技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料トライボロジーの基礎と制御・評価方法

高分子材料トライボロジーの基礎と制御・評価方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックやゴムなどの高分子材料の基礎知識から解説し、摩擦・摩耗・潤滑などのトライボロジー、摺動部材として用いる場合の最適な材料選択、材料の改質方法や材料設計のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2014年5月26日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 摩擦・摩耗・潤滑・トライボロジーに関連する技術者

修得知識

  • トライボロジーの基礎
  • 摩擦・摩耗・潤滑の基礎
  • 高分子材料を用いた応用例
  • 摺動部材として用いる場合の最適な材料選択
  • 材料の改質方法
  • 材料設計のポイント

プログラム

 プラスチックをはじめとした高分子材料および高分子系複合材料のトライボロジー特性の基礎をわかりやすく解説した上で、高分子材料のトライボロジー特性を制御するための材料設計技術のポイントや評価方法について説明する。
 プラスチックをはじめとした高分子材料は軽量かつ成形加工性の簡便さや自己潤滑性を有するため、摺動部材 (トライボマテリアル) として多用されている。しかしながら、高分子材料の特徴を十分理解しないまま使用し、その結果、材料の選択を誤り、機械や製品等の性能をきちんと発揮できないことが多く見受けられます。本講義では、プラスチックやゴムなどの高分子材料の基礎知識や、摩擦・摩耗・潤滑などのトライボロジーを理解することはもちろんのこと、摺動部材として用いる場合の最適な材料選択するための知識や、材料の改質方法や材料設計のポイントなどについて基礎から丁寧に解説します。また、これらトライボロジー特性を評価するための評価技術や、最新の高分子トライボマテリアルの研究動向などについても詳しく説明します。

  1. 高分子材料のトライボロジーの基礎
    1. トライボロジーについて
    2. 高分子材料について
    3. 高分子材料の特徴
    4. 高分子材料の性質
    5. 高分子材料の摩擦
      1. 高分子材料の摩擦メカニズム
      2. 高分子材料の摩擦特性
    6. 高分子材料の摩耗
      1. 高分子材料の摩耗メカニズム
      2. 高分子材料の摩耗特性
    7. 高分子材料のトライボロジー特性に及ぼす諸因子の影響
    8. 高分子材料のトライボロジー特性の改質法
      1. 改質法について
      2. 複合化による改質法
      3. ポリマーブレンドによる改質法
      4. 表面改質法
      5. その他の改質法
    9. 高分子系トライボマテリアルとその特徴
      1. 熱可塑性樹脂系
      2. 熱硬化性樹脂系
      3. ゴム・エラストマー系
      4. 高分子系トライボマテリアルの特徴
    10. 高分子系トライボマテリアルの材料設計とポイント
  2. トライボロジー試験法
    1. トライボロジー試験法
    2. トライボロジー試験における注意事項
    3. 表面分析法
  3. 高分子系トライボマテリアルの開発例と最近の研究動向
    1. 熱可塑性エラストマー系トライボマテリアルの開発
    2. 高分子複合材料を用いたトライボマテリアルの開発
    3. ナノコンポジットを用いたトライボマテリアルの開発
    4. 最近の研究動向

会場

東京都中央区立産業会館

4F 第2集会室

東京都 中央区 東日本橋2-22-4
東京都中央区立産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/30 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/8/4 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/8/6 光硬化に用いられる光重合開始剤とその助剤の種類、選び方、使い方、暗所・深部・厚膜硬化、速硬化への対応 オンライン
2025/8/6 マイクロ・ナノプラスチックの体内侵入に脅かされる人類とその活路 オンライン
2025/8/6 プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、今後の展望 オンライン
2025/8/7 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/8/7 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/8/7 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/8 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/8 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/8/18 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/8/19 樹脂・プラスチックにおける「低塩素化」、「ハロゲンフリー」に関する材料設計、各種分析・解析、その応用 オンライン
2025/8/19 潤滑グリースの基礎と実践活用の具体的ポイント オンライン
2025/8/19 プラスチック強度設計の進め方 オンライン
2025/8/19 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/8/20 高分子架橋反応メカニズムと架橋密度測定 オンライン

関連する出版物