技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品開発早期での売上予測と事業性評価

医薬品開発早期での売上予測と事業性評価

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月19日(木) 10時30分 17時30分

プログラム

第1部. 事業化戦略/薬価により乱高下する事業価値の最大化、的中/間違いの分かれ目

(2017年10月19日 10:30〜12:00)

 創薬研究開発品目/ライセンス品目の事業価値リターンを最大化し、次世代の研究開発へ原資を配分する為にも重要だ。価値最大化を実現するには当該品目の潜在属性を顕在化し、価値を規定するメカニズム、変動要因などの理解が欠かせない。実践実務を通して実戦センスを磨く為の示唆提案をしたい。

  1. 研究開発品目の事業価値を評価する目的、タイミング
  2. 評価者と評価社が違うと事業価値は大きく上下する、なぜか?
  3. 研究開発戦略、薬価を含む事業化戦略、マーケティング戦略など、繋がりが鍵
  4. 予測はどのようにアプローチ? 演えき的 vs.帰納的、仮説構築そして検証
  5. 仮説検証ツールとしてマーケットリサーチの活用、その効用と課題解決代替案
  6. 1st-in-Class とBest/Last-in-Classの主な特徴・違いにより上記3の戦略は違う
  7. 新規化合物、Re-profiling/Re-positioningから価値創出、DDSは付加価値を与える
  8. 事業価値に大きなインパクトを与える要素は何か?妥当な高薬価へのアプローチ
  9. 事業価値評価の的中と間違いの分かれ目は何だろう、そうならない為に〇〇〇
  10. 実践実務を通して事業価値評価GO/No-go人財育成、初心者、中級者、先端者
    • 質疑応答

第2部. 医薬品開発早期の売上予測の精度を上げるマーケットリサーチの重要性

~マーケットリサーチが貢献できること、目から鱗の活用法~

(2017年10月19日 12:45〜14:15)

 医薬品開発早期に行う売上予測は、不確実性の高い遠い将来についての予測となる。予測精度を上げるためには、的確な仮説を積み上げた強固な論理構築が必須。また、将来起こり得るマーケットイベントも考慮する必要がある。 予算が限られている早期段階で、いかにこれらの課題を解決して精度の高い予測に基づく意思決定を行うか?マーケットリサーチの最適な活用法がカギとなる。

  1. 早期開発段階に行う売上予測の難しさ
    1. 遠い将来の不確実性
    2. 海のものとも山のものとも
    3. 予算の制約
  2. 早期開発段階で行う事業性評価におけるマーケットリサーチ
    1. 早期事業性評価におけるマーケットリサーチの重要性は増している
    2. この段階のマーケットリサーチで押さえるべき要諦
  3. 早期開発段階に行う売上予測でおさえる点
    1. 腫瘍性疾患、貧血疾患をはじめとした臨床例での知見
  4. マーケットリサーチ結果の解釈と売上予測への活用
    1. リサーチ結果の解釈
    2. 売上予測モデルのための仮説設定
    3. 知を結集した論理構築
    4. 幅を持たせたシナリオ分析
    • 質疑応答

第3部. 開発早期の売上予測の基本プロセスと患者数予測と市場規模予測

(2017年10月19日 14:30〜17:30)

 開発早期における市場および売上予測は、当然のことながら当該薬剤の臨床プロフィールが定まらない条件下で行われるため、精度の低さについて覚悟を強いられる。そのような作業における普遍的な考え方について、論述を試みたい。

  1. 演者の失敗事例
    1. ある特効薬の売上予測:なぜ、見誤ったか?
    2. 海外のエビデンスやガイドラインは、売上予測に有用か?:なぜ、医学的な理屈どおりに売れない?
    3. あるプライマリーケアドラッグにおける非医学的売れ方:これもサイエンス?
  2. いわゆる患者モデルの功罪
    1. いったい、患者モデルは何を根拠に作られているのか?
    2. なぜ、皆盲信するのか?
    3. 高級「ブラックボックス」に惑わされるな!
  3. 市場予測を立てるときに大切にしたい考え方
    1. 「High/Mid/Low 症候群」:この一見正しそうで馬鹿げた議論。
    2. A good drug sells itself:本当にあったマーケティング先進企業での話。
  4. 予測をするときに大切にしたいこと:再論
    1. 定量データの扱い方と限界
    2. 定性データの取り方と重要性:人間が基本。
    3. 統計学をきちんと理解しよう。
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/5 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/3/5 2025年最新の疼痛治療戦略および求める薬剤のプロファイル オンライン
2025/3/5 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/3/5 早期承認取得のためのPMDA申請戦略および提出資料 (照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2025/3/6 研究開発部門が行う高収益ビジネスモデルの構築 オンライン
2025/3/7 初任者のためのQA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/3/7 知財KPIの設定とIPランドスケープの実践事例 オンライン
2025/3/7 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/3/7 滅菌バリデーション実務および各種バリデーションのポイント オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/10 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/3/10 メディカル系分野 (体外診断薬・医療機器・再生医療) における情報収集戦略とAIを駆使した情報収集事例と分析 オンライン
2025/3/10 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/10 医薬品が患者に及ぼすリスクを軽減するための是正措置・予防措置 (CAPA) オンライン
2025/3/11 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/3/11 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/26 新たな患者満足度測定手法と増患・増収対策
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)