技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

封じ込め/アイソレータ事例と洗浄・バリデーションへの対応

高薬理活性医薬品マルチプラント設備における

封じ込め/アイソレータ事例と洗浄・バリデーションへの対応

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高活性物質の取り扱い・封じ込めの基礎から解説し、高活性物質の品質管理、最新の封じ込め・洗浄評価について詳解いたします。

開催日

  • 2012年1月25日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高活性物質を扱う技術者、品質管理担当者

修得知識

  • 高活性物質の取り扱い・封じ込めの基礎
  • 高活性物質の品質管理
  • 新しい封じ込めの方式・洗浄評価、リスクアセスメント

プログラム

第1部 高活性物質の取り扱い・封じ込めと品質管理

 高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交差汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の2つの視点から、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 封じ込めを巡る国内外の動向、基本的な事項、封じ込め設備の設計、設備構築事例、設備設計上のポイント、OQ時に必要とされる薬塵測定のポイントを紹介する。

  1. 高活性物質と封じ込めを巡る最近の動向
    1. 品質管理の視点からは何が重要か
    2. 労働安全衛生の視点からは何が重要か
    3. 世界の動き・日本の動き
  2. 封じ込めの基本的な事項
    1. ハザード物質とは
    2. 封じ込めに用いる各種指標 (OEL/ADIなど) :簡単なトキシコロジー
    3. 封じ込めの基本的な戦略
  3. 高活性物質の区分け
    1. コントロールバンディング
    2. リスクフレーズ
    3. GHS区分
    4. 区分けのいろいろ
  4. 封じ込め設備の設計
    1. リスクベースアプローチによる封じ込め設備の設計
    2. 空調設備の設計
    3. 更衣室の設計
    4. 呼吸保護具の選定
    5. ミストシャワーの設計
  5. 構築事例
    1. 原薬工場
    2. 固形製剤工場
  6. 封じ込め設備のエンジニアリングにおけるポイント
    1. エンジニアリング全般的な事項
    2. 設備設計における留意事項
  7. 薬塵測定におけるポイント
    1. SMEPACによる薬塵測定
    2. 試験の準備計画
    3. 実施の際の留意事項

第2部 新しい封じ込めの方式および洗浄評価、リスクアセスメント

 マルチパーパス設備で高活性物質を扱う場合、交差汚染防止のためにより確実な洗浄が必要とされる。
 一方で、洗浄作業の軽減を図っていくのがポイントである。
 このために新しく提案されている封じ込めの方式について、基本的な考え、各種の方法などを具体的に紹介する。
 洗浄評価の新しい動き、封じ込め機器についてのリスクアセスメントについて紹介する。

  1. 新しい封じ込めの方法
    1. ハードタイプの封じ込め
    2. ソフトタイプの封じ込め~フレキシブルコンテインメント
    3. それぞれの特徴と使い分け
  2. フレキシブルコンテインメントについて
    1. フレキシブルコンテインメントとその動向
    2. バグインバグアウトという手法
    3. フレキシブルコンテインメントのための道具たて
    4. 道具の使いやすさとその比較試験
    5. 経済性評価の具体的な事例
  3. フレキシブルコンテインメントの原薬工場への適用事例
    1. 原薬工場で粉体を扱う工程とリスクの評価
    2. 原料秤量小分け
    3. 原料投入周り
    4. 遠心分離機周り
    5. 乾燥機周り
    6. 充填設備周り
    7. IBC周り
    8. 改造事例
  4. 高活性物質を扱う場合の洗浄と評価
    1. 高活性物質を扱う設備での洗浄作業~CIP・WIP~
    2. 洗浄評価基準の新しい動向
    3. 目視検査VRL
    4. 洗浄評価の事例
  5. 封じ込め機器のリスクアセスメント
    1. リスクアセスメントの適用事例検証 その1
    2. リスクアセスメントの適用事例検証 その2
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

東京都立産業貿易センター 浜松町館

中3階 第6会議室

東京都 港区 海岸1-7-8
東京都立産業貿易センター 浜松町館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/18 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2025/6/18 ICH-E6 (R3) に対応したQMS構築とQbD・品質許容限界設定の考え方・逸脱対応 オンライン
2025/6/19 見落としやすい滅菌バリデーションの留意点 (バリデーションの深堀) とバイオバーデン測定等バリデーションの留意点 オンライン
2025/6/19 GMP監査・無通告査察実施時の対応ポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2025/6/19 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング オンライン
2025/6/20 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/20 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/6/20 振動分光法による医薬品原料の全数受入確認試験の事例およびPAT技術による製剤設計・工程設計の実践 オンライン
2025/6/20 医薬品・医療機器における日欧米の包装規制の最新動向 オンライン
2025/6/20 注射剤 (凍結乾燥製剤) 内服固形剤 (PTP錠剤包装) 外用軟膏剤 (チューブ包装) の製剤・包装工程の適格性評価の進め方 東京都 会場・オンライン
2025/6/20 ICH Q3D/元素不純物分析試験法設定及びバリデーション方法 オンライン
2025/6/23 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/6/23 バイオ医薬品開発のためのタンパク質デザインと凝集・安定性への対応 オンライン
2025/6/23 医薬品/医療機器/再生医療等製品の開発に必要なGCP要求事項とSOPのライティング・維持管理 オンライン
2025/6/23 原薬製造のプロセスバリデーション実務・不具合事例 オンライン
2025/6/24 GMP基礎 (2日間講座) 東京都 会場
2025/6/24 GMP基礎 (全2日間講座 / 1日目) 東京都 会場
2025/6/24 開発候補品の想定薬価検討と有効な薬価申請資料作成・交渉戦略のポイント オンライン
2025/6/24 再生医療等製品/細胞加工物の製造・品質管理 (GCTP省令) における施設・製造管理とPMDAによる指摘事例を踏まえた査察準備と対応 オンライン
2025/6/25 GMP基礎 (全2日間講座 / 2日目) 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集