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欧州ELV規則案の制度的ポイントと最新動向〜サーキュラーエコノミーに向けた課題

欧州ELV規則案の制度的ポイントと最新動向〜サーキュラーエコノミーに向けた課題

~行方不明車問題から再生資源利用目標まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、サーキュラーエコノミーに向けた欧州ELV規制とその改正案、 自動車、家電におけるプラスチックリサイクル技術を解説いたします。

配信期間

  • 2025年11月14日(金) 10時00分2025年11月21日(金) 12時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月19日(水) 12時00分

受講対象者

  • プラスチックやリサイクルに携わる方
  • 廃プラスチックのリサイクルに関心のある方
  • プラスチックの選別技術や製品への再生材導入に関心のある方

修得知識

  • 欧州ELV規則案の基礎
  • サーキュラーエコノミーの意味と課題

プログラム

 EU (欧州連合) では、2000年に発効した使用済自動車指令により、自動車リサイクルの制度化がされております。それから20年を経て制度の見直しの議論が出てきており、現在のその最終段階に来ております。それまでのEUの制度では、使用済自動車の流通が適正にコントロールできておらず、無視できない数の自動車が行方不明となりました。また、この20年の間にサーキュラーエコノミーの考え方が広まり、その流れに沿った制度にすることが期待されます。それらを受けて、2023年7月に欧州委員会により新たな使用済自動車規則 (ELV規則) が提案されました。そこでは、再生資源の利用目標などのこれまで観察されなかった制度の提案もされており、日本でも話題になっています。
 本セミナーでは、ELV規則案について制度的なポイントやその新しさおよび最新の動向を入門的に解説しつつ、サーキュラーエコノミーに向けた持続可能な制度のあり方を考えます。

  1. EUのELV規則案の背景
    1. 使用済み自動車市場
    2. サーキュラーエコノミーの動き
  2. ELV規則案の発表
    1. 事前評価
    2. 規則案の全体像
  3. 行方不明車問題とその対応
    1. 行方不明の数量
    2. なぜ行方不明になるのか
    3. 方向性
  4. 目標値の設定
    1. プラスチックや他の資源
    2. 再生資源の含有率の目標値の意味
    3. ELV規則案の発表後の動き
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 阿部 新
    山口大学 国際総合科学部
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,000円 (税別) / 39,600円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,000円(税別) / 35,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 72,000円(税別) / 79,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 108,000円(税別) / 118,800円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月14日〜21日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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