技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

二軸押出機における混練・分散実用技術

二軸押出機における混練・分散実用技術

~各特性を活かした混練・分散実用技術~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、二軸押出機による混練・分散技術の基礎から解説し、今後の動向について詳解いたします。

開催日

  • 2016年7月5日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 二軸押出機の基本構造
  • 基本押出特性、スクリュウ形状特性等

プログラム

 プラスチック製品は多種多様な分野で使用されており、各種ニーズに対応した樹脂特性、複合化技術、混練・分散技術等が求められている。他方、省エネ、省人・省工程、コンパクト化、リサイクル性等も合わせて要求されているので、これらの市場ニーズを考慮した二軸押出機による混練分散実用技術を説明する。
 同方向と異方向二軸の構造特性と基本押出特性について比較検討し、その特性を活かした混練・分散技術について説明する。混練分散技術については、具体的なスクリュ形状モデルについて、その形状特性に基づく混練・分散作用と狙いについて述べる。
 装置のコンパクト化、押出安定性向上、混練・分散性向上等の対策には、供給フイーダ、ろ過装置 (メッシュ) 、ギアポンプ、制御技術等の周辺機器・技術の適正化、システム化等が重要となるので、これらについても具体例をあげて説明する。

  1. 噛合い型パラレル二軸押出機が実用の主流に至った経緯
  2. 単軸、二軸 (同方向、異方向) 押出機の押出特性比較
    1. 押出機の有すべき押出基本機能
    2. 機械的特性
  3. 製品トラブルの要因となる混練・分散不良
    1. 製品不良現象と混練・分散不良との関係
    2. 混練・分散不良による製品上トラブルか否かを判定する法
  4. 同方向回転二軸の混練・分散技術
    1. 基本構造と特性
      • 幾何学的形状特性
      • 各種ニーデングロータ、ミキシングエレメント形状
    2. 混練・分散実用技術
      • ニーデングロータユニット例とその特長
    3. スクリュウ形状特性例
    4. ギアポンプ (GP) 装着によるマルチフイード成形法
      • 押出機制御システム
      • GP付押出法の特長
    5. 直接押出成形法の実用例 (PET,オレフィン、発泡等)
    6. ろ過装置 (スクリーンチェンジャーシステム) の実用例と応用展開
  5. 異方向回転二軸の混練・分散技術
    1. 基本構造と特性
      • スクリュウの噛合いと原料挙動
      • スクリュウ形状の基本設計
    2. 混練・分散技術の実際
      • スクリュウ各ゾーンの基本特性
      • スクリュウ容積線図の特性
    3. スクリュウ先端部の形状による滞留・劣化防止策
      • 樹脂滞留低減を図った形状例

会場

大阪市立中央会館

2F 第5会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/23 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2025/7/23 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/7/23 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/7/24 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎と高機能化 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/25 高分子の難燃化技術の体系と最近の動向 オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 セラミックグリーンシートの成形条件最適化と評価 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/29 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/7/29 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/29 微粒子・ナノ粒子の基礎と応用 東京都 会場
2025/7/29 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2025/7/29 金属3Dプリンティング技術の基礎と応用および最新動向 オンライン
2025/7/30 ビルドアップ法 (ボトムアップ法) による (ナノ) 粒子の合成、高効率化、その応用展開 オンライン