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B to B向けの設計開発を現実化するのに大切なこと

人がいない、時間もない。それでも、できるチームの作り方

B to B向けの設計開発を現実化するのに大切なこと

~要求事項/制約事項を正しく把握するノウハウ、コスト設計等の量産性検討のポイント、関係部署との協力体制を構築するポイントを含めて解説~
オンライン 開催

このセミナーは2025年7月30日に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、視聴開始希望日より10日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2026年3月31日まで受け付けいたします。
(収録日: 2025年7月30日)

概要

本セミナーでは、お客様の要求事項の的確な把握、コスト設計等の量産性検討の大切なポイント、関係部署との協同体制の構築、目標を現実化するプロジェクトマネジメントのポイントについて、豊富な経験に基づき、事例を交えながらわかりやすく解説いたします。

申込期間

  • 2025年8月1日(金) 10時00分2026年3月31日(火) 16時00分

修得知識

  • お客様の要求事項の的確な把握
  • コスト設計等の量産性検討の大切なポイント
  • 関係部署との協同体制の構築
  • 当初の目標を現実化するプロジェクトマネジメントのポイント

プログラム

 私は元々プロセスエンジニアでしが、液晶ディスプレイ向けの薄くておおきいガラスを運ぶために必要なパレットの設計開発を一人で始め15年以上担当した経験があります。金属にクッション材を貼り付け、ガラスを保持するために簡単なメカ機構を付けたシンプルな構造体ではありましたが、パレットがなければガラスは納められないプレッシャーと納期に追われ毎日苦労の連続でした。そのうち、メンバーも増え、また別の苦悩を抱えながらもリーダーとしてチーム運営に邁進してまいりました。
 毎日のように、人も時間も無い中で、どうすればよいの?と悩んでいましが、経験を重ねるうちに、うまくいかないのは教科書的なことが十分対応できていない事が原因であるのに気づかされ、自分なりに多くのノウハウを学びました。
 このセミナーでは、時間も人も限られた中で具体的にどのように商品の設計開発を実現化して行くか、私の経験から学んだこれが大切なポイントと思う所を紹介します。なお、本セミナーの内容は日刊工業新聞社様の「機械設計」にて2025年9月号から連載される予定です。当時の私のように人も時間も無い中、もがき苦しんでいる方の少しでも参考になれば幸いです。

  1. お客様の要望事項を正しく把握するポイント
    1. 「狩野モデル」を活用して要望事項を正しく把握する方法
      1. 魅力的品質
      2. 一元的品質
      3. 当たり前品質
    2. お客様の制約事項を確実に確認する方法
      1. お客様の制約事項を確認するのはなぜ難しいのか?
      2. お客様の制約事項を確実に確認するのに大切なこと
  2. 新しいアイデアで要望事項を具体的な開発目標、設計仕様に落とし込むポイント
    1. 設計開発のコンセプトを明確にする。
    2. 現状整理を行う。
    3. コンセプトと現状整理の結果から必要な要素技術開発、開発目標、設計仕様を定める
      1. 目標の数値化
      2. 要望事項の優先順位付け
      3. QFD「品質機能展開」との関連について
    4. 新しいアイデアを生み出すのに大切なこと
      1. 「ひらめき」「思い付き」を大切にする
      2. 複数人でのブレストよりも1対1のフリーディスカッション
  3. 基本設計/基礎開発で大切なこと
    1. 基本設計/基礎開発の体制について
    2. 基本設計/基礎開発時の他部署との協力体制
    3. 基礎開発での量産性 (QCD) の検討
      1. 品質 (Q) の検討
      2. コスト © の検討
      3. 納期 (D) の検討
    4. 必須知財スキル、他社特許の侵害判定
      1. 公開特許公報と特許公報
      2. 特許権の範囲 (請求項、独立項/従属項)
      3. 特許侵害判定方法
    5. デザインレビューで大切なこと
  4. 設計検証 (量産性検証) で大切なこと
    1. 設計検証体制の構築
      1. 他部署との共同体制の構築
      2. ステークホルダーのマネージメント
    2. 試作品の評価/検証で大切なこと
    3. リスク評価で大切なこと
  5. 設計開発で大切なリーダーの役割
    1. チームマネージメント
    2. 他部署との関係性構築
    3. 設計開発の標準化
  6. 質疑応答

講師

  • 布施 裕児
    技術力向上カウンセリングオフィス
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 設計開発について、非常に幅広いお話が聞けて勉強になった。講師の方の経験から語られるお話しが非常にためになった。
  • 講師の実際のご経験を踏まえた見解を交えたご説明で大変有益でした。
  • 教科書的な話以外に実体験を交えての講義であったためより理解しやすいと感じた。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

オンデマンドセミナーの留意点

  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • ビデオ会議ツール「Vimeo」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト から動作確認をお願いいたします。
  • 視聴期間は視聴開始希望日より10日間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料が製本テキストの場合、視聴開始希望日より実働2営業日前に届くように発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

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