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PETフィルムの特性と改質、分析、応用技術

PETフィルムに上手く“塗る”“貼る”ための必須事項!

PETフィルムの特性と改質、分析、応用技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年5月26日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • PET樹脂、PETフィルムに関連する技術者
    • 自動車内装
    • PETボトル
    • 食品包装
    • 太陽電池バックシート
    • ディスプレイ
    • 有機ELのバリア膜
    • 透明導電性フィルム
    • 透明蒸着バリアフィルム など

プログラム

PETフィルムは、包装材料としての用途が多いが、最近、電気・電子関係の工業用用途の素材としても重要な存在となっている。本セミナーでは、PET樹脂の製造法と基本的な特性、PETフィルムの製造法と特性をまず解説し、これらの各種特性の制御・向上技術について述べる。次に、PETフィルムの構造、分子配向、表面特性、ガスバリア性などの解析・評価法について解説し、各種の特性を生かしたPETフィルムの用途展開についても言及する。

  1. PET樹脂、PETフィルムの材料
    1. PET樹脂の原料
    2. PET樹脂の重合法
    3. PETフィルムの製造法
    4. 寸法安定性を得るためのポイント
    5. 高い強度を得るためのポイント
  2. PET樹脂、PETフィルムの基礎
    1. PET樹脂の固体構造
    2. 結晶化度
    3. PETの結晶性の特徴
    4. ポリマーの分子配向
    5. PETの分子配向性と物性との関係
    6. PETフィルムの光学的特性の特徴
    7. PETフィルムの力学的特性の特徴
    8. PETフィルムのガスバリア特性
  3. PETフィルムの物性制御・向上
    1. 透明性
    2. 耐衝撃性
    3. 耐熱性
    4. 寸法安定性
    5. ガスバリア性
    6. 印刷性
    7. 接着性
    8. ヒートシール性
  4. PETフィルムの構造解析、表面特性評価
    1. PETフィルムの構造解析の技法
    2. X線回折による結晶構造解析
    3. 電子顕微鏡による固体構造解析
    4. X線回折による分子配向評価
    5. 複屈折測定による分子配向評価
    6. 接触角測定による表面特性評価
    7. XPS (ESCA) による表面特性評価
    8. 原子間力顕微鏡による表面粗度測定
    9. ガスバリア性の評価法
    10. 水蒸気バリア性の評価法
  5. 製品例にみるPETフィルム応用技術
    1. 多層フィルムにおけるPETフィルム
    2. 透明蒸着バリアフィルムの製造法
    3. 透明蒸着バリアフィルムムにおけるPETフィルムの役割
    4. 包装分野における透明蒸着バリアフィルムの利点
    5. 太陽電池バックシートの特徴
    6. 有機ELにおけるバリア膜
    7. 透明導電性フィルムにおけるPETフィルムの役割
  6. PET製品の環境技術
    1. PET製品のリサイクルの方法
    2. 焼却処理におけるPETフィルムの位置
  7. トピックス
    1. 今後のPETフィルムは?
    2. 電気・電子分野でのPETフィルム
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 40,000円(税別) / 43,200円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 86,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 129,600円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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