技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理

医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理

~UR・URSから設計、バリデーション、維持管理まで / 医薬品工場空調設備の設計に従事してきた空調設備設計者による実践的講座~
オンライン 開催

視聴期間は2025年3月5日〜19日を予定しております。
お申し込みは2025年3月5日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医薬品製造設備におけるクリーンルームについて取り上げ、クリーン化の基礎、クリーンルームの効果的な維持管理方法について解説いたします。

開催日

  • 2025年3月5日(水) 13時00分 2025年3月19日(水) 16時30分

受講対象者

  • クリーンルーム管理、実務の担当者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設
  • クリーンルーム管理、実務で課題を抱えている方

修得知識

  • 医薬品工場におけるクリーンルームの基礎
  • 製造室内環境、特に清浄度維持のために最低限やるべきこと、やってはいけないこと
  • 医薬品工場の空調設備を計画・構築するために必要な知識、ポイント
  • 室内環境条件に応じたシステム
    • 温度
    • 湿度
    • 室圧
    • 換気・循環回数
  • 熱源機器、空調機器、フィルターの基礎知識
  • 空調機器類の保守管理とトラブルシューティングの例
  • 空調設備のバリデーションの要領 (DQ、IQ、OQ)

プログラム

 製造設備のエンジニアリング部門は在っても、空調設備等のそれが無い会社・工場・製造現場等は珍しくありません。どの専門分野でも言えることですが、問題等が発生したとき、改善しなければいけない事象が発生したときに、その道のプロであれば些細なものであっても、専門外の人にとっては大きな問題となります。
 その道のプロでは無い方が、医薬品製造クリーンルームや空調設備についての最低限必要な知識を得られれば、自社の製造現場の環境維持や問題の抽出、改善・解決の一助になるのではと考えます。
 さらに、問題が発生し、その道のプロへ相談する必要があった時でも、最低限の知識があれば、問題解決までの工程をいくらかショートカットできるものと思います。
 本セミナーではクリーンルームとそれを構成している空調設備について、実際の現場の写真・イラスト・書式をまじえて解説させていただきます。

  1. クリーンルームの基礎知識
    1. 医薬品工場にクリーンルームが必要なわけ
    2. クリーンルームの定義/用語/規格のおさらい
  2. クリーンルームの4原則
    1. クリーンルームを維持するために必要な「クリーンルームの4原則」の解説
    2. クリーンルーム4原則の実例紹介
  3. 医薬品工場における空調設備の設計について
    1. 空調設備の構成
    2. 医薬品工場の空調設備の特徴、構成
    3. アイソレータ、RABS、クリーンブース
    4. サンプリングブース
    5. 温湿度条件と空調方式/熱源設備
      • 冷水
      • ブライン
      • 除湿機
    6. 温湿度条件と冷却・除湿方式の違い
    7. 室内への送風量はどうやって決めるのか
    8. BCP対応
      • 冷凍・冷蔵庫の例
      • コージェネの例
    9. 熱源設備、加湿蒸気
    10. 室圧・室間の風向き
    11. 室圧設定の工夫、非無菌製剤の場合での気をつけたい点、
    12. 室圧・室間差圧を安定維持させるための基本
    13. 室圧制御の方法
    14. 更衣室〜製造室への室圧の例
    15. 清浄度と換気回数
    16. 清浄度と換気回数の関係
    17. フィルタについて
    18. フィルタの種類と使い分け
    19. HEPAはH13?
    20. HEPAの交換の目安、寿命
  4. 医薬品工場内クリーンルームの管理
    1. 環境モニタリング、清浄度モニタリングの種類
    2. 清掃、除染方法の紹介
    3. クリーンルームへの持ち込み管理
    4. 空調設備機器類のメンテナンス計画、管理項目と更新年限の目安
    5. 室圧、清浄度、温湿度の初期異常からのトラブルシューティング
  5. 空調設備のバリデーションについて
    1. バリデーション対象エリア、系統、機器の絞り込み
    2. DQ/IQ/OQの要領とチェックリストの実例
    3. HEPAリークテストの概要
    4. CSVについて
    • 質疑応答

講師

  • 宮本 貴之
    Daigasエナジー株式会社 技術部 エネルギーソリューション 第1チーム 第1グループ
    副課長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年3月5日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/16 スプレッドシートの合理的バリデーションとデータインテグリティ管理・運用の具体的ポイント オンライン
2025/1/16 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点 オンライン
2025/1/17 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/17 クリーンルームの基礎講座 オンライン
2025/1/17 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/20 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)