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高透明性・耐熱性樹脂開発の基礎知識、耐熱・透明フィルムの開発、材料技術の動向

高透明性・耐熱性樹脂開発の基礎知識、耐熱・透明フィルムの開発、材料技術の動向

会場 開催

概要

本セミナーは耐熱透明性プラスチックに関連する2セミナーをセットにしたコースです。

セットでお申し込みいただきますと、受講料を特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 89,250円 → 特別割引 63,000円

開催日

  • 2010年10月27日(水) 13時00分 16時30分
  • 2010年10月28日(木) 10時00分 16時10分

受講対象者

  • 透明性・耐熱性樹脂の材料技術者
  • 透明性・耐熱性樹脂を利用した製品に関連する技術者
  • フレキシブル基板の技術者
  • 耐熱・透明フィルムの技術者
  • ディスプレイデバイス分野などでガラス代替として透明フィルムを利用したい技術者

修得知識

  • 透明耐熱樹脂の基礎
  • 着色の原理と透明化の方法
  • 透明性と耐熱性を両立するためのポイント
  • 透明耐熱樹脂の用途開発と将来予測
  • 耐熱透明性プラスチックの基礎
    • COP (シクロオレフィンポリマー樹脂)
    • PES
    • 高透明ポリエチレンナフタレートフィルム
    • PEN
    • 無色透明アラミドフィルム
  • 耐熱透明性プラスチックの応用
    • ディスプレイデバイス分野など

プログラム

2010年10月27日「高透明性・耐熱性樹脂開発の基礎知識」

講師

東邦大学 理学部 化学科 教授
工学博士 長谷川 匡俊 氏

専門
  • 高分子材料化学
  • 光化学
  • 界面・コロイド化学
  1. 透明耐熱樹脂の必要性
    1. 耐熱性と同時に透明性も求められる理由
  2. ポリイミドの着色の原理と透明化の方策
    1. ポリイミドにおける電荷移動相互作用
    2. 透明化のための分子設計と具体例
  3. 高透明性・高靭性・可溶性ポリイミド
    1. 高透明性、高靭性、溶液加工性を同時に有するポリイミドの必要性
    2. 分子設計と検討例
  4. 高透明性・低熱膨張性ポリイミド
    1. 分子設計と検討例
  5. 高透明性を有する感光性耐熱樹脂
    1. 感光性耐熱樹脂の報告例
    2. 新規な高 i 線透明性感光性耐熱樹脂の検討例
    3. FPCカバーレイ用材料
    4. 導波路用材料
  6. 透明耐熱樹脂の用途開発と将来予測
    • 質疑応答・名刺交換

2010年10月28日「耐熱・透明フィルムの開発、材料技術の動向」

第1部 透明プラスチック基板材料としてのシクロオレフィンポリマー (COP) の特性と開発動向 (2010年10月28日 10:00-11:00)
講師

日本ゼオン(株) 高機能樹脂・部材事業部 高機能樹脂販売部 マーケティングチーム
課長代理 池田 功一 氏

 透明プラスチックフィルムを基板に用いたフレキシブル電子デバイスは、その形状の自由度、薄型・軽量などの特長から、薄型太陽電池、電子ペーパー、有機ELディスプレイなどのアプリケーションを中心に開発が進められている。これらフレキシブル電子デバイスは、水分による性能低下が問題となっており、透明プラスチック基板に対しても耐湿性や水蒸気バリア性の改善要求が高まっている。
 本講演では上記の要求を満たす素材の1つとして注目されている、シクロオレフィンポリマー (COP) の特性と開発動向を中心に説明する。

  1. 透明プラスチック基板の概要
    1. 開発背景
    2. 特長と課題
    3. 開発ターゲット
  2. 透明プラスチック基板材料としてのシクロオレフィンポリマー (COP)
    1. シクロオレフィンポリマー (COP) とは
    2. ZEONORRとは
    3. 高透明性
    4. 水蒸気バリア性 (低吸湿性・低透湿性)
    5. 微細転写性
    6. 耐衝撃性
    7. 耐薬品性
    8. 低吸着性 (参考)
  3. シクロオレフィンポリマーの透明基板への応用
    • 質疑応答・名刺交換
第2部 PESの特性・応用技術及び透明耐熱樹脂としての位置付け (2010年10月28日 11:10~12:10)
講師

