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ライトフィールドカメラ/ライトフィールドディスプレイの基礎理論と最新動向

ライトフィールドカメラ/ライトフィールドディスプレイの基礎理論と最新動向

~その次のカメラ、その次のディスプレイへの革新技術へ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ライトフィールドの基本的な考え方から、理論的背景、解析方法、最新技術動向まで詳解いたします。

開催日

  • 2017年9月14日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ライトフィールドの全体像
  • ライトフィールドを取り扱うための理論的基礎
  • ライトフィールドカメラとライトフィールドディスプレイの原理と研究動向
  • ライトフィールドの応用先

プログラム

 ライトフィールドは、光を電磁場などの物理的な場と同様に捉える考え方であり、かつ、光を記述する関数でもある。一般には、ライトフィールドは、2次元の位置と、2次元の方向の4次元の情報で表さられ、様々な処理や解析を行う。
 1996年にコンピュータグラフィックス分野で本格的に研究が始まったライトフィールドは、当初は、複数枚の画像から新しい画像を生成するイメージベースドレンダリングの一手法という位置付けであった。しかしながら、現在は、多くの研究によりコンピュータグラフィックスやコンピュータビジョン、画像処理だけでなく、光学設計、ディスプレイ、カメラ、他分野でも有用であることがわかってきた。ライトフィールドは理論的な解析も進んできており、今まで以上に幅広い領域に応用が広がりつつある。近い将来、関連分野では必須の知識・技術となると予想される。一方で、ライトフィールドの日本語での解説は少なく、国内では十分な認知がされているとは言いがたい状況である。
 そこで、本セミナーでは、ライトフィールドの基本的な考え方から、記法、理論的背景、解析方法について説明し、続いて、ライトフィールドの主な応用先である、カメラとディスプレイについて最新の研究結果も交えながら解説を行う。

  1. ライトフィールドの基礎
    1. ライトフィールドとは何か
    2. ライトフィールドの背景・歴史
    3. ライトフィールドの理論的基礎・特性
  2. ライトフィールドの理論
    1. 光線空間
    2. ライトフィールドの定式化
    3. ライトフィールドの座標系
    4. ライトフィールドのサンプリング理論
    5. ライトフィールドの処理
  3. ライトフィールドカメラ
    1. ライトフィールドカメラの原理
    2. ライトフィールドカメラの実装例
      1. カメラアレイ方式
      2. レンズアレイカメラ方式
  4. ライトフィールドディスプレイ
    1. ライトフィールドディスプレイの原理
      1. 標本化方式ディスプレイ
      2. 積層方式 (テンソル) ディスプレイ
    2. ライトフィールドディスプレイの実装例
    3. ライトフィールドディスプレイの応用
      1. 立体ディスプレイ
      2. 焦点調節機能付きライトフィールドディスプレイ
      3. ヘッドマウントディスプレイへの応用
      4. メガネ型ディスプレイへの応用
  5. ライトフィールドの可能性と今後
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
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  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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