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植物工場における収益性向上を目指すセンサ利用技術と採取データの活用法

植物工場における収益性向上を目指すセンサ利用技術と採取データの活用法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、CO2・温度・光照射・液/葉面・制御システムなど、植物工場におけるセンサの高性能化と効果的な利用について詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月27日(金) 12時30分 16時15分

受講対象者

  • 植物工場に関連する技術者
  • 植物工場で利用されるセンサの技術者
  • 植物工場への参入を検討している方
  • 植物工場の効率を向上させたい方

修得知識

  • 植物工場に関連するセンサ技術・環境制御システムの基礎
  • 植物育成における各種センサの開発
  • 採取データの活用法

プログラム

第1部 植物工場での高収益生産を目指すセンサ技術・環境制御システムの現状と課題 (12:30~14:00)

 わが国の施設園芸は、小規模な施設が多く、センサによる計測技術を有効活用した環境制御に関しての取り組みは立ち後れてきた感がある。その結果、施設園芸先進国オランダでのトマトの収量が年間60t以上であるのに対し、わが国では20~25t程度と大きく劣っている。
 今後、施設園芸を高度化するためには、植物工場的な考え方を導入して、高度な計測技術を生かしたり効率的な環境制御技術を構築していく必要がある。野菜茶業研究所では5年ほど前から、センサ技術をフルに活用した環境制御技術の検討をおこない、わが国の気象条件に適したシステムを構築することを目的として取り組みを行っている。
 これら、施設園芸でのセンサに求められる条件、利用方法、環境制御への活用などについて紹介したい。

  1. センサに関して
    1. 施設生産・植物工場で用いられるセンサに関して
    2. 農業用センサに求められる条件
    3. 農業用センサに求められる精度
    4. センサによる測定の留意点
    5. これから求められる農業のセンサに関して
  2. 環境制御システムに関して
    1. 施設生産・植物工場における環境制御の果たすべき役割
    2. 環境制御方法の違い・その特性
    3. 施設生産におけるシステムと情報化の重要性
    4. 収集した情報を以下に有効活用するか?
  3. センサ・環境制御・植物生育に関して
    1. センサ情報をフル活用した環境制御によるトマト栽培の例
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 植物工場における各種センサを利用した植物育成とWebセンシング (14:15~16:15)

 植物の生理状態を知ることは植物育成管理をする上で大変重要なことです。それらの手段として各種の植物センサを用いてそこから得られたデータは栽培過程で発生する色々な問題をクリアーし、また、Webセンシングにより蓄積されたデータを用いて新しい農業展開が可能になります。

  1. 植物センサとは
  2. 各種植物センサの特徴
  3. 植物センサ利用とデータ
  4. 植物センサによるWebセンシング
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 安場 健一郎
    (独)農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 野菜生産技術研究領域
    主任研究員
  • 齋藤 和興
    (株)セネコム
    代表取締役

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9階 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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