住友化学 (株) 情報電子化学品研究所
グループマネージャー 岡本 敏 氏

  1. PES
    1. 定義
    2. 合成ルート
    3. キャラクタリゼーション
    4. 熱安定性
    5. 基本特性
  2. PESの改質
    1. 化学修飾
    2. ブロックポリマー
    3. 特殊PES
    4. ブレンド (アロイ)
    5. エポキシ樹脂との複合化
  3. 工業化
    1. 企業化の歴史
    2. 需給動向
    3. 技術開発動向
    4. 応用例 (用途)
  4. 耐熱透明樹脂の動向とPESの位置付け
    1. 耐熱透明樹脂の中でのPESの位置付け
    2. PESフィルムと他の耐熱透明樹脂フィルムの比較
    • 質疑応答・名刺交換
第3部 高透明ポリエチレンナフタレートフィルムの特徴と技術動向 (2010年10月28日 13:00~14:00)
講師

帝人デュポンフィルム株式会社 開発センター 第1開発室
室長 奥村 久雄 氏
(専門 :高分子工学)

 良好な耐熱性と優れた力学特性を両立する二軸延伸ポリエチレンナフタレート (PEN) フィルムは、磁気記録材料のベースフィルムとして長い歴史を持つ材料であるが、そのコストパフォーマンスの高さから近年急速にその用途が広がっている。
 帝人デュポンフィルム(株) が新たに開発した高透明グレード-Q65シリーズは、優れた光学特性や表面平滑性が認められ、フレキシブルデバイスの基板材料としての応用が模索されている。
 本講演では二軸延伸PENフィルムの製造方法と特徴を概説し、今後の技術開発動向を紹介する。

  1. はじめに
    1. 帝人デュポンフィルム株式会社のご紹介
    2. ポリエステルフィルムの主な用途
  2. フレキシブルディスプレーへの期待
    1. 電子デバイスのフレキシブル化 メリットと懸念点
    2. フレキシブルディスプレー基材に対する要求特性
  3. 二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルム
    1. 特徴
    2. ポリエチレンナフタレートの化学構造
    3. 二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムの製法と二軸延伸による機能付与
    4. 二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムの特性
    5. 耐溶剤性、ガスバリア性、耐熱性、熱寸法安定性
  4. 光学用ポリエチレンナフタレートフィルム
    1. フィルム設計コンセプト
    2. 光学特性
    3. 表面平滑性
    4. 主な適用例
  5. 光学用グレードへの更なる機能付与
    1. 熱寸法安定性改良:更なる熱収縮率の低減
    2. 超平坦化の試み
    3. 超平坦化加工によるバリア特性の向上
  6. 開発課題と今後の展開
    1. フレキシブル基板への応用に際しての技術課題
    2. 今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換
第4部 耐熱透明フィルムの特性とデバイス基材への応用 (2010年10月28日 14:10~15:10)
講師

グンゼ (株) 開発事業部 事業開発室
チーフエンジニア 石井 良典 氏
(専門 :材料加工)

 ディスプレイデバイス分野では薄膜・軽量化、Roll to Rollプロセス適合ニーズの高まりで、ガラス代替としての耐熱フィルム需要が増加している。
 本講演では当社の耐熱透明フィルム技術を中心に、デバイス適合化のためのWET&DRYプロセスによるガスバリア付与等のアプリケーション技術について説明する。

  1. 耐熱透明フィルムの概要
    1. 開発の経緯
    2. 特徴・特性
  2. フィルムデバイスへの耐熱透明フィルムの適用
    1. アプリケーション例 (タッチパネル、電子ペーパー)
    2. 耐熱フィルムへのニーズ
  3. WET&DRY技術による機能付与
    1. WET技術による機能付与 (各種表面HC技術)
    2. DRY技術による機能付与 (ガスバリアフィルム)
    3. 機能膜形成による用途例 (低反射技術等)
  4. 新開発フィルム
    1. 靭性改善フィルム
    2. 高耐熱化
    • 質疑応答・名刺交換
第5部 無色透明アラミドフィルムの開発 (2010年10月28日 15:20-16:10)
講師

東レ(株) フィルム研究所
主席研究員 佃 明光 氏

  1. 東レのフィルム群
  2. 芳香族ポリアミド (アラミド) について
  3. 無色透明アラミドフィルムについて
    1. 無色透明化の考え方
    2. フィルム特性
    3. 用途展開の可能性
    • 質疑応答・名刺交換

会場

東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第4講習室

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 63,000円 (税込)
複数名
: 53,000円 (税別) / 55,650円 (税込)

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