技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

遺伝子治療薬のPOC取得判断と臨床開発戦略

遺伝子治療薬のPOC取得判断と臨床開発戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年3月10日(木) 10時00分 16時45分

プログラム

第1部. 遺伝子治療薬のPOC取得判断と臨床開発戦略

(2016年3月10日 10:00〜12:00)

 薬機法 (旧薬事法) の改正により、第三の医薬品ジャンルとして再生医療等製品が登場し、遺伝子治療も再生医療等製品に含まれることになった。このことにより大きく、遺伝子治療の認可要件も変更となる。本講座では、再生医療等製品として遺伝子治療製品の臨床開発の考え方を紹介する。

  • 薬機法 (旧薬事法) の改正
  • 再生医療製品安全確保法
  • 遺伝子治療の臨床開発の考え方
  • 遺伝子治療医薬品のPOC
  • 質疑応答

第2部. 遺伝子治療薬の臨床開発戦略

(2016年3月10日 13:00〜15:00)

 iPS細胞などのヒト幹細胞を用いた先進医療技術が難治性疾患に対する新たな治療法と して脚光を浴びている。これを受け、我が国においても再生医療安全性確保法が制定 され、また、薬事法も改正されて新たに「再生医療等製品の条件付き及び期限付き承 認制度」が導入された。ただ、今後、実際に革新的医薬品がどのようなかたちで開発 されていくかは不明瞭のままであり、特に、遺伝子治療薬においては通常の医薬品開 発では見られない複数の課題も存在する。本セミナーでは、現在、私達が行っている 遺伝子治療の開発 (治験) を中心に我が国にける革新的医薬品開発の在り方について 考えたい。

  • 遺伝子治療の原理
  • 遺伝子治療の歴史
  • 遺伝子治療の有効性と問題点
  • 欧米における遺伝子治療の現状
  • 欧米における遺伝子治療 (治験) と取り組み
  • 遺伝子治療の将来的展望
  • 我が国の遺伝子治療の現状
  • 我が国の遺伝子治療の審査体制
  • 臨床研究と治験の違い
  • 審査における遺伝子治療の特異性
  • ウイルスベクターの品質と特性解析
  • カルタヘナ対応
  • 我が国における遺伝子治療の展開と課題
  • 質疑応答

第3部. 遺伝子治療薬開発における治験薬の取り扱いとGMP適合のポイント

(2016年3月10日 15:15〜16:45)

 遺伝子治療薬の臨床試験実施においては、他の一般的な薬剤の臨床試験と同様に、開発段階において確立された安全性や有効性の担保によりGMP (Good Manufacturing Practice) 基準に適合した製造管理や品質管理の基準を遵守して一定品質の治験薬が適切に供給されることが重要である。また生物由来製材である遺伝子治療薬の品質、安全性に関しては、特有の考慮すべき点、留意点も多数存在する。今回、遺伝子治療薬 (ベクター) 製造におけるGMP適合のポイントについて概説する。

  • 遺伝子治療薬の歴史と背景
  • 治験薬GMPの目的
  • 構造設備基準 (GMPハード) について
  • 遺伝子治療薬製造の構造設備基準
  • 製造管理と品質管理 (GMPソフト) について
  • 遺伝子治療薬の品質管理試験
  • 遺伝子治療薬製造のSOP
  • 遺伝子治療薬における各国GMPのハーモナイゼイション
  • 質疑応答

講師

  • 森下 竜一
    大阪大学 大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学
    教授
  • 小野寺 雅史
    国立研究法人 国立成育医療研究センター 研究所 成育遺伝研究部 
    部長
  • 白川 利朗
    神戸大学 大学院保健学研究科感染症対策分野
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/21 ユーザビリティエンジニアリングセミナー オンライン
2025/5/22 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2025/5/22 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/5/22 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2025/5/22 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2025/5/23 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方 オンライン
2025/5/23 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/5/23 人間に起因するデータインテグリティ対策と運用の効率化・最適化 オンライン
2025/5/23 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2025/5/23 医薬品承認申請における一変・軽微変更届の判断事例と事例考察 オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果 実践 (2日間コース) オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果を得るための生データ・実験記録 (ノート) の取り方 オンライン
2025/5/23 動物用医薬品開発のための医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2025/5/23 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2025/5/23 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/5/26 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/5/26 無菌医薬品の製造管理・環境管理の留意点とCCS戦略の策定 オンライン
2025/5/26 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/5/26 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/5/26 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/7/27 ウェアラブル機器の開発とマーケット・アプリケーション・法規制動向
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2015/9/30 医療機器/ヘルスケア関連商品の薬事法 (薬機法) “超”入門講座【2】
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル