技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマーアロイの設計、開発、構造制御技術

ポリマーアロイの設計、開発、制御

ポリマーアロイの設計、開発、構造制御技術

~Bコース : 実用化・技術動向編~
東京都 開催 会場 開催

以下、ポリマーアロイの関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2011年9月27日(火) 10時20分 17時00分

受講対象者

  • ポリマーアロイに関連する技術者、品質担当者、管理者

修得知識

  • 混合・分散の基礎
  • 相溶化剤の技術動向
  • ポリマーアロイによる樹脂の特性制御、高機能化
  • ポリマーアロイの構造解析と特性評価

プログラム

第1部 ポリマーアロイ開発のための混合・分散技術 (2011年9月27日 10:20-11:50)

 現在、ポリマーアロイの多くが、複合化したい既存のプラスチック同士を加熱により可塑化・溶融し、さらに均一に混合・分散させる操作、すなわち溶融混錬プロセスで製造されています。
 ここでは、二軸押出機を用いたポリマーアロイの開発技術を中心に、リアクティブプロセシングも含め、その詳細を紹介します。

  1. ポリマーアロイの定義と分類
    1. ポリマーアロイの位置づけ
    2. ポリマーアロイの分類
    3. 相溶系と非相溶系
    4. ミクロ相分離 (相容) 系とマクロ相分離 (非相容) 系
  2. ポリマーアロイの歴史と製造法
    1. 重合プロセス
    2. 溶融混錬プロセス
  3. 溶融混錬技術と界面制御 (相容化) 技術
    1. 混合操作と分散操作
    2. 界面制御と相容化剤
  4. 相容化剤
    1. 反応性相容化剤と非反応性相容化剤
    2. リアクティブプロセシング
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 ポリマーアロイにおける相溶化剤の技術動向 (仮) (2011年9月27日 12:30-13:50)

第3部 ポリマーアロイによる樹脂の特性制御、高機能化 (仮) (2011年9月27日 14:00~15:30)

第4部 散乱法によるポリマーアロイの構造解析と特性評価 (2011年9月27日 15:40~17:00)

 相分離構造解析に一般的な手法としての顕微鏡法 (実空間) 、散乱法 (逆空間) などの実例を交えて紹介する。これらの観察から得られる情報の相関についての基礎知見を得る。
 相分離構造観察における装置・手法、試料作成時における構造形成の観察などの例をまじえて紹介する。

  1. ポリマーアロイとブレンドの構造解析
    1. 顕微鏡
      • 透過過型電子顕微鏡
      • 原子間力顕微鏡
    2. 散乱法
      • 光散乱
      • X線散乱
      • 中性子散乱
    3. 熱測定
    4. その他
  2. ポリマーアロイとブレンドの構造観察と基礎物性評価
    1. ブロック共重合体の相分離構造の観察
      1. X線散乱法、電子顕微鏡法
      2. DSC
      3. 電子スピン共鳴法 (スピンラベル法)
      4. 形態複屈折
    2. 放射光施設を用いた構造形成過程の観察
      1. 構造形成のその場観察
        • X線散乱
        • 中性子散乱
        • IR
      2. スピノーダル分解による構造
      3. 透過型電子顕微鏡
  3. 微小角入射X線散乱法による超薄膜中の構造
    1. 微小角入射X線散乱
    2. 側鎖液晶性高分子薄膜の内部構造と表面特性
    3. ブロック共重合体のミクロ相分離構造の配向挙動観察
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 第1部 講師
    大阪市立工業研究所 理事長 喜多 泰夫 氏
  • 第2部 講師
    日油(株) 田坂 知久 氏
  • 第3部 講師
    北陸先端科学技術大学院大学 山口 政之 氏
  • 第4部 講師
    名古屋工業大学 山本 勝宏 氏
  • 喜多 泰夫
    地方独立行政法人 大阪市立工業研究所
    理事長
  • 田坂 知久
    日油(株) 化成事業部 化成研究所 SP2グループ
  • 山口 政之
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 マテリアルサイエンス系 物質化学フロンティア研究領域
    領域長 / 教授
  • 山本 勝宏
    名古屋工業大学 大学院 工学研究科 物質工学専攻 生命・物質工学科類
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/21 カーボンナノチューブの分散・成膜および応用展開 オンライン
2025/2/21 光導波路用ポリマーの材料設計と微細加工技術 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/25 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/2/26 溶解度パラメータ (HSP値、4DSP値) の基礎、溶解性/分散性の制御と評価、材料開発への応用例 オンライン
2025/2/26 スラリー調製及び評価の基礎 オンライン
2025/2/26 シランカップリング剤の反応メカニズム、使い方、密着性や物性の評価 オンライン
2025/2/26 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/2/26 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/2/27 液中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 有機無機ハイブリッド材料の合成・設計技術と構造・特性制御、応用技術 オンライン
2025/2/27 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/11/29 二軸押出機
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析