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手計算でできる応力集中部の強度評価方法

実務に活用できる材料力学習得のための

手計算でできる応力集中部の強度評価方法

~CAEに頼らずに行える簡単な破壊防止対策~
東京都 開催 会場・オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年10月27日〜11月2日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、応力集中部の強度評価方法について取り上げ、応力・応力集中・寸法効果・安全率など、現場で直ぐに使える知識に絞り、構造強度の基礎を体系的に解説いたします。

開催日

  • 2025年10月20日(月) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 機械装置の構造を設計する技術者
  • 機械装置の品質管理を担当する技術者

修得知識

  • 簡単な形状の部材に力やモーメントが作用した時の応力計算
  • 部材が力の作用によって破壊しないようにするための技術
  • 応力集中によって生じる強度低下への対策
  • 工作担当者や品質管理部門では、設計者が出図した図面を見て、強度的に大丈夫かどうか検討ができるようになる

プログラム

 ひとりのエンジニアが多種多様な業務を担当するようになった現在、時間を有効に使うためには、目の前の課題をできるだけ速く処理する必要があります。しかし、機械装置の構造の設計に必要な材料力学を市販の教材で勉強しようとすると、あれもこれもと書いてあるために、なかなか必要な技術習得にまで到らないのが悩みです。
 このセミナーは、材料力学の初心者のために、使用頻度の低い項目は省略し、実用的な内容を抽出して構成しました。特に、設計した装置が壊れないようにすることに重点を置いていますので、仕事上の役割が一致する技術者にとっては、明日からでも即座に役立つことでしょう。

  1. 材料力学と強度設計の考え方
    1. ものごとの適切な進め方
    2. 設計での材料力学の目的
    3. 強度評価で重要な4つの影響因子
    4. 強度判定の方法
    5. 破壊現象の分類
  2. 応力について
    1. 応力〜機械装置の破壊で重要なのは垂直応力
    2. 発生応力を求めるための簡単な計算式
    3. ひずみ、ポアソン比とフックの法則
    4. 簡単な式を使った簡単な強度評価方法
    5. 主応力と相当応力について
  3. 力の流線について
    1. 力の伝達と水の流れの似たところ
    2. 力の流線でわかる応力の大小
    3. サン・ブナンの原理
  4. 応力集中と応力集中係数
    1. 応力集中係数αの定義
    2. 応力集中の発生要因と特異点
    3. 応力集中と力の流線の関係
    4. 応力集中部からの破断面の推測の仕方
    5. 応力集中係数αの上限値の見積り方
  5. 応力集中が強度低下に及ぼす 影響と強度低下率 (切欠係数) β
    1. 寸法効果について
    2. 強度低下率 (切欠係数) βの定義
    3. 強度低下率 (切欠係数) βと応力集中係数αの関係
    4. 特異点での強度の把握の仕方
    5. 強度評価の結論
  6. 安全率
    1. 安全率の値の定め方
      〜まずは、法律、業界基準
    2. 理論的な定め方 (その1) ← 50年前に制定
      〜強度と応力のばらつきが正規分布すると考えた場合
    3. 理論的な定め方 (その2) ← 現代の標準
      〜強度と応力のばらつきが対数正規分布すると考えた場合
    4. アンウィンの安全率 ← 100年前に制定
      〜有名だが、今は使わないように
  7. まとめ

講師

会場

TH企画 セミナールーム
東京都 港区 芝4丁目5-11 芝プラザビル 5F
TH企画 セミナールームの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • セミナー内容については私のまさに学習したかったことでした。今回いただいた遠田先生の本も読んでした身としては、本の内容が大きく深まりとても満足度の高い講義でした。
  • 材料力学の基本的な計算式で十分強度検討ができるということを知ることが出来て良かった。難しいことを難しいまま考えるのではなく、簡単なことに置き換えて考えることが大切であると改めて感じた。
  • 入社してから機械設計をやっていたのでが、強度などはあやふやな状態だったのでそこが整理できた。
  • 簡易的に捉えて強度計算することで、詳細な強度CAEをせずとも妥当な判断が可能であることを知ることができ有益だった。
  • これからの設計業務で有用な講義となりました。ありがとうございます。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかをご選択いただけます。

会場受講をご希望の場合

  • ライブ配信、アーカイブ配信のサービスは受けられません。
  • 翌営業日までに、請求書、受講票、会場までの地図を発送させていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年10月27日〜11月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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