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工場自動化/省人化への生成AI、DX導入と活用のポイント

工場自動化/省人化への生成AI、DX導入と活用のポイント

~社内ノウハウの伝承、設計支援、品質検査、予知保全、業務自動化 / 生成AI、AIエージェントの活用 / プロンプト設計のコツ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、IoTの技術要素を解説すると共に、これらの適用例について具体的な事例を中心に紹介いたします。

開催日

  • 2025年11月13日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • 既存の工場にIoTやAIを導入する際の効率的、効果的なレイアウト設計のポイント
  • 老朽化した既存の工場にIoTを導入する手順
  • センサの選び方、データ収集の仕方、分析、活用、運用のポイント

プログラム

第1部 生成AIの実務活用、産業現場のDX化に向けた具体的な活用法と注意点について

(2025年11月13日 10:30〜12:00)

 正に日進月歩の如く目覚ましい進化を遂げているAIですが、工場サイドにおいて活用するにはどんな活用法があるのでしょうか? 従来から実施されてきた機械学習との違い、生成AIの活用場面、場面ごとにどんな活用法があるのか整理してお伝えしたいと思います。また、今後の主流になるであろうAIエージェントとは何なのか、従来のAIと何がどう違うのか、活用において何が変わってくるのか、等についても触れたいと思います。
 本講演では工場の現場における自動化/省人化に向けて、生産性向上、品質管理、顧客サービスなど、生成AIが製造業を変える可能性について説明をします。

  1. 生成AIとは
    1. 生成AIの基本的な仕組みについて
    2. 生成AIの種類と対象範囲
  2. 一般業務への先行適用事例
    1. 文章の校閲、スピーチ作成、記事の構成案作成
    2. 長い文章や論文の要約、企画書などの資料作成
  3. 業務適用への展開ステップ
    1. プロンプト設計のコツ
    2. 活用における留意点
  4. 生成AI活用上の注意事項
    1. ハルシネーションへの対応方法
    2. 著作権侵害、誤情報への対応方法
  5. 産業現場への生成AI適用方法
    1. 設計現場への応用
    2. 人材育成への応用
    3. 技術継承への応用
    • 質疑応答

第2部 DX/生成AIを活用した工場自動化と人材育成のポイント

(2025年11月13日 13:00〜14:30)

 自動車部品製造業が激変期にある中、オーテック (当社) が製造現場においてDX推進とAI活用に挑んできた実例を共有します。デジタルツールによる「見える化」を通じた生産性向上から、生成AIを活用した社内ノウハウの伝承、内製ツールの開発、そして従業員を巻き込んだAI人材育成まで、一連の実践的な取り組みを紹介します。
 これにより、中小企業が直面する課題を乗り越え持続的な成長と組織風土の変革を実現し、さらには新規事業の立ち上げに至るまでの道のりを示し、聴講者が自社・自組織の変革を考える契機となることを目指します。

  1. プレゼンター自己紹介と株式会社オーテックの会社概要
  2. 自動車部品製造業を取り巻く環境と課題
  3. コロナ禍を契機とした製造現場のデジタル化の歩み
  4. 例1:IoT稼働モニタリングシステムの導入と活用
  5. 例2:エンゲージメント経営プラットフォーム (社内SNS) の導入と活用
  6. 例3:データ一元管理ツール (タブレットシステム) の導入と活用
  7. 一連のデジタル化推進による定量・定性面での成果
  8. 「真の」デジタルトランスフォーメーションを目指した生成AI活用への挑戦
  9. 例4:独自生成AIシステム「DENSHO AI」の開発
  10. 例5:社内独自の生成AI人材育成研修の実施
  11. 例6: (研修を活かした) その他の生成AI活用事例
  12. DX/AIの社内推進における重要なポイント
  13. 「製造業向けDX/AI人材育成支援プログラム」の開発と事業化
  14. 産学官連携とメディア露出を通じた情報発信と業界への貢献
    • 質疑応答

第3部 プロンプトエンジニアリングによるスマートファクトリー化に適した自由対話システムの導入と活用のポイント

(2025年11月13日 14:45〜16:15)

 生成AIは多様な大規模言語モデルを用途に応じて選択し、プロンプト設計や利用環境が出力に大きく影響する。AIエージェントは自律的に計画・実行・学習を行い、製造業のスマートファクトリー化を推進する鍵となる。設計支援、品質検査、予知保全、業務自動化などユースケースは拡大するが、データ整備不足や安全性・人材課題が障壁であり、現状では、企業での活用が進んでいない。
 提案システムはプロンプト適用や既存資料の活用、RAG導入を組み合わせ、評価に基づき信頼性と効率を高めることで、製造DXの可能性と今後の提言を示す。

  1. 生成AIの活用の現状
  2. 様々な大規模言語モデルと用途に応じた選び方
  3. 生成AIの出力に影響を与えるもの
  4. AIエージェントとは?
  5. 生成AIのスマートファクトリー化への適用
  6. 主なユースケース・活用領域
  7. 課題と障壁
  8. 提案するシステム
  9. プロンプトの適用
  10. 既存の資料の有効活用
  11. RAGの適用
  12. 評価と可能性
  13. 提言
    • 質疑応答

講師

  • 熊谷 博之
    Ridgelinez株式会社
    Business Science Practice Senior Advisor
  • 小川 大佑
    株式会社オーテック
    専務取締役
  • 松井 くにお
    金沢工業大学 情報理工学部 知能情報システム学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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