技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プレフィルドシリンジ開発 最前線

プレフィルドシリンジ開発 最前線

~製品/材質トレンド・薬価戦略・無菌性保証等コンビネーション製品としてのPFS~
東京都 開催 会場 開催

当日会場にて、書籍「プレフィルドシリンジ製剤の部材要求特性と品質不良改善」の試読が行えます。
また、会場でお渡しする専用申込み用紙でのご注文に限り、定価から10%割引いたします。

開催日

  • 2013年7月30日(火) 10時15分 17時15分

受講対象者

  • ワクチン開発に関連する技術者、研究者、品質管理担当者

修得知識

  • プレフィルドキット製剤の技術動向

プログラム

第1部 ~コンビネーションプロダクトとしてのPFS~  プレフィルドシリンジ製剤・材質の開発動向と法規制・申請面での今後

(2013年7月30日 10:15〜12:15)

(株) 大氣社 環境システム事業部 顧問 村上 大吉郎 氏

 厚生労働省は2012年3月にPIC/S (医薬品製造査察共同機構:Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Cooperation Scheme) への加盟申請が受理され、PMDA (独立行政法人医薬品医療機器総合機構) も加盟に向けて積極的に活動している。
 近年、医薬品・医療機器を取り巻く世界的環境が大きく変革し始めており、特に医療機器分野では、高度医療、技術革新による最先端科学に基づくCombination Productsの拡大化と複雑化の影響により、当局の規制対応の考え方が品質とリスクの観点から再構築が迫られている。
 また、ICH Q 9 (品質リスクマネジメント) , ICH Q10 (医薬品品質システム) などを含むICH Qトリオの取り込みは日本の規制当局も企業側の対応に期待が高まってきている。
さらに、近年は、国内のワクチン増産および供給体制の整備が着々と進み、患者保護の観点から医療過誤に対するリスクおよび国際化に対応すると言う視点から、プレフィルドシリンジの進展が期待されている。
 本セミナーでは、上記の状況を踏まえ、21世紀に求められる広範囲にわたる無菌医薬品および医療機器の品質とリスクへの取り組みに際しての留意点を含め、Prefilled Syringeに関する国内市場の課題と今後の動向、求められる医薬品の品質、充填包装など、市場、製品品質などに関する講演を予定している。

  1. 世界の21世紀における医療展望におけるPrefilled Syringeの重要性
  2. PFSの規制とPICSの視点から求められる品質マネジメントシステム (QMS)
  3. PFS市場に関する国内環境と将来展望からの規制と申請時の留意点
  4. 高度医療と高齢化に伴う先端科学技術取り込みの必要性とPFS製剤に対する無菌保証技術を踏まえた査察時の留意点
  5. PFSの容器に求められる重要特性
  6. 国内のPFSの普及に求められる課題と欧米の普及状況との比較

  • 質疑応答

第2部 ~今後の市場トレンドと技術動向~  バイオ医薬品・ワクチン向けドラッグデリバリーデバイスの将来像

(2013年7月30日 13:00〜15:00)

日本ベクトン・ディッキンソン (株) BDメディカル ファーマシューティカルシステム事業部 マーケティングマネージャー 村本 孝一 氏

 私どもBDは製薬企業様・ワクチンメーカー様における製剤開発のパートナーとして、プレフィルドシリンジであるBD Hypak™ をはじめ、皮内投与デバイス、経鼻投与デバイスなど、常に革新的なデリバリーデバイスのご提案を続けてまいりました。
 本セミナーでは、世界のバイオ医薬品・ワクチン向けデリバリーデバイス市場をリードしてきた経験を踏まえ、将来的なライフスタイルの変化なども見据えて開発を進めている、革新的な医薬品デリバリーデバイスの具体的アイデアとその将来像についてご紹介いたします

  • 世界のプレフィルド医薬品市場 – Outlook
  • バイオ医薬品・ワクチン領域におけるプレフィル化のトレンド
  • プレフィルドデバイス導入における課題
  • 医薬品デリバリーデバイスの将来予測
  • Q&A

第3部 ~医療現場からの提言と高薬価取得~  医療現場から見たPFSへの機能・品質要求と高薬価取得のポイント (仮)

(2013年7月30日 15:15〜17:15)

国家公務員共済組合連合会 三宿病院 薬剤科 薬局長 鎌田 泉 氏

 医薬品の発売に際し、原薬の効能に関する基礎研究および臨床効果のデータが重要であることは言うまでもないが、注射製剤では、どのような規格・剤形で販売されるのかが臨床現場にとって大きな関心事である。
 医薬品購入管理の立場から積極的に購入したい製剤と購入を回避したい製剤について、具体例を挙げて検証を試みます。

  1. 現行の薬価算定ルール
    • 薬価算定ルールの概要説明
    • キット加算の変遷
    • 後発医薬品、バイオ後続品の薬価算定ルール
  2. プレフィルドシリンジ・キット製剤
    • 薬価算定の視点から
      • 代表的なプレフィルドシリンジ製剤
      • 高薬価を取得できなかった具体例
    • 医療現場から眺めたキット製剤
      • キット化の失敗例
      • 現場が必要とするキット製剤
    • 後発品・バイオ後続品のプレフィルド製剤の具体例
  3. 厚生労働省が狙う医薬品費用圧縮のからくり
    • (5月31日薬価収載も含め) バイオ後続品薬価算定ルールの検証
    • 市場実勢調査と薬価再算定
    • 後発品の使用促進への取り組みの検証
  4. 医療機関における医薬品購入管理の一例
    • 採用医薬品をどのように決めるか
    • 後発品はどのような経緯で導入するか

講師

  • 村上 大吉郎
    平原エンジニアリングサービス 株式会社
    顧問
  • 村本 孝一
    日本ベクトン・ディッキンソン(株) BDメディカル ファーマシューティカルシステム事業部
    マーケティングマネージャー
  • 鎌田 泉
    国家公務員共済組合連合会 三宿病院 薬剤科
    薬局長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 52,190円 (税別) / 54,800円 (税込)
複数名
: 45,190円 (税別) / 47,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/18 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/2/26 核酸医薬・mRNA医薬の製造分析の基礎と基盤技術開発
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法