技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

申請データを意識したヒト代謝物の構造解析・同定とin vivo/in vitroでの違い

申請データを意識したヒト代謝物の構造解析・同定とin vivo/in vitroでの違い

~構造解析のスピード化と申請データの網羅的代謝物の精度、正確さ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年3月25日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品、製剤に関連する技術者、品質担当者、管理者

プログラム

 ヒト代謝物の構造解析は探索段階のin vitro代謝安定性試験や, in vivo代謝比較試験による安全性試験動物の選択、臨床試験でのヒトin vivo代謝物による開発候補品の選択の判断基準、ヒトでの活性代謝物の諸問題の解決対策、申請データまで重要な役割を担っている。
 構造解析のスピードを重視する早期での戦略・方法・実施と、申請データの網羅的代謝物の精度、正確を必要とする代謝物の構造解析の戦略・方法・実施をお話し、演習問題で構造解析の基礎力をつける。
 医薬品も合成低分子医薬品、醗酵や天然物の比較的分子量の大きな医薬品、最近の傾向では蛋白・核酸の高分子医薬品があり、構造解析の方法・戦略・実施が異なる。
 製薬会社で創薬・医薬品開発の合成研究・薬物動態研究の経験、学生時代から今なお質量分析装置を使って創薬・医薬品開発研究の経験で培った質量分析の知識・技術のknow-howを若い世代に引き継いでおきたい。

  1. In vitro代謝試験
    1. 肝ミクロソーム Phase I代謝物
    2. ヘパトサイトPhase I & II代謝物
    3. S9 PhaseI & II代謝物
    4. ロボットを用いた探索代謝
  2. In vivo代謝試験
    1. 代謝ケージ動物試験試料
    2. 安全性試験試料
    3. 臨床試験試料
  3. 代謝物の構造解析の機器分析
    1. HPLC
    2. UV, IR
    3. NMR
    4. MS
  4. ヒト代謝物の構造解析の質量分析
    1. 理論
      • プロトン化分子
      • フラグメンテーション
      • マスシフト
    2. 測定
    3. データ
    4. 演習
  5. ヒト代謝物の構造解析の質量分析装置
    1. 特徴
    2. 選択
    3. 使い方
  6. 高分解能質量分析装置を用いたヒト代謝物の構造解析
  7. 低分解能質量分析装置を用いたヒト代謝物の構造解析
  8. 医薬品開発段階に応じたヒト代謝物の構造解析
    1. 意味
    2. 戦略
    3. 方法論
  9. Safety Testing of Drug Metabolites
    1. 内容
    2. 戦略
    3. 対策
  10. Microdose Clinical Study でのMIST評価の意味・戦略・実際
  11. Hot Phase I 試験 でのMIST評価
  12. In vivo代謝比較試験と毒性試験動物の選択
  13. In vitro代謝試験と探索代謝試験でのヒト代謝物の構造解析の意味・戦略・方法論
  14. 質量分析によるヒト代謝物の構造解析の実践
  15. 低分子医薬品の質量分析によるヒト代謝物の構造解析の実践
    1. 合成医薬品
    2. 醗酵医薬品
  16. 高分子医薬品の質量分析によるヒト代謝物の構造解析の実践
    1. タンパク質
    2. 核酸
  17. 活性代謝物と生体成分複合体の質量分析によるヒト代謝物の構造解析の実践

  • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 CSR、SDGsを考慮した食品飲料、無菌医薬品、化粧品、医療機器等包装容器の電子線滅菌について オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/10 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/11 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築