技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験のQC/QAとGCP実地調査/適合性書面調査対応のポイント

治験の品質を高めるためには

治験のQC/QAとGCP実地調査/適合性書面調査対応のポイント

~適合性書面調査及びGCP実地調査チェックリストをふまえた指摘されやすいポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年7月28日(金) 12時30分16時00分

プログラム

 医薬品の開発は、様々な疾病で苦しむ患者やその家族にとって福音とならなければならない。そのためには、適切に検証・評価された化合物が承認を得て早く市場に届くことが必要である。効能・効果、用法・用量を決定し、臨床試験によってその有効性と安全性を検証すること。人を対象とする治験は、適切な方法で実施され、信頼性あるデータを作成し、後にその妥当性が検証可能となるように記録が存在すること。これらを治験の品質の要求事項に設定することが、規則を遵守し、化合物を医薬品として早く世に出すことができる条件と考えられる。治験の品質が高いとは、承認を得て市場に出され、患者やその家族の満足を得る、つまり顧客満足を得るという事である。一方、人間の行いには誤りがつきものである。従って、誤りの事実を早く把握すると同時に記録を残し、どのような対処をしたか結果への影響はどうかを判断しながら治験を進めたことを証明できなければならない。適合性書面調査及びGCP実地調査は、監査と同じく、過去に行われたことを確認 (検証) ・評価する作業なので、事実が正しく把握され、対処できているかどうかを記録で確認することになる。そのためには、適合性書面調査及びGCP実地調査チェックリストの内容を十分理解することが大切である。
 前半は、プロアクティブなアクションも含めた治験の品質管理・品質保証のシステムの在り方について論じる。
 後半は、上述のチェックリストの内容について、各項目を解説する。

  1. はじめに
  2. 治験の品質管理・品質保証とは何か
    1. 品質マネジメントシステム
      1. 全体構造
      2. 事実の把握とエスカレーションシステム
      3. リスク評価
    2. 規則との関係
    3. 治験と品質マネジメントシステム
  3. 適合性書面調査及びGCP実地調査
    1. 直前提出資料について
    2. 全体の流れについて
    3. 適合性書面調査及びGCP実地調査チェックリストについて
      1. 治験依頼者の組織・体制等について
      2. 治験の準備に関する基準について
      3. 治験の管理に関する基準について
      4. 書面調査対象医療機関における治験実施状況等について

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/23 製造とラボにおけるペーパーレス化実践セミナー: データインテグリティ対応の記録とレビュー方法 オンライン
2025/7/23 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2025/7/23 生成AIを用いた戦略的規制要件対応セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 GVP基礎講座 + GVP実践講座 オンライン
2025/7/24 暴露許容値 (OEL、ADE・PDE) 設定の基礎知識と設定値の妥当性・考え方 オンライン
2025/7/24 GVP基礎講座 オンライン
2025/7/24 経皮吸収の基礎とIn vitro/In vivoにおける各試験・評価方法 オンライン
2025/7/24 早期承認取得のために必要なメディカルライティングテクニックのノウハウ オンライン
2025/7/25 医薬品品質試験における生データの取り方・レビューと申請対応 オンライン
2025/7/25 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/7/25 難水溶性薬物のための製剤技術の理論と実際 オンライン
2025/7/25 医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策 オンライン
2025/7/25 試験室におけるExcelスプレッドシートのバリデーション方法・運用管理のポイント オンライン
2025/7/28 GMP査察・監査に対応したペストコントロールプログラムの開発と課題への対処 オンライン
2025/7/28 医薬品/原薬/添加物/包装材等を対象とした中国医薬品開発の基礎と応用 オンライン
2025/7/28 GMP超入門講座 オンライン
2025/7/28 GMP医薬品工場建設 (計画・設計・施工) およびバリデーションのポイント 東京都 会場・オンライン
2025/7/28 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/7/28 Excelを使った医薬品売上予測 オンライン
2025/7/29 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門と効果的かつ効率的運用 (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用