技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実践的な薬物動態学入門講座

実践的な薬物動態学入門講座

~薬学のバックグラウンドを持たない人でも理解できる“教科書では学べない”基礎を概説します~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、製薬企業で薬物動態や製剤の研究・開発に携わろうとする方や、薬物動態学の基礎を整理しておきたい方などを対象に、教科書では学べない薬物動態学の基礎をわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年9月14日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の技術者、研究者、管理者

プログラム

 製薬企業や食品関連企業で薬物動態や製剤の研究・開発に携わろうとする方や、薬物動態学の基礎を整理しておきたい方などを対象に、必ずしも薬学のバックグランドを持たない人でも理解できる、“教科書では学べない” 薬物動態学の基礎を概説します。新人や異動者の現場導入教育としても最適です。今回は、要望の多い、「薬物トランスポーター最前線」と「特定機能性 (表示) 食品と薬物動態試験」をトピックスと致しました。

  1. 薬物動態学とは 薬物動態学がカバーする範囲
    1. ファルマコカイネティクスとファルマコダイナミクス
    2. 経口剤の全身暴露を阻む7つの関門
  2. 添付文書・インタビューフォームに記載されている動態用語の基礎知識
    1. Cmax とTmax
    2. AUC
    3. 消失速度と半減期
    4. 分布容積とクリアランス
    5. 生物学的利用率と吸収率
    6. 線形性と依存性
    7. 食事の影響や動態の変動はどこまで許容されるか?
  3. 動態学的パラメータの解釈と算出方法 (簡単な演習問題をつけて)
    1. 実際にパラメータを計算してみよう.
  4. 薬物の吸収,分布,代謝,排泄のエッセンス
    1. 早期探索段階での薬物動態・毒性プロファイル評価がなぜ重要か?
    2. 探索段階における in vitroスクリーニングチェック項目
    3. 創薬におけるBCSの概念
    4. pH分配仮説
    5. “タンパク結合” の持つ意味
    6. 薬物代謝の様式 CYPは普通の酵素とここが違う!
    7. なぜ単酵素代謝が嫌われるか?
    8. なぜCYP2C19や2D6での代謝が気になるか?
    9. なぜCYP3A4の阻害/誘導が気になるか?
    10. なぜCYP1Aの誘導が気になるか?
  5. 医薬品の物性値と動態パラメータ (リピンスキールールの動態的再検証)
    1. Rule of Five (Lipinski rule) とは.
    2. 薬物の物性と代謝・排泄パターンの関係
    3. あるLogP値を超えると,動態的な “行儀” が悪くなる
    4. あるLogP値を超えると,毒性的な “行儀” が悪くなる
  6. 医薬品の探索段階で起こりえる動態的諸問題
    1. 毒性試験における動態の役割と毒性投与量の設定
    2. 反復投与試験
  7. 医薬品の開発段階で起こりえる動態的諸問題
    1. ヒト動態の予測
    2. 非線形な動態
    3. Flip-Flop型動態
    4. 薬物間相互作用
    5. 定量限界以下のデータの取り扱い
  8. トピックス1: 薬物トランスポーター最前線
  9. トピックス2: 特定機能性 (表示) 食品と薬物動態試験

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)