技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器における臨床試験必要判断と海外データ利用時の国内必要追加試験の判断

GHTF・欧米の考え方を踏まえて考察する、臨床試験実施が必要な場合と不要な場合

医療機器における臨床試験必要判断と海外データ利用時の国内必要追加試験の判断

~必要な試験データのみを用いての承認申請迅速化に向けて~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医療機器の承認申請の基礎から解説し、国内外での考え方と臨床試験の必要判断・対応について詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月23日(月) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 医療機器に関連する技術者、管理者
  • 臨床試験の担当者、管理者

修得知識

  • 海外データ利用申請時における国内での必要追加試験の判断
  • 医療機器承認申請における臨床試験の必要判断

関連する規制・レギュレーション

  • 薬事法
  • 薬事法施行規則
  • 治験要否関連通知
  • GHTF/SG5文書
  • MDD
  • MEDDEV

プログラム

第1部 海外データ利用申請時における国内での必要追加試験の判断

講師 : (合)コンピエーレ 代表 医学博士 麻坂 美智子 氏

 2005年の薬事法改正により医療機器の承認 (認証) 申請書類に添付される書類についてはSTEDに基づいて作成するようになり、さらには基本要件の各項目について評価し、記載することが要求されるようになりました。
 現在では、申請書に記載される内容は、品質保証 (QMS) に基づいており、品質保証システムの理解なくして、質の良い申請書は作成できない時代になっている。
 言い換えれば、STEDに要求されている要求事項の概念、並びに基本要件に関する充分な理解が必要不可欠であることを意味している。
 一方、承認を取得しようとしている医療機器の特性や性能、安全性を保証するための充分なデータがそろっていることを確認する必要性がある。その背景には、本邦と海外では申請の区分の違いにより要求事項が異なることにある。また、「品目仕様」と「品質規格」の設定に関する明確な考えを持ち、品目仕様に設定されている項目と設計時の要求事項が論理的に矛盾なく設定され、評価されていることを確認し、データを収集する必要の有無を評価しなければならない。
 今回のセミナーでは、海外の医療機器を本邦に導入を意図した場合の留意点を中心に話を進めたい。

  1. 申請区分毎における記載要件の概要
    1. 新医療機器
    2. 改良医療機器
    3. 後発医療機器
    4. クラスⅡ (認証申請)
    5. 特定一変
    6. 一部変更申請
  2. 品質保証 (QMS) と申請業務の関係
    1. 品目仕様と品質規格の違い
    2. 設計プロセスの理解
    3. リスク管理
    4. QMSの範囲と申請書記載内容の関係
  3. 臨床試験
    1. 臨床試験の必要性の有無
    2. 海外臨床試験データの使用上の注意点
    3. その他
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 医療機器承認申請における臨床試験の必要判断

講師 : (株)カネカ 医療器事業部 薬事・品証担当 上崎 勇一 氏

 生体との相互作用を意図する医薬品ではその薬事承認申請に当たって臨床試験 (治験) データは必須とされるが、生体との相互作用を意図しない場合が多い医療機器にあっては臨床試験 (治験) データが必須とは限らない。そこで、薬事承認申請に当たって医療機器の臨床試験 (治験) データの要否を判断する考え方について整理する。

第2部のねらい

 従来は医薬品の延長線上で論じられることも少なくなかった医療機器の薬事承認申請のための臨床試験成績の必要性について、日本も参加して全世界的なコンセンサス作りが進められつつある現状を紹介する。

  1. 医療機器の特徴 (医薬品との相違)
    1. 原理の相違
    2. 開発ステップの相違
    3. 法的側面の相違
  2. GHTFの考え方
    1. SG5/N1文書
    2. SG5/N2文書
    3. SG5/N3文書
  3. 欧米の考え方と対応
    1. MEDDEV2.7.1の全面改訂
    2. MDDの大幅改訂
    3. 米国の考え方
  4. 日本の考え方と対応
    1. 関連通知の変遷
    2. 臨床評価相談
    3. 臨床評価報告書
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/6 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/2/6 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/2/6 医療機器の開発・事業化を成功に導くための実務秘訣 オンライン
2025/2/7 医療機器開発における生物学的安全性評価の進め方 オンライン
2025/2/7 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/12 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 医療機器の承認審査制度及び薬事申請書類の作成と適合性調査 オンライン
2025/2/13 超入門改正QMS省令セミナー オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/18 超入門改正QMS省令セミナー オンライン
2025/2/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/19 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医療機器) オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/21 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/2/25 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医療機器) オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/3/24 高機能急性期病院にとっての2012年度診療報酬改定の影響と対策
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/6/30 医療機器 技術開発実態分析調査報告書
2011/1/20 コンタクトレンズ 技術開発実態分析調査報告書
2010/8/20 マッサージ機 技術開発実態分析調査報告書
2009/4/22 MEMSデバイス総論 【新装版】
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書