技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造設備における“洗浄しずらい箇所”への洗浄のコツ

医薬品製造設備における“洗浄しずらい箇所”への洗浄のコツ

~マルチパーパス、封じ込め施設での対応と洗浄剤の選定~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年8月23日(木) 10時30分16時45分

プログラム

第1部 洗浄剤の選定と医薬品工場で見られる汚れの洗浄実施例

(2012年8月23日 10:30〜12:15)

 医薬品製造工場での現状を踏まえ、効果的に洗浄を実施するためのポイントおよび洗浄剤の成分について解説する。また、実際に洗浄剤を医薬品製造工場へ導入する際のラボ評価から実施例までを紹介する。

  1. 医薬品製造工場における洗浄の実際
    • 医薬品製造工場の汚れ
    • 国内における洗浄状況
    • 医薬品製造工場が洗浄剤選択の際に留意すべき事項
  2. 洗浄の基礎
    1. 洗浄の4要素
      • 洗浄に影響を与える4つの要素
      • 温度
      • 時間
      • 物理力 (機械力)
      • 化学力
      • 洗浄剤の成分とその働き
      • アルカリ
      • キレート剤
      • 界面活性剤
      • その他
      • 洗浄前に確認すべき事項
  3. 医薬品製造工場における洗浄
    • 各種汚れに対する洗浄方法の紹介
    • 洗浄剤の選定
    • 医薬品製造工場での洗浄実施例
    • 洗浄後の評価
    • 洗浄バリデーションにおける留意点
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 マルチパーパスプラントにおける洗浄し易い設備設計と洗浄評価

(2012年8月23日 13:00〜14:45)

  1. レギュレーションからの要求事項
    • 日本
    • 米国
    • EU
    • PIC/Sで何か変わるか
  2. マルチパーパスプラントにおける洗浄
    • 洗浄の手順
    • マルチパーパスプラントにおける洗浄評価
  3. 洗浄し易い設備とするためのポイント
    • 洗浄し易い槽のための設計基準
    • 洗浄し易い配管のための設計基準
    • 洗浄しにくい設備とその対応
    • 洗浄不要の設備
  4. 洗浄の評価
    • 洗浄評価の実施例
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 封じ込め施設における洗浄手法とその評価

(2012年8月23日 15:00〜16:45)

 薬理活性物質を扱う設備では粉体ハンドリングが主な話題となるが、洗浄が付随することは従来と変わりがない。
 交差汚染防止と現場での労働安全衛生の2つの視点から、封じ込め施設では、洗浄において特有の留意点が必要とされる。

  1. マルチパーパス封じ込め設備での洗浄
    • 品質を確保するための洗浄と労働安全衛生のための洗浄
    • 封じ込め設備で特有の洗浄作業と留意事項
    • CIPに加えてWIPの必要性
  2. 封じ込め設備における洗浄負荷を軽減するための方策
    • 粉体のシングルユース技術
    • 原薬工場への適用
    • 既存設備/改造設備における適用
  3. 洗浄しにくい場所へのシングルユース技術の具体的な適用事例
    • 釜底弁
    • 粉体投入シュート部
    • フィルターライン
  4. 封じ込め設備における洗浄バリデーション
    • 洗浄残留許容基準を巡る最近の動向~Risk MaPP
    • 目視検査の位置づけ
    • 洗浄残留許容基準による計算事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 第1部 : エコラボ(株) 唐沢 真知子 氏
  • 第2部 : (株)IHIプラントエンジニアリング 担当者
  • 第3部 : 東洋エンジニアリング(株) 島 一己 氏
  • 唐沢 真知子
    エコラボ(株) ジャパンテクニカルセンター
  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/28 製造/ラボにおけるER/ES・CSV規制要件をふまえたデータ保管・管理の留意点 オンライン
2025/11/28 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン
2025/11/28 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2025/11/28 体外診断用医薬品/関連製品マーケティング戦略の構築と展開 東京都 会場・オンライン
2025/11/28 希少疾病用医薬品等に関する国内規制、欧米制度との比較及び最新の規制動向 オンライン
2025/11/28 キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 オンライン
2025/11/28 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/11/28 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 オンライン
2025/12/1 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2025/12/1 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン
2025/12/1 体外診断用医薬品/関連製品マーケティング戦略の構築と展開 東京都 オンライン
2025/12/2 原薬GMPガイドライン実践編 オンライン
2025/12/3 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン
2025/12/3 MES・LIMS導入で叶える医薬品製造現場の業務効率化・データの信頼性向上・品質担保 オンライン
2025/12/4 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/4 GMP/GQPにおけるQA教育訓練とGMP文書、記録類のレビューのポイント オンライン
2025/12/4 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 オンライン
2025/12/4 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/12/5 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 オンライン
2025/12/5 DA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集