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高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術

高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術

~難燃剤をめぐる各種規制 / 高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム / 難燃化の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応 / 環境対応型難燃化技術の動向 / 樹脂の難燃性評価方法 / 高周波基板用低誘電損失樹脂の開発とその難燃化技術~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年7月24日〜7月30日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、環境対応型難燃化技術の最近の動向について解説いたします

開催日

  • 2025年7月23日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 樹脂、電気電子機器、建築、繊維、接着剤等の製造・成形加工に関わる方
  • 生産技術、研究開発、技術サポート、営業に携わる方

修得知識

  • 火災と難燃規格
  • 難燃剤に関連した国内外の規制動向
  • 高分子材料の燃焼メカニズム
  • 各種難燃剤の難燃メカニズム
  • 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
  • 主要な難燃性評価方法
  • ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術
  • 高周波基板材料の難燃化技術
  • 環境対応型難燃化技術の最近の動向

プログラム

 難燃化された高分子材料は、家電製品、電子材料、建築材料、車両材料など幅広い分野で使用されており、用途、規格等に応じて、様々な難燃剤が使用された多様な難燃高分子材料が開発されている。
 本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応といった実際技術、5G/6G時代の高周波基板材料等の難燃化技術、並びに、環境対応型難燃化技術等の最近の動向について概説する。

  1. 高分子材料の燃焼と難燃化の考え方、評価方法、規制
    1. 難燃材料が必要とされる背景
    2. 樹脂難燃化と難燃規格の歴史と規制、
    3. 難燃剤の種類と市場
    4. 難燃剤に関連した国内外の規制動向
    5. 燃焼の基本要素、ポリマーの構造因子と燃焼性、及び、その燃焼メカニズム
    6. 難燃剤の種類とその難燃機構
      • ハロゲン系難燃剤
      • リン系難燃剤
      • 窒素系難燃剤及びインツメッセント系難燃剤
      • 金属水酸化物系難燃剤
    7. 樹脂の難燃性評価方法
      • UL94試験
      • 酸素指数試験
      • コーンカロリー試験
    8. 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
      • ポリエチレン
      • ポリエチレンテレフタレート
      • ポリカーボネート樹脂
      • ポリアミド樹脂
      • エポキシ樹脂
      • ポリフェニレンエーテル樹脂
  2. ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術と成形不良対策
    1. ポリスチレン系ノンハロゲン難燃材料の処方設計と特性
      • ノンハロゲン難燃処方設計
      • ノンハロゲン難燃材料の特性制御
    2. 難燃材料の成形不良現象とその対策
      • ノンハロゲン難燃材料の成形不良現象
      • 成形不良現象の原因とその対策
    3. 高周波基板用低誘電損失樹脂の開発とその難燃化技術
      • 高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド
      • 精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
      • 可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発
      • ナノコンポジット系ノンハロゲン難燃化技術による低誘電フィルム材料の開発
  3. 環境対応型難燃化技術の最近の動向と今後の展望
    • 低誘電フィルム材料
    • グリーン難燃剤・難燃助剤
    • 今後の展望
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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