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CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ

CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ

~PMDAの承認審査における主な視点の解説及び各モジュールに落とし込むべき内容とは / 照会事項回答作成時の重要な留意点や、適切な表現方法とは~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年6月5日〜18日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年6月5日まで承ります。

概要

本セミナーでは、25年以上にわたりメディカルライティング実務に携わる講師が、効率的な申請業務の進め方、メディカルライターの役割、必須事項について解説いたします。
また、講師が作成したCTDを用い、PMDAの視点を交えながら、CTD M2.5及び2.7の論理構成、作成のポイント、注意点を詳しく説明いたします。

開催日

  • 2025年5月22日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • メディカルライティングを実践的に応用できる体系的な知識とスキル
  • 申請資料の作成・戦略・審査対応・レビューの一連の流れへの理解
  • メディカルライターとしてのスキルアップ
  • CTD M2.5及びM2.7の論理構成、作成方法
  • 論理的で明確な文章のライティング
  • 効率的なライティング計画の立案と実施
  • 申請資料及び照会事項回答作成時の留意点
  • 建設的なレビューの方法とフィードバックの仕方

プログラム

 医薬品開発及び申請プロセスにおけるメディカルライティングの役割は、治療上の位置付けや開発戦略を踏まえ、規制要件を遵守した上で、科学的かつ論理的で一貫性のある高品質な資料を迅速に作成することです。申請資料の作成や照会事項対応など承認に至るまでの過程では、厳しい時間的制約の中で多くの資料を円滑に準備する必要があります。
 本セミナーでは、25年以上にわたりメディカルライティング実務に携わる講師が、効率的な申請業務の進め方、メディカルライターの役割、必須事項について解説いたします。また、講師が作成したCTDを用い、PMDAの視点を交えながら、CTD M2.5及び2.7の論理構成、作成のポイント、注意点を詳しく説明します。さらに、CTDをはじめとする各種資料で求められる「考察」に不可欠な要素についても掘り下げます。加えて、申請資料の質を高めるために欠かせない「適切なレビューアプローチ」についても解説します。レビュー担当者として、どのように資料をチェックし、効果的なフィードバックを行うべきか、ライターとの円滑なコミュニケーションのポイントを具体的に説明します。

  1. メディカルライターの役割
    • 承認申請プロセスにおけるメディカルライターの役割について解説いたします。
      また、メディカルライターの重要性に関して、規制当局に対して実施した世界的な調査報告を引用し解説いたします。
      1. 明確で戦略的な根拠の提示
      2. ライティングプロセスの合理化
      3. 優れたメディカルライティングが経営にもたらす価値
  2. 承認申請プロセスに沿ったメディカルライティング計画及び体制のポイント
    • 承認申請プロセスのタイムラインに沿って作成が必要な資料について、効率的なメディカルライティング計画、体制構築のポイントを解説いたします。
      1. 承認申請プロセスで必要となる資料
      2. メディカルライティング計画 (例)
      3. メディカルライティング体制 (例)
  3. PMDAの視点とCTDに反映すべき内容
    • PMDAの承認審査における主な視点の解説及び各モジュールに落とし込むべき内容について解説いたします。
      1. PMDAの主な視点の解説 [新医薬品承認審査業務に関わる審査員のための留意事項より]
      2. PMDAの視点を踏まえたCTD及び照会事項回答作成ポイント
  4. CTD M2.5とM2.7の論理構成及び効率的な作成へのアプローチ
    • 講師が作成したCTD (公開済) を用いて、M2.5の「製品開発の根拠」から「ベネフィット・リスク評価」までの論理構成、各項目の重要ポイント、M2.7との共通項目における記載ポイントの違い及び関連性について、具体的な事例に基づき解説いたします。
      1. M2.5の論理構成
      2. M2.5とM2.7の各セクション (M2.7.1〜2.7.6) の関連と記載ポイント
      3. M2と添付文書 (案)
  5. 照会事項対応におけるメディカルライティングのポイント
    • 照会事項回答作成時の重要な留意点や、適切な表現方法について解説いたします。
      注) 実際の照会事項及びその回答については、公開できないため、一般的な事例、文言を用いて解説いたします。
  6. 「考察」に必要不可欠な要素
    • CTDをはじめとする各種資料では、「考察」は自由度が高い一方で、作成が難しい項目の1つです。
      より効果的な「考察」を作成するために必要な要素について解説いたします。
  7. 適切なレビューアプローチと建設的な指摘の仕方
    • メディカルライティングの品質向上には、適切なレビューが不可欠です。
      本セッションでは、レビュー担当者が押さえるべきポイントや、効果的なフィードバックの伝え方、ライターとの円滑なコミュニケーション方法について解説いたします。
      1. レビューの視点とチェックポイント
      2. 指摘の仕方と表現の工夫
      3. ライターとの円滑なコミュニケーション
    • 質疑応答

講師

  • 八木 朋子
    TMKメディカルライティング事務所
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年6月5日〜18日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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