技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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医薬品・食品メーカーにおける虫の混入事故は消費者の信頼を失い、企業の存続さえも危うくなることがあります。そのため、各企業では様々な防虫対策を行い、製品への虫の混入を防止しています。しかし、多くの医薬品・食品メーカーでは、昆虫の行動原理や科学的根拠に基づいた防虫対策が実施されているところは少なく、経験や勘といった曖昧な理由で管理されているのがほとんどです。そこで、効果的な対策を行うには、昆虫の習性・生態・行動をしっかりと理解することや根拠となる科学的データに基づいていることが非常に重要になります。
本セミナーでは、昆虫の行動原理に基づいた防虫管理の基本や効果的な対策について、分かりやすく解説します。受講者の方には、現状の管理を見直す基本的な知識や対策の他、最新の情報を入手できるまたとない機会となるはずです。是非、ご参加ください。
~PIC/s GMP準拠で本当に大丈夫か?その現実とは~
医薬品製造現場に対する当局や顧客からの防虫防鼠対策の要求は、ここ5年間で大きく変化したと考える。特に管理基準の設定根拠やその運用、さらには是正と予防をロジカルに説明できなければならない。この傾向はPIC/s GMPが叫ばれる頃から、海外当局や外資系企業の監査を受けるときに聞かれるようになり、現在では医薬品製造現場全体となりつつある。一般的な医薬品製造現場における防虫管理の現状は、トラップによるモニタリングを柱とすることが多く、その調査結果が管理基準値を超えると原因を調査し、建屋修繕や清掃などの是正措置を実施対応するため後手対応になることが多く、根本的な原因の解決とならないこともある。また医薬品製造現場が、未熟な防虫コンサルタントの的外れな指摘に呆れている現状もあると聞く。
講師は、矛盾のない防虫防鼠手順書を揃え運用することは勿論必須であると考えるが、そのことと同等に、現場従事者が“前向き”に“興味をもって”防虫防鼠対策に関わる組織を構築することが何よりも重要な事であると考える。
本セミナーでは、根拠ある防虫防鼠プログラムと“前向き従業員集団”のつくり方について事例紹介する。