8/27 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 東京都 会場・オンライン
2024/8/27 米国FDA査察の概要・役割とFDA実地査察における準備・対応及び手順書作成の留意点 オンライン
2024/8/27 再生医療等製品の輸送方法の開発、安定性試験の実施 オンライン
2024/8/27 神経障害性疼痛の診断・治療の現状と求める新薬像 オンライン
2024/8/28 単なる書類監査で終わらない実効性のある監査にするための監査員養成講座 東京都 会場・オンライン
2024/8/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/8/28 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/8/28 実践的な製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2024/8/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/8/28 バイオ医薬品 GMP入門講座 オンライン
2024/8/28 体外診断薬における開発から販売・サービスまでの構築実務とノウハウ オンライン
2024/8/28 パイロジェン試験の基礎および日米欧三薬局方との比較 オンライン
2024/8/28 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2024/8/28 国内外規制 (ICH-Q3E・局方) をふまえたE&L (Extractables and Leachables) 評価・分析の留意点と基準の考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性