技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CTD-Q(Quality) 全4回集中コース

CTD-Q (Quality) コース

CTD-Q(Quality) 全4回集中コース

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月26日(月) 10時30分 16時30分
  • 2017年6月27日(火) 10時30分 16時30分
  • 2017年7月24日(月) 10時30分 16時30分
  • 2017年7月25日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 物質の構造決定には、様々な分析手法が駆使される。しかしながら、未知物質を用いた個々の測定結果からその構造を決定することは難しい。通常は、原材料 (出発物質) の構造・製造方法の理解・中間体の同定等に基づいて、目的物質の理論構造を定め、測定結果がその構造を支持することから理論構造の妥当性を説明することとなる。この説明プロセスは、標準物質の構造決定並びに原薬 (製剤中の有効成分) の確認試験にも活用される。
 目的物質の特性解析には,その構造解析の他に、目的物質関連物質及び目的物質関連不純物に関連する特性解析も含まれる。不純物 (分解物、変化体、工程由来不純物) の管理には、これらの生成メカニズムの特定 (推定) も必要となる。また、物質量の特定の他に、免疫学的性質並びに生物活性が必要になることもある。これらの特性が原薬 (製剤中の有効成分) の品質に影響する場合には、適切な規格及び試験方法を設定した上での品質管理が不可欠となる。
 CTDに記載するこれらの一連の説明プロセスを解説する。
 なお、特性解析並びに不純物の説明資料は、プロダクト固有の同等性の説明にも直接影響するため、製造工程の開発経緯への提示方法についても解説する。

  1. 構造決定と特性解析
    1. 目的物質の特定
      • 構造式の説明:製造プロセス
      • 分子式の説明:元素分析
      • 分子量の説明:質量分析
      • 一次構造の説明
      • 官能基の説明
      • 二次構造の説明
      • 立体異性体 (不斉炭素、光学純度) の説明
      • 生物活性:有効性の根拠
      • 免疫学的性質
      • 物質量
      • 吸湿性、溶解性、塩、多形・結晶形
    2. 目的物質関連物質
      • 製造のバラツキ
      • バイオプロダクトにおける不均一性
      • 同等性の判断根拠と有効性の保証
    3. 標準物質の設定
  2. 不純物
    1. 目的物質関連不純物
      • 分解物、変化体の説明
      • 評価方法と存在量
    2. 工程由来不純物
      • 評価方法の測定感度と除去能 (クリアランス) の提示
      • 残留溶媒・残留金属
      • 安全性の説明と工程管理
    3. 微生物学的評価項目
    4. 製法変更時の同等性の判断根拠
  3. 規格及び試験方法の設定
    1. 確認試験の要件
    2. 純度試験の要件
    3. 定量法の要件
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 114,000円 (税別) / 123,120円 (税込)
複数名
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 60,000円(税別) / 64,800円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 114,000円(税別) / 123,120円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 180,000円(税別) / 194,400円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース申込セット受講料について

  • 全4コース
    • 通常受講料 : 184,680円(税込) → 全3コース申込 割引受講料 123,120円(税込)
  • 3コース
    • 通常受講料 : 138,510円(税込) → 全3コース申込 割引受講料 92,340円(税込)
  • 2コース
    • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)

4日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/16 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/16 事例を交えて学ぶ共同研究契約・共同出願契約等に関するポイントと実践的対処方法 オンライン
2024/4/17 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/4/17 医薬原薬・ファインケミカル製品における連続生産プロセスの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/4/17 EO滅菌バリデーションの留意点・リスク・課題およびFDAによる稼働停止措置と代替滅菌プログラムの動向 オンライン
2024/4/17 GMP監査と当局査察・無通告査察対応セミナー オンライン
2024/4/17 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/17 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/18 非臨床試験・CMC試験の信頼性確保/保証のポイント オンライン
2024/4/19 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/4/19 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/4/19 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/22 Excelで作成可能な医療用医薬品の販売予測のポイント オンライン
2024/4/23 「バイオ医用高分子」入門 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略 (製本版 + ebook版)
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)