技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

毛髪の機器測定・評価方法

毛髪の機器測定・評価方法

~ダメージの定量的理解とサンプル調製・測定ポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年1月24日(金) 13時00分16時30分

修得知識

  • 毛髪の基礎知識 (構造、組成、物性およびダメージによる変化)
  • 毛髪測定に適した機器測定一覧
  • データのばらつきを抑えるコツ (サンプル選定、調製、測定時の留意点など)
  • ダメージ実感に寄与する毛髪物性

プログラム

 機器測定の目的は、①毛髪ダメージを多面的かつ定量的に評価すること、②得られた結果を総合的に考察して現象の本質を捉えること、③その知見を技術開発に生かすことにある。しかしながら、測定対象である毛髪は生体試料であることから個体差が大きく、測定結果のばらつきを抑えることが重要となってくる。
 本講座では、サンプル調製時や測定時に押さえておいた方が良いと思われる事項など、実際に行ったダメージ解析を例に概説する。

  1. 毛髪概要 (基本情報)
    1. 毛髪の構造、組成と機能
    2. ダメージ要因と毛髪構造・物性の変化
      • パーマ
      • ヘアカラー
      • 太陽光
      • 熱、洗髪行動
    3. ダメージ要因、毛髪構造・物性の変化とダメージ実感との関係
  2. 毛髪の機器測定
    1. 機器測定の前に考えておくこと (何のために測定するのか、どこまで測定するのか)
    2. 種々の毛髪物性測定方法とその特徴
    3. 測定方法選択のポイント (何を知りたいか、測定部位は、構造の大きさは)
    4. 測定結果のばらつきに及ぼす毛髪特性 (部位差、ダメージ度など) とサンプル調製の留意点
    5. 結果の取り扱い (特異値の取り扱い、統計処理による考察など)
  3. 毛髪機器測定の実例
    1. 太陽光ダメージ
      • 観察 (目視、SEM)
      • 接触角
      • TOF-SIMS
      • 引張強度
      • 摩擦
    2. (ブリーチ+洗髪) ダメージ
      • 観察 (目視、AFM、ASE-SEM)
      • 動的粘弾性
      • DSC
      • 微小引張
      • 熱移動特性 (qmax) 、毛流れの可視化
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 棚町 宏人
    花王株式会社 品質保証部門 信頼性保証・技術渉外部
    室長

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/16 PV領域におけるQMSの本質と役割、導入・運用管理のポイント オンライン
2025/6/20 化粧品GMP対応と品質保証のポイント 千葉県 会場
2025/6/23 化粧品品質安定性試験の実例を用いた試験の進め方と自社基準の設定 オンライン
2025/6/24 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント オンライン
2025/6/24 カールフィッシャー滴定法の測定手順と測定装置の操作方法 オンライン
2025/6/24 化粧品品質安定性試験の実例を用いた試験の進め方と自社基準の設定 オンライン
2025/6/24 化粧品に関する感覚の数値化、官能評価の実際と機器測定のコツ オンライン
2025/6/25 化粧品に関する感覚の数値化、官能評価の実際と機器測定のコツ オンライン
2025/6/27 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/6/27 欧州進出の基礎をふまえた化粧品市場動向と関連規制/申請・登録のポイント オンライン
2025/6/30 FDA/EU PV規制と当局の考え方/PV Inspection (全2回) オンライン
2025/6/30 FDA PV規制:当局が考える安全管理業務・体制と日本企業としての対応 オンライン
2025/6/30 欧州進出の基礎をふまえた化粧品市場動向と関連規制/申請・登録のポイント オンライン
2025/7/3 カールフィッシャー滴定法の測定手順と測定装置の操作方法 オンライン
2025/7/4 製薬用水入門講座 オンライン
2025/7/8 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント オンライン
2025/7/9 経皮吸収の基礎とIn vitro/In vivoにおける各試験・評価方法 オンライン
2025/7/10 ASEAN市場に進出する前に必ずチェックすべきポイント オンライン
2025/7/11 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/7/11 中国における化粧品原料・化粧品規制の最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析
2009/4/5 化粧品 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/4/5 化粧品 技術開発実態分析調査報告書