技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

造粒・打錠プロセスの基礎とトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粉体の圧縮メカニズム、それぞれの打錠障害を起す原因とその改善法、打錠用顆粒の適正なつくり方、さらに製剤化のスケールアップについても解説いたします。

開催日

  • 2016年12月8日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 打錠に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • 造粒プロセスの基礎とトラブル対策
  • 造粒の基礎
  • 打錠用顆粒としての最適な造粒法
  • 攪拌造粒・流動層造粒における留意点
  • 造粒における含量均一性を確保するための操作技術
  • 打錠プロセスの基礎とトラブル対策
  • 打錠の基礎
  • 打錠障害のメカニズムと評価法と改善
  • 錠剤化で問題となる錠剤の重量変動と薬物の含量均一性の改善
  • 打錠工程におけるトラブルの改善事例

プログラム

 錠剤化において、重要な製剤技術は造粒、粉体の圧縮等である。
 本講演では、造粒および打錠、それぞれのプロセスに分けて、各工程における製剤化技術の基礎とトラブル対応に関して解説する。造粒工程で、原薬物性に適した造粒法、原薬物性の改質、攪拌造粒、流動層造粒、押出し造粒および乾式造粒法に関して事例をもって説明する。打錠工程では、粉体の圧縮メカニズム、キャッピングおよびスティッキング機構、それぞれの評価法とその改善法。また、直接打錠における薬物の均一分散性を高める方法。造粒および打錠プロセスのスケールアップとその問題点とその対策、さらに、効率的なスケールアップの進め方についても解説する。
 最後に、圧縮成型時にフィルム形成とスティッキングが発生したトラブル事例について、その改善方法。さらに、激しい打錠障害が発生する原薬の対処法などについても触れたい。また、本セミナーでは、造粒装置における最近の動向として連続造粒の事例について紹介する。

  1. 造粒プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 造粒の定義
    2. 造粒の方法
    3. 原薬物性に適した造粒法
    4. 原薬物性の改質
    5. 打錠用顆粒として適正な造粒法
    6. PL値 (可塑限界) とは?
    7. PL値の簡易測定法
    8. 撹拌造粒のメカニズムと撹拌造粒の事例
    9. 撹拌造粒で製した顆粒の粒度毎含量分布
    10. 流動層造粒のメカニズムと流動層造粒の事例
    11. 流動層造粒で製した打錠用顆粒の粒度別の主薬含量と錠剤の含量均一性
    12. 攪拌転動流動造粒とパルス流動層造粒乾燥装置
    13. 撹拌造粒および流動層造粒における結合剤の添加方法
    14. 押出し造粒の事例と添加水の影響
    15. 錠剤を押出し造粒で製した場合の含量均一性
    16. 乾式造粒の概要と乾式造粒の事例
    17. 造粒のスケールアップでの問題点と効率的な進め方
    18. 最近の造粒装置の動向と連続造粒の事例
  2. 打錠プロセスの基礎とトラブル対策
    1. 原薬 (粉体) の圧縮メカニズム
    2. 走査型電子顕微鏡でみる粉体の圧縮
    3. 原薬 (粉体) の圧縮性評価
    4. 打錠で要求される要素と要因
    5. 粉体の流動性の評価
    6. 結晶セルロースの動的流動性
    7. 錠剤の含有水分と成形性
    8. キャッピングの機構と評価法およびその改善方法
    9. スティッキングの機構と評価法およびその改善方法
    10. 錠剤の重量変動に対する変動要因
    11. 湿式打錠および直接打錠における錠剤の重量変動を抑制する方法
    12. 直接打錠における主薬の均一分散性を高める方法
    13. 撹拌造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
    14. 流動層造粒の打錠障害に関係する留意点と対応策
    15. 滑沢剤の混合時間と展延状態
    16. 外部滑沢打錠機の概要および内部滑沢と外部滑沢打錠法の比較
    17. 総圧縮時間によるスケールアップ時の打錠速度の設定
    18. 打錠工程におけるトラブル改善事例紹介
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/12 食品製造における品質保証の基本 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 知っておくべきクリーンルームの基礎知識 オンライン
2024/11/13 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/13 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 乾燥・粉砕・造粒工程でのトラブル事例から見る最適な機器選定/スケールアップのポイント オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/15 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/15 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/15 治験・臨床研究に関わる補償・賠償の実務対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/10/30 クリーンルームの微小異物・汚染物対策と作業員教育
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -