技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の溶液レオロジーの基礎と粘性のコントロール

高分子の溶液レオロジーの基礎と粘性のコントロール

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子および高分子溶液の粘性の基礎から解説し、粘度コントロールのポイントを習得していただきます。

開催日

  • 2012年3月5日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子ゲルに関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 医薬品・製剤
    • 化粧品
    • 化学品
    • 塗料 (ペンキ・インクなど)
    • 食品 (ドレッシング、スープなど)
    • 日用品 (シャンプー・コンディショナーなど)
    • プラスチック製品の成形加工
    • 接着剤
    • 乳化剤・界面活性剤 など

修得知識

  • 高分子の基礎
  • 高分子希薄溶液・高分子濃厚溶液の粘度

プログラム

 高分子の特徴の一つは、溶液の粘度を著しく増加させることである。
 この性質は、メリットにもデメリットにもなり得る。
 化粧品、シャンプー、コンディショナーなどのパーソナルケア製品、ペンキやインクなどの工業製品、また、たれ、ドレッシング、スープなどの食品には、ある程度の粘性が要求され、そのために増粘剤として高分子がしばしば添加される。
 他方、様々なプラスチック製品を溶液状態から成型加工する場合、粘度が高すぎると加工工程に致命的な障害となる。
 本セミナーでは、高分子および高分子溶液の粘性の基礎について紹介した上で、いくつかの具体的な溶液系についての粘性について考察し、粘度コントロールの指針を提供する。
 講義の最後には、各企業における粘度コントロールに関する問題点について討論を行う予定である。

  1. 高分子の基礎
    1. 高分子とは
    2. 高分子の分類
    3. 高分子の分子特性
  2. 溶液の様々な流動
    1. ハーゲン・ポアズイユ流
    2. 同軸円筒間の流れ
    3. 平行円盤間の流れ
    4. コーン・プレート間の流れ
  3. 流動と応力
    1. 単純ずり流動
    2. ずり応力
    3. 粘性率
    4. 粘性率の温度依存性
    5. 粘性率の濃度依存性
    6. 異常粘性 (粘性率のずり速度依存性)
  4. 様々な高分子の希薄溶液粘度
    1. 球状分子
    2. 棒状分子
    3. みみず鎖
    4. ガウス鎖
    5. 星型高分子
    6. 分岐高分子
    7. 会合性高分子
  5. 高分子濃厚溶液の粘度
    1. 球状分子
    2. 棒状分子
    3. みみず鎖
    4. 屈曲性高分子
  6. 具体的な溶液系
    1. 合成高分子溶液
    2. 多糖溶液
    3. タンパク質溶液
    4. ミセル溶液
    5. 会合性高分子溶液
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

茨木市福祉文化会館

2F 201会議室

大阪府 茨木市 駅前4丁目7-55
茨木市福祉文化会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料 (2名で49,980円)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/23 スキンケア化粧品の処方設計におけるポイントと化粧品の評価 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/28 アジア化粧品規制 & ASEAN化粧品規制セミナー (2日間) オンライン
2025/1/28 中国・台湾・韓国の化粧品規制対応および各国行政申請のポイント オンライン
2025/1/28 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン
2025/1/28 グローバル市場に向けた化粧品研究・開発担当者のための化粧品規制 (EU、ASEAN、中国、米国、日本) と化粧品に影響する化学品規制解説・動向 東京都 会場・オンライン
2025/1/28 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験・微生物限度試験のポイント オンライン
2025/1/28 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/29 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 食品賞味期限・消費期限設定の基本と実践 オンライン
2025/1/29 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/1/30 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2025/1/30 化粧品開発における感性価値の定量化と官能評価体制の構築・運用および商品開発への活用の勘どころ 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/31 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2025/1/31 ASEAN主要各国の化粧品申請および輸出のための実践ノウハウ オンライン
2025/1/31 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/2/3 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/2/4 熱分析の基礎と測定・データ解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2022/10/31 エマルションの安定化のための新しい調製技術と評価
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用