技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高薬理活性医薬品マルチプラント設備における“封じ込め"および洗浄評価と既存設備への対応

高薬理活性医薬品マルチプラント設備における“封じ込め"および洗浄評価と既存設備への対応

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年12月17日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高薬理活性医薬品を扱う技術者、品質管理担当者

修得知識

  • 封じ込めの基礎
  • 高薬理活性医薬品の品質管理
  • 新しい封じ込めの方式・洗浄評価、リスクアセスメント

プログラム

 近年、医薬品製造においては高薬理活性物質を扱うマルチパーパスプラントへの傾向が強くある。この場合、遊休の設備を有効利用したいという経営的な意図もはたらくことが多い。
 本講演会では、封じ込めの基本的なところから始め、封じ込め設備の具体的な設計手順、エンジニアリング上の留意点、既存設備改造の場合のポイント、最新の技術動向、薬塵測定、最近の洗浄評価基準を巡る動き、などについて触れる。

  1. 封じ込めが必要とされる背景
    • 医薬品製造工場を取り巻く動向
    • 品質管理・労働安全衛生の視点からは何が重要か
    • 世界の動き・日本の動き
    • 活性の高い製品は増えているのか
  2. 封じ込めの基本的な事項
    • 用語の定義
    • 曝露の経路
    • ハザード物質とは
    • 封じ込めに用いる各種指標 (OELなど)
    • トキシコロジーの基礎知識
    • 封じ込めの基本的な戦略
    • コントロールバンディング
  3. 封じ込め設備の設計
    • リスクベースアプローチによる一次封じ込めの設計
    • 代表的な封じ込め手法 (スプリットバタフライバルブからアイソレータまで)
    • 二次封じ込めの設計
    • 空調設備
    • 更衣室
    • 個人用保護具 (PPE)
    • リスクベースアプローチによる呼吸保護具 (RPE) の選定
    • ミストシャワー設備について
  4. ラボ設備での封じ込めについて
    • ヒュームフードの封じ込め
  5. 封じ込めエンジニアリングにおける留意点
    • GMP要件と労働安全衛生要件とのバランス
    • 封じ込めリスクアセスメントにおけるパラダイム変化
    • エンジニアリングにおける留意事項
    • 具体例
    • 原薬工場
    • 固形製剤工場
  6. 既存設備を改造する場合のポイント
    • 原薬工場における改造事例
  7. 薬塵測定
    • 薬塵測定ガイドラインの内容
    • 改定点を中心に
    • 試験の準備計画
    • 具体的な事例
  8. 封じ込め技術の新しい動向
    • フレキシブルコンテインメント (FC) について
    • フレキシブルコンテインメントを用いる場合の経済性評価
    • 国産のFC技術
    • 適用事例
  9. 洗浄評価に関して
    • 高薬理活性物質を扱う設備での洗浄作業
    • 洗浄評価基準とその問題点
    • 洗浄評価におけるVisual Inspection
    • 洗浄評価の事例
    • 今後の洗浄評価基準のあり方

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 基礎から学ぶ原薬の製造プロセス変更時の留意点と同等性評価のポイント オンライン
2025/1/24 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/1/24 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/1/24 化学工場配属者が知っておきたい化学工学必須知識 オンライン
2025/1/24 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/27 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/1/27 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Aコース: 製造・品質試験/分析編) オンライン
2025/1/27 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集