技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題

可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、可塑剤の基礎から解説し、化学物質管理の基礎と現状、可塑剤にまつわる課題について解説いたします。

開催日

  • 2025年6月16日(月) 13時30分 15時30分

受講対象者

  • 化学物質の製造販売業務に携わる方
  • 化学物質の安全性業務に係る方

修得知識

  • 化学物質 (可塑剤) の用途開発に役立つ知識
  • 化学物質の規制に対する基本知識、可塑剤の現状
  • 化学物質の安全性に対する取り組み方
  • 可塑剤の置かれた現状

プログラム

 可塑剤は1950年代から工業的に生産され、約70年の歴史を持つプラスチック添加剤です。主にPVC (ポリ塩化ビニル) に使用されており、全体の約80%がPVC向けです。PVCは常温では硬いガラス状ですが、可塑剤を添加することで柔軟性を調整でき、パイプ、電線被覆材、建材 (窓枠・壁紙・床材) 、玩具、包装材、容器など、硬質から軟質まで幅広い製品に適用されています。
 一方で、製品を開発・販売する際には、人や環境への影響を考慮することが不可欠です。現在では、製品の使用段階でのリスクを評価し、適切に管理する手法が各国・地域ごとに整備されています。本セミナーでは、可塑剤を具体例として、リスク評価と管理のプロセス、そしてその最新の動向について概説します。
 また、可塑剤に使用される化学物質の多くはエステル結合を持つ低分子化学物質であり、その用途は可塑剤に限らず、コーティング剤、接着剤、塗料、シーラント溶剤などにも広がっています。こうした関連分野への応用についてもご紹介します。

  1. 第1部
    1. 可塑剤工業会の紹介
    2. 可塑剤とは
    3. フタル酸エステルとは
    4. フタル酸エステルの用途と内外市場
  2. 第2部
    1. 化学物質管理の潮流とトレンド
    2. フタル酸エステル規制のはじまり
    3. フタル酸エステル規制の現状
      • 欧州
      • 米国
      • アジア
      • 日本
  3. 第3部
    1. 可塑剤工業会の安全性への取り組み
      • 種差
      • 環境モニタリング
    2. 可塑剤にまつわる課題
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)
複数名
: 17,500円 (税別) / 19,250円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 32,000円(税別) / 35,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 17,500円(税別) / 19,250円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,000円(税別) / 35,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 52,500円(税別) / 57,750円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/20 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/6/20 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/20 chemSHERPAの基本操作と失敗しがちなポイントと回避策 オンライン
2025/6/20 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2025/6/23 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/6/23 熱分析入門 オンライン
2025/6/24 医用材料の基礎と要求特性および応用展開・最新動向 オンライン
2025/6/24 化学材料管理に求められる情報、分析、曝露リスク削減とSDSの法的記載・評価・GHSの使い方 オンライン
2025/6/25 押出成形の基礎と成形不良の原因・対策 オンライン
2025/6/25 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/26 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2025/6/27 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/6/27 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/30 UV硬化樹脂の硬化不良要因と硬化状態の測定・評価技術 オンライン
2025/6/30 欧州の難燃剤規制の基礎と要点 オンライン
2025/7/1 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/7/7 化学材料管理に求められる情報、分析、曝露リスク削減とSDSの法的記載・評価・GHSの使い方 オンライン
2025/7/8 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/7/23 ゲル化剤の基礎知識およびゲル化手法・分子設計のポイント オンライン
2025/7/30 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/8/31 製品含有化学物質のリスク管理、情報伝達の効率化
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策