技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品におけるペプチドマップ法による構造決定・確認試験および規格/試験法の設定 (不均一性評価と力価・物質量測定)

バイオ医薬品におけるペプチドマップ法による構造決定・確認試験および規格/試験法の設定 (不均一性評価と力価・物質量測定)

東京都 開催 会場 開催
  • 一次構造の決定・確認試験法の設定・特性解析検討と規格及び試験方法の設定
  • 一次構造の決定方法及び確認試験法の設定などについて実例を交え解説
  • 開発する企業の考え方により試験方法の設定方法が異なる事例 (局方収載品) とは

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品における構造決定・確認試験、規格/試験法の設定について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2015年10月26日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • タンパク質の一次構造と翻訳語修飾
  • ペプチドマップ法を用いた一次構造決定のノウハウ
  • 不均一性を有する製品のバラツキが有効性・安全性に有害な影響を与えないためのポイント
  • 不均一性の評価と力価・物質量の測定のポイント

プログラム

第1部 バイオ医薬品におけるペプチドマップ法を用いた構造決定と確認試験方法

~一次構造決定のノウハウ及び確認試験法設定時の留意点~

(2015年10月26日 10:30〜13:00)

ペプチドマップ法はバイオ医薬品の一次構造解析や確認試験法に使用される重要な試験法である。しかしながら、すべてのバイオ医薬品に適応できるペプチドマップ法はなく、一次構造に応じて設定する必要がある。本講座では、ペプチドマップ法の基礎から、一次構造の決定方法及び確認試験法の設定などについて実例を交えながら紹介する。
タンパク質性医薬品の試験法として重要なペプチドマップ法について理解を深めていただく。また、一次構造決定のノウハウ及び試験法設定時の留意点などについて紹介する。

  1. バイオ医薬品の特徴とガイドラインについて
    1. 化学合成品とバイオ医薬品の違いについて
    2. ガイドライン (Q6B等) について
    3. バイオ医薬品の構造と不均一性の要因
  2. タンパク質の一次構造について
    1. タンパク質を構成するアミノ酸及びペプチド結合について
    2. タンパク質の一次構造と翻訳語修飾について
  3. ペプチドマップ法概略
    1. ペプチドマップ法とは?
    2. ペプチドマップ法の解析支援ツールについて
  4. ペプチドマップ法を用いた一次構造決定
    1. ペプチドの断片化
      1. 還元アルキル化
      2. ペプチドへの断片化方法
    2. ペプチドの分離及び同定
      1. ペプチドの分離及び検出
      2. ペプチドの同定
      3. 一次構造の決定
  5. 確認試験法としてのペプチドマップ法
    1. 試験法の検討
    2. バリデーション
      1. 特異性
      2. 精度
      3. 頑健性
    3. システム適合性
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ医薬品の特性解析と規格及び試験方法の設定 (不均一性の評価と力価・物質量の測定)

~不均一性を有する製品のバラツキが有効性・安全性に有害な影響を与えないために~

(2015年10月26日 13:45〜16:30)

バイオ医薬品の品質の恒常性を担保するためには、徹底した特性解析を行い、それに基づいた規格及び試験方法を設定し、不均一性を有する製品のバラツキが有効性・安全性に有害な影響を与えないようにする必要がある。同じバイオ医薬品であっても開発する企業の考え方によって、試験方法の設定方法が異なる事例 (局方収載品) を踏まえて、特性解析の検討方法と規格及び試験方法の設定について解説する。

  1. バイオ医薬品の特性解析と標準物質の設定
    1. 構造決定
      • 一次構造の確認
      • 高次構造の評価結果
    2. 物理化学的性質
      • 目的物質の不均一性の評価
      • 分子変化体の把握
    3. 生物学的性質と免疫学的性質
    4. 標準物質の設定
  2. バイオ医薬品の規格及び試験方法の設定
    1. 確認試験 (絶対評価法)
      • アミノ酸組成分析
      • 末端アミノ酸
    2. 確認試験 (相対評価法)
      • ペプチドマッピング
      • 糖鎖マッピング
      • アイソフォーム分析
      • 分子量
    3. 純度試験
      • 目的物質関連物質
      • 目的物質関連不純物 (分解物、変化体)
      • 工程由来不純物
      • 残留溶媒
    4. その他の成分測定
      • 安定化剤
      • 酸化防止剤
      • 吸着防止剤
    5. 生物活性
    6. 物質量
      • UV法
      • HPLC法
    7. 無菌試験と容器・施栓系の気密性試験 (CCI)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 水野 保子
    株式会社 東レリサーチセンター ライフサイエンス営業部
  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/17 医薬品リスク管理計画 オンライン
2025/4/18 小規模QA組織での効果的な逸脱処理とCAPA管理 オンライン
2025/4/18 監査・査察のケーススタディをもとに学ぶ CSV・GAMP・ER/ES・DIの基礎と実践 オンライン
2025/4/21 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2025/4/21 医薬品事業開発における導出/導入・契約、交渉業務の基礎 オンライン
2025/4/21 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/4/21 細胞加工製品及び遺伝子治療用製品の輸送方法の開発、安定性試験 オンライン
2025/4/22 点鼻・経鼻製剤の現状と展望 (基礎と応用 / Nose-to-Brainデリバリー) オンライン
2025/4/22 GAMP 5 2nd Editon 徹底解説セミナー オンライン
2025/4/22 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2025/4/22 タンパク質の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2025/4/22 国際共同臨床試験におけるTPP製品位置付け、薬価/事業価値への影響と戦略 オンライン
2025/4/22 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/4/23 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2025/4/23 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と運用管理 オンライン
2025/4/23 生命科学・医学系指針、個人情報保護法をふまえた患者レジストリの構築とレジストリデータの利活用に関する実務事例 オンライン
2025/4/23 分析法バリデーション 入門講座 オンライン
2025/4/23 非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証 オンライン
2025/4/23 「洗浄バリデーション」「マルチパーパス設備洗浄評価基準」コース オンライン
2025/4/23 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