技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂への繊維・フィラーの配向技術と評価技術

樹脂への繊維・フィラーの配向技術と評価技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年11月13日(金) 10時30分 16時00分

プログラム

1. 磁気プロセスの原理と異方性フィラーの磁場配向技術

(2015年11月13日 10:30〜12:00)

“非磁性”物質として取り扱われ磁場との相互作用が無視されてきた多くの有機・無機材料が比較的容易に磁場で制御できることを原理から詳細に解説し、異方性フィラーの配向制御法としての応用例を紹介する。

  1. 物質と磁場の相互作用
    1. 物質の磁性
    2. 磁気エネルギー
    3. 磁気プロセスの利点
  2. 磁場配向と磁気トラップ
    1. 磁場配向の原理
    2. 磁場配向させるための条件
    3. 磁気トラップの原理
    4. 磁気モジュレーターによる磁束密度制御
  3. 配向制御
    1. 繊維の磁場配向
    2. 有機結晶の磁場配向
    3. 無機結晶の磁場配向
  4. 位置制御
    1. 有機物の位置制御
    2. 無機物の位置制御
    3. 生体材料の位置制御
    4. 重力場とのバランスによる浮力制御効果
  5. 磁場による精密配向制御
    1. 部分配向材料への応用
    2. 傾斜配向を利用した磁気印刷への応用
  6. 異方性フィラーへの応用
    1. 炭素繊維の例
    2. チッカホウ素の例
  7. まとめ
    • 質疑応答

2. 高熱伝導性繊維材料を用いた放熱材料の開発

(2015年11月13日 12:45〜14:15)

絶縁性でありながら高い熱伝導特性を持つ有機繊維の特性と、その有機繊維を充填した放熱材料の熱伝導性や適用検討例を紹介する。

  1. 高熱伝導有機繊維
    1. スーパー繊維、機能性繊維
    2. 熱的特性
    3. 機械的特性
    4. その他特性 (電気的など)
  2. 放熱材料の試作
    1. クロス
    2. プリプレグシート (放熱シート)
    3. 基板 (積層、硬化)
  3. 熱伝導特性
    1. 熱拡散率、熱伝導率の測定
    2. 熱伝導特性
    3. 特性向上の試み (異方性改善)
  4. IGBTスタックへの適用試験
    1. 試作放熱シート
    2. 試験方法
    3. 試験結果
  5. プリント基板への適用試験
    1. 試作プリント基板
    2. 試験方法
    3. 試験結果
    • 質疑応答

3. 繊維強化樹脂の成形技術と構造解析による性能連成評価技術

(2015年11月13日 14:30〜16:00)

様々な産業分野において軽量化、高機能化が追求されるようになり、繊維強化樹脂材料に注目が集まっています。繊維入り樹脂の成形は一般的な成形よりも難しく、更に耐衝撃性や、構造強度及び破壊挙動までをも含めた設計が求められるようになってきます。本講演では繊維強化樹脂における成形・構造連成解析手法をご紹介させて頂きます。

  1. 繊維強化樹脂を用いた成形
    1. 適用分野
    2. 製造技術
    3. メリット
  2. 繊維特性
    1. 繊維配向性
    2. 繊維破断
    3. 繊維疎密度
  3. CAE技術の活用
    1. 樹脂流動解析による成形評価
    2. 構造連成解析による製品性能評価
  4. 事例紹介
    • 質疑応答

講師

  • 山登 正文
    東京都立大学 大学院 都市環境科学研究科 環境応用化学域
    教授
  • 上條 弘貴
    公益財団法人 鉄道総合技術研究所 車両制御技術研究部
    上席研究員
  • 王 俊翔
    株式会社 JSOL エンジニアリングビジネス事業部

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 微粒子・ナノ粒子の作製・表面修飾・分散・応用 オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/12 Tダイ法による押出成形とトラブル対策 オンライン
2025/3/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/3/17 炭素繊維、CFRPリサイクルの分離、再生技術、各種応用、評価解析 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/11/1 世界の炭素繊維・応用製品の市場実態と展望 2017
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/3/31 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/7/31 最新フィラー全集
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書