技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プレフィルドシリンジの材質トレンドとその選定方法

摺動性確保・破損防止・コスト低減

プレフィルドシリンジの材質トレンドとその選定方法

~シリコーンのバラつき対策から針の選択まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品に対する各素材特性の違い、破損や機能トラブル防止や海外でのトレンドなど、プレフィルドシリンジの品質や性能向上に向けたアプローチを紹介いたします。

開催日

  • 2012年5月31日(木) 10時30分 16時20分

受講対象者

  • プレフィルドシリンジに関連する技術者、品質保証担当者

修得知識

  • プレフィルドシリンジの基礎
  • プレフィルドシリンジ材質・針の選定
  • プレフィルドシリンジの市場動向

プログラム

第1部 摺動性確保・破損防止・コスト低減に向けたプレフィルドシリンジ材質選定のポイント

(2012年5月31日 10:30~13:00)

  1. 今後のプレフィルドシリンジ市場
  2. プレフィルドシリンジの基礎
    1. プレフィルドシリンジとは
    2. プレフィルドシリンジの医療機器クラス分類
  3. ガラス製プレフィルドシリンジ
    1. シリンジ形状の紹介 (シングル、ダブルチャンバー)
    2. 製品事例
    3. メリット、デメリット (破損)
    4. 破損事例
    5. 破損防止対策
  4. プラスチック製プレフィルドシリンジ
    1. シリンジ形状の紹介
    2. 材質の紹介
    3. 製品事例
    4. メリット、デメリット
  5. 摺動性
    1. 滅菌済注射筒基準
    2. シリコーン油基準
    3. シリコーン塗布方法
    4. シリコーンのバラツキ
    5. シリコーンのバラツキ対策
    6. ガスケット形状での対策事例
    7. 摺動性試験結果 (参考)
  6. ゴム部材、その他部材の紹介
    1. ガスケット、キャップ、ラバーパッキン
    2. プランジャーロッド
    3. フィンガーグリップ
    4. ルアーロック
    5. プラスチックチップ
    6. アルミキャップ
  7. 世界のトレンド:針刺し事故防止デバイス
    1. 欧米の法規制
    2. デバイスの種類
    3. 製品事例 (日本)
    4. 今後の展開
  8. バイアルキット製品の紹介
  9. 海外製品の紹介
  10. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 海外現状を踏まえたプレフィルドシリンジ材質・針のトレンドと今後の展望

(2012年5月31日 13:50~16:20)

 プレフィルドシリンジの材質について、最新の状況をわかりやすく解説する。現在、海外と日本では状況がかなり異なり、その最新トレンド、その理由、今後の動向などを、薬剤の開発トレンドとともに解説する。
 特に重要なのは、バイオ医薬品に対する各素材の特性の違い、シリンジメーカーの対応の違いを理解するとともに、自社でプレフィルドシリンジ化を検討している薬剤の特性を理解し、最適な素材選択をすることである。
 また、プレフィルドシリンジの製品デザインに欠かすことのできない、針の有無、仕様などについても解説をする。これらプレフィルドシリンジ製品を企画・開発する上での選択の一助となるような情報提供、解説を試みる。

  1. シリンジ素材について
    1. 海外と日本の違い
    2. 外筒素材について
    3. ガスケット素材について
    4. その他の部材について
  2. シリンジの供給について
    1. 各社の供給方式
    2. 滅菌方式
    3. 素材の違いによる課題
  3. 針について
    1. 針の種類
    2. 投与方法と針の選択
    3. 針のトレンド
  4. 医薬品との相性
    1. 過去の事例
    2. バイオ医薬品の場合
  5. 今後のトレンド
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 田口 勝也
    創作メディカル株式会社
    代表取締役
  • 岡部 博光
    テルモ(株) ホスピタルカンパニー D&Dグループ 事業開発企画チーム
    チームリーダー

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 NGSを用いたウイルス管理 オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性