技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ジェネリック医薬品におけるCTD作成・申請のコツ

ジェネリック医薬品におけるCTD作成・申請のコツ

~2017年3月申請の義務化への対応~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年2月17日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部. 後発医薬品を含む医薬品のCTDの基礎と作成のポイント

(2017年2月17日 10:30〜12:30)

 2017年3月1日以降に承認申請を行う後発医薬品について、申請時に提出する申請書の添付資料を、CTD形式とすることが義務化される。
 しかしながら、これまでに後発医薬品では、CTDを基に審査がされることは少なかったことを踏まえると、新医薬品におけるCTDの審査方法が参考とされると想定される。
 そこで、本講演では、新医薬品の審査経験を基に、後発医薬品のCTD作成上の留意点を説明する。

  1. PMDA
  2. 後発医薬品の審査の流れ
  3. 承認申請書作成上の留意点
  4. CTD作成上の留意点
    • 製造方法
    • 規格及び試験方法
    • 安定性
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部. 後発医薬品承認申請に際してのCTD対応並びに機構相談・対面助言の活用

(2017年3月1日 13:15〜14:45)

 後発医薬品の承認申請書に添付すべき資料にCTDの適用されるに先立ち 新医薬品のCTD適用の導入時から今日に至る集積された知見について理解する事は、後発医薬品のCTD適用への円滑な移行に必須なものと考えられる。
 後発医薬品の申請業務担当者の理解にとどまらず、承認申請書に添付する資料 (CTD) 作成のプロセスイノベーションによって、資料の品質を確保し審査調査段階における照会・回答のやり取りを効率化が図られる。
 また今回は、新医薬品の医機構相談・対面助言の活用の仕方を解説し、相談者として、後発医薬品での本格的な活用時の参考にして頂きたい。

  1. CTD (国際共通化資料)
    • 趣旨、適用範囲
    • CTD構成承認申請書に添付すべき資料のまとめ方
    • 承認申請書に添付すべき資料の編集時のる留意点
    • 医薬品の承認申請に際し添付すべき資料資料の作成
  2. 後発医薬品の医薬品医療機器総合機構における審査調査
    • 承認申請
    • 同一性調査 照会 (指示) ・回答
    • 同一性調査における整備指示・差換え
    • 適合性調査
    • 適合性調査について
    • 適合性調査運用方法
    • GCP実施調査
  3. 後発医薬品CTD適用
    • 審査課長通知
    • 事務連絡
    • 後発医薬品に係るCTD第2部 記載例 (日本ジェネリック製薬協会)
  4. 後発医薬品 相談対面助言の活用の機会
    • 対面助言
    • 区分と内容
    • 後発医薬品生物学的同等性相談
    • 後発医薬品品質相談
    • 後発医薬品相談の受付方法等
    • 相談の流れ (概要)
  5. 対面助言のための留意点
    • 対面助言全般に関する留意点
    • 相談事項 作成に関する留意点
    • 相談資料作成に関する留意点
    • 照会事項回答作成に関する留意点
    • 事前面談に際しての留意点
    • 対面助言 (本相談) に際しての留意点
    • 対面助言結果確認のための留意点
    • 対面助言 記録確定に際しての留意点
  6. 後発医薬品 eCTD
    • 申請資料作成管理 (プロセスマネジメント)
    • eCTD 編纂作業
    • 申請ならびに申請後対応
    • データ/申請に係る情報の品質管理
    • eCTDソーシングの選択
    • 質疑応答

第3部. 新薬の審査報告書の照会事項及び指摘事項から学ぶジェネリックCTD申請への対応

(2017年3月1日 15:00〜16:30)

新薬の審査報告書を題材にして、同じような照会事項を受けないための申請資料の作成法を検討する。また、CTD申請書及び照会事項の回答書作成上の留意点もまとめてみたい。

  1. 新薬の審査情報
    • 医薬品医療機器総合機構 (PMDA) のホームページ
    • PMDAの研修会での発表資料
    • 各ガイドラインの情報
  2. 審査報告書の照会事項
    1. 品質
      • 原薬の規格、試験方法
      • 製剤の規格、試験方法
      • 製剤の安定性試験
    2. 生物薬剤学試験 (臨床)
      • 溶出試験
      • 生物学的同等性試験
    3. ベネフィット&リスク
      • 既存薬と比較して
  3. 適合性書面調査の指摘事項
  4. GCP実地調査の指摘事項
  5. CTD申請書作成上の留意点
  6. 照会事項へ回答する際の留意点
    • 質疑応答

講師

  • 浅田 隆太
    国立大学法人 岐阜大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究センター
    准教授 / 副センター長
  • 安田 賢児
    ファーマナレッジイニシアティブ 株式会社
    代表取締役
  • 田島 清孝
    元 内資系製薬会社 メディカルライティング室
    課長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2024/7/5 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン
2024/7/8 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/7/8 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/7/9 医薬品市場予測・マーケティング 基礎と応用 オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2024/7/9 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2024/7/9 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/7/9 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/7/9 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/7/10 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2024/7/10 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/7/10 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/10 データインテグリティの具体的な手順書作成セミナー オンライン
2024/7/12 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/12 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/12 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 オンライン
2024/7/16 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/7/17 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2024/7/17 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望