技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車に用いられるエラストマー材料、その採用と今後の展望

自動車に用いられるエラストマー材料、その採用と今後の展望

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車に用いられるエラストマー材料について、自動車メーカーの要求特性と、技術課題とその対策について詳解いたします。

開催日

  • 2017年10月17日(火) 10時00分17時00分

プログラム

第1部 最新の熱可塑性エラストマー材料解説

(2017年10月17日 10:00〜11:40)

~TPEの種類と特性から最新の成形技術と異材接合、 加飾法、並びに自動車を中心に用途解説~

 各種熱可塑性エラストマー材料を見て、触って理解し、最新の成形技術を通じて自動車用途を中心とした用途展開の開発のヒントが学べます。

  1. 熱可塑性エラストマー材料編
    1. TPE材料の各論 (種類、特性)
    2. TPE材料の改質と耐久性
  2. 熱可塑性エラストマー成形編
    1. 最新の成形技術 (射出、押出し、ブロー)
    2. 成形不良原因と解決法 2 – 3 異材接合技術
  3. 熱可塑性エラストマー用途編
    1. TPE材料の採用理由
    2. インパネ成形を中心とした最新の成形法と用途事例
    3. 車用途他事例
    4. 車以外の用途事例
  4. 熱可塑性エラストマー市場編
    1. TPE材料のリサイクルの実例
    2. TPE材料の今後の展望
    3. 少子高齢化社会とTPEの役割
    • 質疑応答

第2部 ポリエステル系エラストマー材料の動向、 自動車分野への応用展開について

(2017年10月17日 12:30〜13:30)

 ポリエステル系熱可塑性エラストマーの基本事項 (構造、物性、特徴など) を概説 した後、ポリエステル系熱可塑性エラストマー「ハイトレルR」の製品展開と共に 自動車分野用途展開について紹介する。 また、新規グレードの特徴とその応用展開についても紹介する。

  1. ポリエステル系熱可塑性エラストマーの特徴
    1. 構造・品種
    2. 製法・加工法
    3. 物性・特長
  2. ハイトレルRのグレードラインナップ
  3. ポリエステル系熱可塑性エラストマーの用途展開
    1. 自動車部品用途の状況
    2. それ以外の特徴的な用途
  4. 新規用途展開について
    1. 異種材接合グレード
    2. 柔軟透明グレード
    3. 高耐熱グレード
    • 質疑応答

第3部 ゴム・エラストマー材料の高圧水素機器への適用技術

(2017年10月17日 13:40〜14:40)

  1. 高圧水素シール技術課題
    1. 水素エネルギー社会におけるシール技術
    2. Oリングの機能・役割
    3. ガスシール機構
  2. 高圧水素による影響
    1. 高圧曝露
    2. 繰り返し加減圧
  3. 高圧水素機器への適用
    1. 状態変化
    2. 水素透過
    3. 破壊現象・ブリスタ
    • 質疑応答

第4部 スチレン系エラストマー材料の動向、自動車分野への応用について

(2017年10月17日 14:50〜15:50)

  1. 水素機器用エラストマー材料の動向
    1. 種類と特性
    2. その利用状況
  2. 水素機器用エラストマー材料の課題
    1. 材料物性について
      • 強度
      • 耐熱性
      • 耐寒性
      • 耐候性
      • 電気絶縁性 他
    2. 水素侵入による気泡発生や体積変化による破壊
    3. その他
    • 質疑応答

第5部 次世代自動車へ期待される プラスチックとエラストマー

- 各種エラストマー材料における自動車分野への応用と今後の展望 –

(2017年10月17日 16:00〜17:00)

 地球温暖化防止への取り組みは自動車にとっての最大の課題になっている。それに対してクルマとしては電動化への動きであり、車両重量は軽量化を目指している。そこにたいしてプラスチックはCFRPが脚光を浴びているしエラストマーに対してもタイヤをはじめとして軽量化にむずびつく熱可塑性エラストマ – への適用も進んでいる。このような次世代車にプラスチックとエラストマーの動向について紹介する。

  1. 地球温暖化防止への取り組み
    1. 2050年の目標
    2. 電動化と軽量化
  2. 次世代自動車におけるプラスチックとエラストマー
    1. 電動化への動きと共通課題
    2. リチウムイオン電池に使われる高分子材料
    3. 高熱伝導絶縁材料
  3. プラスチックとエラストマーによる軽量化
    1. プラスチックによる軽量化効果
    2. モジュール化へのプラスチック
    3. CFRPによる軽量化
    4. エラストマーによる軽量化
    5. 軽量化への考え方
  4. その他温暖化防止への方策
    1. 省燃費タイヤ
    2. 温暖化を防ぐエアコン用冷媒
  5. おわりに (今後の自動車)
    • 質疑応答

講師

  • 柳澤 秀樹
    エラストマー ソリューションズ カンパニー
    代表
  • 常峯 邦夫
    東レ・デュポン 株式会社 ハイトレル技術部
    部長
  • 古賀 敦
    NOK 株式会社 湘南開発センター 材料技術部
  • 栗原 豊明
    株式会社 クラレ エラストマー事業部 開発マーケティング部 第一グループ
    グループリーダー
  • 大庭 敏之
    大庭塾
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/25 シール技術 東京都 会場・オンライン
2026/2/25 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/2/26 繊維リサイクルの最新動向と混紡繊維・ポリアミド素材の革新的リサイクル技術 オンライン
2026/2/27 生体親和性材料の界面設計・評価・スクリーニング オンライン
2026/3/2 PFAS規制の最新動向および代替技術の開発動向 オンライン
2026/3/3 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2026/3/3 軽EV (軽の電気自動車) を始めとした次世代自動車の最新動向と事業機会 オンライン
2026/3/5 プラスチック材料の高次構造・力学物性の制御・解析手法 オンライン
2026/3/6 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2026/3/6 次世代自動車に求められる電動化・自動運転技術のメカニズムと構成要素、今後の展望 オンライン
2026/3/9 高剪断成形加工技術の原理・新材料創製・量産化 オンライン
2026/3/10 重合反応の基礎・応用 オンライン
2026/3/12 インキャビンセンシング (ドライバ監視・車室内モニタリング) 技術開発のポイントと最新市場トレンド オンライン
2026/3/13 プラスチック添加剤の選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2026/3/17 シリコーン製品の企画・開発に向けた材料・製品特性の理解と顧客ニーズに対応する開発戦略 オンライン
2026/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2026/3/19 半導体封止材用エポキシ樹脂と硬化剤・硬化促進剤の種類・特徴および新技術 オンライン
2026/3/23 プラスチック材料の高次構造・力学物性の制御・解析手法 オンライン
2026/3/25 プラスチック製品の強度・安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2026/4/14 ゴム材料・エラストマー・添加剤の分析手法と劣化解析 オンライン