技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エマルションの調製法と安定性評価

エマルションの調製法と安定性評価

~界面科学の基礎からナノエマルション・関連トピックスまで~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、界面科学の基礎から各種エマルションの調製法や安定性を評価するためのモデルやナノエマルション・トピックスについても詳解いたします。

開催日

  • 2013年9月11日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 乳化、エマルションに関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 化学品
    • 医薬品・製剤
    • 化粧品・香粧品
    • 食品
    • 接着剤
    • 工業の乳化・分散系
    • 乳化剤・界面活性剤 など
  • 乳化・エマルションの初心者
  • これから乳化・可溶化に携わる方

持参品

関数電卓をご持参ください

修得知識

  • 界面科学の基礎事項
  • 分散安定性に関する基礎理論
  • 脂質酸化の速度解析
  • 分散系に関係する工学的事項

プログラム

 エマルションは,食品,医薬品,化粧品などの多くの分野で汎用されている。水中に微小な油滴が分散したO/W型エマルション,逆に油中に水滴が分散したW/O型エマルション,さらに複雑な形態の多相エマルションはいずれも本質的には不安定であり,油相と水相に分離しようとする。それを抑制するために界面活性剤 (乳化剤) が使用される。また,高分子などが添加されることもあり,安定性に影響を及ぼす。
 本講では,まず界面科分野の基礎的な事項を概説したのち,O/W型エマルションを中心として,各種の調製法や安定性を評価するためのモデルについて説明する。そのモデルに基づいて,エマルションの安定性に及ぼす諸因子の影響を解説する。さらに,最近注目されているナノエマルションやエマルションに関連するトピックスについても紹介する。
 なお,理解を深めるため,次元解析などの関連する事項についても言及し,かつ演習を織り交ぜながら講義を進める予定であるので,関数電卓を持参いただきたい。

  1. 界面科学の基礎
    1. 界面科学の用語
    2. エマルションの分類
    3. 界面活性剤 (乳化剤) とその特性
  2. エマルションの調製
    1. 各種調製法
    2. 乳化のエネルギー
    3. 膜およびマイクロチャネル乳化の特徴
  3. 安定性を評価するモデル
    1. 粒子の浮上または沈降速度
    2. DLVO理論
    3. 粒子に作用する力の収支
    4. 表面電位とその測定
  4. 他成分の共存が安定性に及ぼす影響
    1. 塩の添加
    2. 粒子に吸着しない高分子の添加
    3. 粒子に吸着する高分子の添加
    4. 酸化安定性に及ぼす添加物の影響
  5. ナノエマルションの特性
    1. 脂質の酸化に及ぼす分散粒子径の影響
    2. ミセル系での脂質の酸化
    3. 分散安定性
  6. エマルションに関連するトピックス
    1. 亜臨界水を用いたナノエマルションの調製
    2. 多相エマルションによる乳酸菌の輸送
    3. 粉末化脂質の酸化過程

会場

大阪市立中央会館

2F 第4会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/10 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) 初級講座 オンライン
2024/6/10 薬機法、景品表示法、健康増進法に違反しない健康関連食品に関する広告マーケティング戦略とコピーライティング 2024 オンライン
2024/6/10 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/6/10 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/6/11 失敗事例から学ぶGMP教育訓練とクオリティカルチャー オンライン
2024/6/11 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/6/11 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 オンライン
2024/6/11 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 オンライン
2024/6/11 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/6/11 新規モダリティ医薬事業価値最大化のための薬価戦略・事業化戦略策定のポイント オンライン
2024/6/11 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/6/11 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2024/6/11 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/6/11 PIC/S GMP Annex I改定セミナー オンライン
2024/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるGCTP省令等ハード・ソフトの要求事項及び手順書を含むドキュメントの作成 東京都 会場・オンライン
2024/6/12 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2024/6/12 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/6/12 実務経験をふまえた医薬品開発担当者のための人材育成プログラム (導入/継続教育) オンライン
2024/6/12 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/6/12 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/10/31 エマルションの安定化のための新しい調製技術と評価
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術