技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

グローバルに対応した治験薬品質保証と開発段階に応じた規格・有効期間設定

グローバルに対応した治験薬品質保証と開発段階に応じた規格・有効期間設定

~治験薬や申請の規格について開発初期からどのような推移で決定していくか / グローバル開発の観点で各国の治験薬製造 (GMP・変更管理) の違いは?~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、治験薬開発における各バリデーションのタイミングと実施範囲について、海外GMP査察の指摘事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2012年1月31日(火) 12時30分 16時45分

受講対象者

  • 医薬品の開発者
  • 治験薬の申請・実施計画に携わる担当者、管理者

修得知識

  • 治験薬の規格設定・有効期間設定
  • 各バリデーションのタイミングと実施範囲
  • 海外GMP査察の指摘事例

関連の規制・ガイドライン

  • 臨床試験に関する3極薬事規則
  • 日本 (治験薬GMP)
  • 欧州 (EU GMP Annex 13)
  • 米国 (21CFR 210 &211)
    • Ph1ガイドライン
    • Ph2,3ガイドライン
  • その他
    • ICH Q7
    • ICH Q10

プログラム

第1部 グローバル開発をふまえた治験薬の規格設定・有効期間設定

(2012年1月31日 12:30~15:00)

 国内で開発のみならず、海外での開発をも踏まえて、治験薬の規格及び治験薬の有効期間設定に関して、臨床試験の段階との関係を含めて考えを示す。

  1. 前臨床から臨床試験への品質
  2. 前臨床の結果を臨床試験での規格にどのように反映させるか
  3. 臨床試験での規格項目に留意すべき点
  4. 臨床試験の進展と規格
  5. 前臨床試験、臨床試験から申請までの規格設定の考え方
  6. 開発の段階に応じた分析法の検証法
  7. 製法・処方の見直しと分析法・規格の見直し
  8. 治験薬の有効期間設定
    1. 開発段階に応じた安定性試験
    2. 開発段階に応じた有効期間の設定
    3. 申請資料への活用
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 グローバルに対応した治験薬品質保証の要件と海外GMP査察指摘事例

(2012年1月31日 15:15~16:45)

 日欧米の規制当局ではICHの推進とともに医薬品の承認申請要件の厳格化とより多くのデータ提出が要求されるなか、今年初のFDAによるQ8~Q10を反映したprocess validationガイダンスの発出に伴い、製品ライフサイクルを通じたGMP管理 (製造管理や品質管理) の強化を求めている。
 このような治験薬に関する規制強化の下、開発段階で必要なGMPマネジメント (特にQA/QC部門) について検証する。

  1. 医薬品開発とGMP
    1. 医薬品開発の流れ
    2. 臨床治験のステージ
    3. 臨床試験に関する3極薬事規則
    4. 治験薬の特性
    5. 治験薬に関するGMPの一般原則
    6. 開発段階と品質保証 (GMP) 要求
      • 前臨床試験
        • 臨床試験開始に必要なデータ
      • 臨床試験
      • 承認申請
        • 承認申請に必要なデータ
  2. 日米欧の治験薬に関するGMP
    1. 各国GMPの概要
      • 日本 (治験薬GMP)
      • 欧州 (EU GMP Annex 13)
      • 米国 (21CFR 210 &211)
        • Ph1ガイドライン
        • Ph2,3ガイドライン
      • その他 ICH Q7
  3. 開発ステージに沿ったGMP管理
    1. ICH Q10
      • 開発段階でのGMPマネジメント
      • 治験薬GMP上の規定
    2. バリデーション
    3. Process validation
      • FDAの新ガイダンス
      • QbDと管理戦略
    4. Cleaning validation
    5. Packaging & Labelling
      • 有効期限の延長
    6. Documentation
      • Product Specification File
      • 開発レポート
  4. 海外査察事例
    1. FDAの海外査察結果 (2010年)
    2. QA/QC部門の重要性
      • Warning Letter
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築