技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子レオロジーの基礎と活用方法およびデータ解釈

高分子レオロジーの基礎と活用方法およびデータ解釈

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子レオロジーの基礎から、複雑な工業材料に応用するためのコツ、粘弾性測定のポイントについて、2名の講師が時間をかけて詳細解説いたします。

開催日

  • 2014年5月26日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料の技術者、開発者、測定担当者、品質担当者
  • 粘弾性物質を取り扱う技術者
    • 高分子
    • 塗料
    • 印刷
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • 電子材料
    • 生物工学 など

修得知識

  • 粘弾性の基礎
  • レオロジーの基礎
  • 高分子材料の粘弾性測定解析

プログラム

 典型的な粘弾性物質は高分子です。レオロジーでは様々な物質を対象としますが、学問としては高分子の分子運動と粘弾性との関係解明を基盤として発展してきました。
 高分子に焦点を絞りレオロジー挙動とメカニズムとを関連づけて解釈するための基本について数式を使わずやさしく概説します。

  1. 粘性の基礎
    1. 力学の基礎
    2. ひずみ
    3. ひずみ速度
    4. 応力
    5. 粘度と非ニュ-トン流動
    6. 粘度の定義と粘度測定原理
    7. 流動パターンと非ニュートン流動
  2. 粘弾性の基礎
    1. 粘弾性の現象論
    2. マックスウェルモデルと応力緩和
    3. フォークトモデルと遅延弾性
    4. 4要素モデル
    5. 動的粘弾性の定義
    6. 振動ひずみと振動応力
    7. 貯蔵弾性率と損失弾性率
    8. 動的粘弾性関数の周波数依存性
  3. 高分子の粘弾性
    1. 高分子溶液の粘度挙動
    2. 高分子溶液の非ニュートン流動
    3. 高分子の分子量と粘度挙動との関係
    4. 時間—温度換算則
    5. 高分子の分子運動とガラス転移
    6. 高分子の分子量と時間—温度換算則との関係
    7. 高分子の構造と粘弾性
    8. 高分子の高次構造と粘弾性との関係
    9. 重合硬化過程のレオロジー
  4. 伸長流動場における高分子レオロジー
    1. せん断粘度と伸長粘度
    2. 定常流動と非定常流動
    3. 非定常流動場における弾性効果
    4. 高分子の伸長レオロジー
    5. 高分子の伸長流動と紡糸
    6. 伸長流動の実用測定と技術的応用

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/1/29 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/29 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 フレキシブルプリント基板の樹脂フィルム/ガラスと銅箔の接合技術 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2025/1/30 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 フォトレジスト材料の基本的な構成構造、材料設計および高感度化 オンライン
2025/1/31 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用