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「大型3Dプリンター」を用いた新しい市場、求められる成形材料、その可能性

建築、土木、自動車、航空宇宙、船舶、エネルギー施設、産業機器など

「大型3Dプリンター」を用いた新しい市場、求められる成形材料、その可能性

~1m〜数十m規模の大型3D運用のコツ / 「能登半島地震」後の活用事例 / 寸法精度と成形品の強度安定性、成形速度の改善、成形素材の要求特性~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、大型3Dプリンターを取り上げ、数メートル〜数十メートル規模の大型3Dプリンターとその運用管理のコツ、寸法精度と成形品の強度安定性、成形速度の改善、成形素材の要求特性について、事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2025年10月10日(金) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 大型3Dプリンターの適用分野の技術者、担当者、管理者
    • 建築
    • 土木
    • 自動車
    • 航空宇宙
    • 船舶
    • エネルギー施設
    • 産業機器など

修得知識

  • 数メートル〜数十メートル規模の大型3Dプリンターとその運用管理のコツ
  • 寸法精度と成形品の強度安定性
  • 成形速度の改善
  • 成形素材の要求特性

プログラム

第1部 持続可能なものづくりへ。「3Dプリンタ」の応用とその可能性

(2025年10月10日 10:15〜11:15)

 製造現場の社会課題に対応すべく、3Dプリンタを試作だけでなく製造用途へ拡張することが期待されている。 3Dプリンタで最終製品を直接製造する事例に加えて、既存工法の過程で3Dプリンタにより生産性を向上させるアイデアについても解説する。

  1. なぜいま3Dプリンタなのか?
    1. 製造現場における社会課題
    2. 3Dプリンタに期待されていること
  2. 3Dプリンタによるダイレクト製造へのチャレンジ
    1. 樹脂製品
    2. 金属製品
  3. 既存工法で生産性を向上させる3Dプリンタの活用方法
    1. ロストワックス鋳造
    2. 砂型鋳造
    3. 真空成形
    4. シリコン/ゴム成形
    • 質疑応答

第2部 建設用3Dプリンタの現状と展望

(2025年10月10日 11:30〜12:30)

 工事に活用できるコンクリート構造物を作成する3Dプリンタは ここ数年で国内で急速に土木、建築ともに活用され始めているが その最前線を国内唯一のメーカーであり国内施工実績No1のPolyuseが解説する。

  1. 建設用3Dプリンタとは何か
    1. 建設用3Dプリンタとは何か
    2. 国内外の使用例と現況
    3. 建設用3Dプリンタの技術について
  2. Polyuseとは何者か
    1. 会社概要
    2. 建設業の抱える課題と建設用3Dプリンタの価値
    3. 適用している最新事例とその効果
  3. 建築分野への応用
    1. 3Dプリンタ建築は本当に安いのか?
    2. 3Dプリンタ建築が発展するために必要なこと
  4. まとめ
    • 質疑応答

第3部 「3Dプリンター」における航空宇宙・エネルギー・船舶分野などへの応用とその可能性

(2025年10月10日 13:30〜14:30)

 金属3Dプリンターの中でも、主にDirected Energy Deposition (DED) を用いた 航空宇宙・エネルギー・舶用機器部品の積層造形・補修技術開発の事例等について解説する。

  1. 当社での金属3Dプリンターの活用方針
  2. 金属3Dプリンターの種類
  3. 航空エンジン部品向け素材のニアネットシェイプ成形
    1. 背景 – 航空エンジン部品製造における現状 –
    2. 最適プロセス条件の確立
    3. 疲労強度評価
    4. 実製品に向けた検証
  4. 産業用ガスタービン部品の補修
    1. メインシャフトラビリンスシールの補修
    2. チタン合金インペラの補修
  5. 産業用ガスタービン部品を対象とした新合金開発
  6. 大型レシプロエンジン シリンダカバーの表面処理
    1. 背景 – シリンダカバーの耐食性向上 –
    2. 内面施工用特殊ノズルの開発
  7. 海事産業における3Dプリンターの活用と将来構想
    1. 緊急交換部品発生時の船会社の課題
    2. 解決のための3Dプリンターの活用
    3. ビジネス・ストラクチャー
    4. 実証事例
    • 質疑応答

第4部 鋳造用砂型3Dプリンタ技術と材料開発、その可能性

(2025年10月10日 14:45〜15:45)

 近年、複雑形状鋳物用途や木型レス、試作速度UPなどの効果が市場に認められ、 鋳物業界に導入が進みつつある砂型3Dプリンタ技術について、「砂材料」の主として 業界動向を交えながら解説する。

  1. 砂型3Dプリンタについてつ
    1. AM技術の分類
    2. BJTによる砂型積層造形
    3. 砂型3Dプリンタ用途
    4. 砂型3Dプリンタ動向
  2. 砂型3Dプリンタ材料について
    1. 国内の材料種シェア
    2. フラン系の硬化プロセスについて
    3. 高機能砂型3Dプリンタ材料
    4. 環境対応型砂型3Dプリンタ材料
  3. 3DプリンタMMC材料
    1. MMCとは
    2. 3DプリンタMMC材料について
    • 質疑応答

第5部 航空宇宙・自動車分野を含めた3Dプリンターを活用した製造業への応用とその可能性

(2025年10月10日 16:00〜17:00)

 世界トップシェアのストラタシス社製3Dプリンターの事例を中心にご案内。 FDM方式では1mサイズの造形エリアを持つF770やスーパーエンプラに対応するF900を解説する。また、PolyJet (インクジェット) 方式の「リアルなフルカラー造形」が可能な J8シリーズの機能と活用可能性をご紹介。ソフトウェアではCAD不要で治具データが作成できるFixturemateがアドオンされるなど、3Dプリンターを活用した製造業の可能性を後押しするGrabCAD Print Proをご紹介。

  1. ストラタシス社とは?
    1. メーカーの概要
    2. 方式概要説明 (FDM方式/PolyJet方式/P3方式/SAF方式)
  2. FDM方式の3Dプリンターの活用
    1. 自動車業界での活用
    2. 航空宇宙業界での活用
    3. その他の業界での活用
    4. (GrabCAD Print Proの活用=Fixturemateメイン)
  3. PolyJet (インクジェット) 方式の3Dプリンターの活用
    1. フルカラー造形を活用した自動車業界での活用
    2. その他、業界での活用
    • 質疑応答

講師

  • 並木 隆生
    株式会社スリーディー・システムズ・ジャパン インダストリアルソリューショングループ
    セールスディレクター
  • 岩本 卓也
    株式会社Polyuse
    代表取締役
  • 森橋 遼
    川崎重工業 株式会社 技術開発本部 技術研究所 材料研究部 研究二課
  • 飯塚 一毅
    群栄化学工業 株式会社 商品技術部
  • 立山 豪
    アルテック株式会社 デジタルプリンタ事業部

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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