技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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数ある芳香族共役系高分子の中で,本書が取り上げるポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)は最も成功した導電性高分子である。その理由はドープしたPEDOT が極めて高い電気伝導度をもつばかりでなく,可視光領域での吸光係数が比較的小さいためにその薄膜は透明性に優れていること,とりわけ安定性に優れている点にある。優れた性質に基づく多彩の応用例は,本書に寄せられた多くの研究者・技術者による研究成果が如実に表していると言える。その一方で,PEDOT は有機溶媒に不溶であり,モノマーから直接薄膜状に重合するのが困難である点など克服すべき課題は多い。今後の更なる発展を願っている。(白川 英樹 巻頭言より抜粋)
白川英樹名誉教授(筑波大),A.G. MacDiarmid 教授(ペンシルベニア大),A.J. Heeger 教授(カリフォルニア大)の「導電性高分子の発見と開発」による2000 年ノーベル化学賞受賞は,有機エレクトロニクスやプラスチック・エレクトロニクスという新分野を拓いた。中でもPEDOT は最も成功した導電性高分子の一つであり,帯電防止材や固体電解コンデンサ,有機EL のホール注入層に広く用いられており,最近ではITO 代替材料としてタッチパネルやディスプレイ,太陽電池に不可欠な透明電極への応用が期待されている。特にPEDOT/PSSはコロイド水分散液として市販されており,ウェット・プロセスや印刷技術によるパターン形成や素子作製が可能なことから,プリンテッド・エレクトロニクス材料として注目を集めている。日本におけるPEDOT 研究のアクティビティは高く,基礎物性からデバイス応用までその裾野は広い。しかしながら,PEDOT の基礎的な材料物性から最先端のデバイス応用までを網羅した書籍は国内においてこれまでなかった。 本書はPEDOT をできるだけ広い視野から眺め理解することを目的に,さまざまな分野で活躍されている先生方にご執筆いただいた。本書がPEDOT 研究の入門書としてお役に立てればこの上ない喜びである。 (監修者/奥崎秀典 はじめにより抜粋)
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/5/29 | フレキシブルデバイス向け ハイバリアフィルムの成膜技術と最新動向 | オンライン | |
2025/6/30 | 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の設計、材料技術、開発動向と課題 | オンライン | |
2025/7/11 | 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の設計、材料技術、開発動向と課題 | オンライン |
発行年月 | |
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2019/10/18 | 2020年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望 |
2019/9/20 | 2019年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
2019/7/19 | 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望 |
2019/5/24 | 2019年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望 |
2019/4/1 | 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場 |
2019/3/22 | 2019年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2019/3/22 | 2020年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2019/2/22 | 2019年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望 |
2019/1/31 | マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集 |
2019/1/25 | 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望 |
2018/12/14 | 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望 |
2018/11/30 | EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例 |
2018/10/31 | リチウムイオン電池における高容量化・高電圧化技術と安全対策 |
2018/10/19 | 2019年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望 |
2018/10/5 | 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向 |
2018/8/1 | 全固体リチウムイオン電池の展望 |
2018/7/31 | 全固体電池の基礎理論と開発最前線 |
2018/2/26 | 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場 |
2018/2/23 | 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2017/12/25 | 世界の有機ELディスプレイ産業動向 |