技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

申請をふまえたバイオ (抗体) 医薬品の不純物 / 凝集物・会合体とコンフォメーション変化への対応

申請をふまえたバイオ (抗体) 医薬品の不純物 / 凝集物・会合体とコンフォメーション変化への対応

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、会合・凝縮の基礎から解説し、タンパク質製剤・抗体医薬品における会合・凝縮の測定と防止方法について詳解いたします。

開催日

  • 2012年5月28日(月) 10時30分 16時25分

受講対象者

  • タンパク質製剤・抗体医薬品に関連する技術者・品質担当者

修得知識

  • タンパク質製剤の会合・凝集体のメカニズム
  • タンパク質製剤の会合・凝集体の検出方法・防止法
  • 超遠心分析による会合体の分析
  • 抗体医薬品のコンフォメーション変化の問題点と対応

プログラム

第1部 抗体医薬品のコンフォメーション変化の問題点とその対応

(2012年5月28日 10:30〜12:00)

  1. 抗体医薬品のコンフォメーション変化、会合形成とその要因
  2. 解析例:酸性コンフォメーション、サブクラス、不均一性、低温変性
  3. 解決法:予測と変異導入、溶媒・添加剤
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ (抗体) 医薬品における定量困難な製造工程由来不純物と 不溶性異物/微粒子・Subvisible aggregatesの評価・分析法の問題点提示/解決法提案

(2012年5月28日 12:50〜14:30)

 バイオ (抗体) 医薬品において定量困難な現行の製造工程由来不純物そして不溶性異物/微粒子・Subvisible aggregatesの評価・分析法の問題点について述べるとともにそれらの改善・解決法について提案を行う。

  1. 製造工程由来不純物
    1. 定量困難な製造工程由来不純物
    2. 現行の各種製造工程由来不純物assayとその問題点
      1. Protein A assay
      2. Host cell protein (HCP) assay
      3. Host cell DNA assay
    3. ELISAとSurface Plasmon Resonance (SPR) の比較
      1. SPR Technologyを用いての新規高感度Host cell protein (HCP) Assay およびProtein A assayの開発例
    4. その他の手法を用いた評価法の検討
      1. 新規Host cell DNA定量法の開発例
  2. 不溶性異物/微粒子・Subvisible aggregates
    1. 日本と欧米における不溶性異物/微粒子・Subvisible aggregatesに対する認識の差
    2. 各種評価・分析法のWorking range
    3. 現行の不溶性微粒子検査法とその問題点
      1. 光遮蔽粒子計数法とMicroflow Digital Imaging法の比較
      2. 不溶性異物/微粒子のサンプリング法の比較
      3. 不溶性異物/微粒子の捕集例 および測定例
    4. 不溶性異物/微粒子の同定に使用する分析法と同定のフロー
      1. バイオ (抗体) 医薬品凝集化の主な原因
    5. 不溶性異物/凝集体の種類とそれらの混入元/原因と生成メカニズム
    6. 最後に
    • 質疑応答・名刺交換

第3部 バイオ医薬品の不純物に関する3極CMC規制と申請上の留意点

(2012年5月28日 14:45〜16:25)

 バイオ医薬品の巨大分子であるという特性から、また製造方法が化学合成医薬品とは大きく異なることから、その不純物に関しては、バイオ医薬品特有の考え方に基づいたCMC規制があり、ICHでカバーされる規制と各極特有の規制、またそれ従った申請上の留意点について述べる。

  1. はじめに
  2. バイオ医薬品の不純物に関する基本的考え方
  3. バイオ医薬品の不純物に関する規制
    1. ICHによるハーモナイゼーション
    2. 米国の規制
    3. 欧州の規制
    4. 日本の規制
    5. ギャップ
  4. 申請上の留意点
    1. 基本的なポイント
    2. いくつかの個別事項について
  5. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 津本 浩平
    東京大学 医科学研究所 疾患プロテオミクスラボラトリー
    教授
  • 吉森 孝行
    株式会社 TKYクリエイト
    代表取締役社長
  • 田中 徹三
    有限会社BioMC
    代表取締役社長

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装