技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

未知の異常も検知する人工知能MTシステム (MT法) 基礎と応用入門

未知の異常も検知する人工知能MTシステム (MT法) 基礎と応用入門

~AIプログラミングができない要素技術者自身で開発できる人工知能応用技術 / 異常検知・異常モニタリング・予防保全に適したAI応用ノウハウ~
オンライン 開催 デモ付き

視聴期間は2025年4月22日〜5月2日を予定しております。
お申し込みは2025年4月30日まで承ります。

概要

本セミナーでは、エンジニアリングに適した人工知能技術であるニューラルネットワークモデルとMTシステムに関して、基礎的な解説を行った上で、製造業における具体的な事例を用いて応用ノウハウを解説いたします。

配信期間

  • 2025年4月30日(水) 13時00分2025年5月2日(金) 15時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年4月30日(水) 13時00分

受講対象者

  • 要素技術、加工技術、測定評価技術などの分野で人工知能を活用したい開発者
  • 最先端で未成熟な技術ではなく、製造業で実績があり、簡便に使える人工知能技術を求めている方
  • エクセルのように簡単に使える人工知能技術を求めている方
  • 破壊検査などの抜取り検査を全数検査に変え、量産品質トレンドや設備モニタリングを行い、不良を未然に防ぎたい方
  • また、検査工程を作らず、加工工程自体が検査工程になる仮想検査技術を求めている方
  • 直接計測不可能な特性を代替え特性から推定するセンサレスセンシング技術を求めている方
  • 特定の不良状態を自動的に見つけるだけなく、未知の不良状態 (未定義の不良品) を見つける技術が必要な方

修得知識

  • 要素技術、生産システム、加工技術の開発者に適した人工知能技術の基礎知識と応用ノウハウ
  • 最先端で未成熟な技術ではなく、製造業で実績があり、簡便に使える人工知能の知識
  • エクセルのように簡単に使える人工知能構築ツールやアルゴリズム
  • 抜き取り検査しかできなかった工程を人工知能による推定全数検査化する方法
  • 検査工程を作らず、加工工程自体が検査工程になる仮想検査の構築方法
  • 直接計測不可能な特性を代替え特性から推定するセンサレスセンシングを構築する方法
  • 学習していない未知の異常も検出する技術を活用した検査システム、設備の予防保全システムを構築する方法
  • 人的な官能 (感性) 検査を機械化 (自動化) する方法
  • 製造業における人工知能の使いこなしノウハウ
  • 第四次産業型の補助金申請に必要なIoT&AIシステム構成と処理フローの事例

プログラム

 最先端技術であるディープラーニングが話題になり、人工知能ブームが再来していると言われています。最先端の技術は重要ではありますが、製造業の技術者が開発実務に活用するには敷居が高いことが課題ではないでしょうか? このように人工知能には、活用が難しいイメージがありますが、ものづくり分野に絞れば、適切な手法の使い分けとノウハウで意外と簡単に活用可能です。
 ディープラーニングを含む人工知能にも、アカデミックな最先端技術に対して成熟した「エンジニアリングに適した技術」があり、その技術はものづくりの開発現場で安心して使うことが可能です。また、ビッグデータにも誤解が多く、本来の意味とは異なる内容が一人歩きしている状況です。本来のビッグデータの意味を理解し、適切な手法の応用や、要素技術者の皆さん自身の知見を活かすと、高性能な人工知能の開発に必要なデータの最小化も可能です。また、適切な手法を使用すれば、学習していない未知の不良や異常を見つける人工知能を用いた検査技術やセンシング技術も、要素技術者自身で開発可能です。
 本講座では、エンジニアリングに適した人工知能技術であるMTシステムに関して、基礎的な解説を行った上で、製造業における具体的な事例を用いて応用ノウハウを解説します。ものづくり技術者にとって、人工知能は目的ではなく、技術課題を解決する手段として使えることが理想的です。本講座で解説するエンジニアリングに適した人工知能技術を使うことで、技術者は、解決すべき技術課題に集中することが可能になります。なお、MTシステムをExcel上で簡単に構築する方法も、計算過程も含めて紹介いたします。

  1. 人工知能技術の概要
    1. 要素技術者から見た開発ツールとしての人工知能技術
    2. 参考:データ採取のポイント (ビッグデータの誤解)
    3. 要素技術者に適した人工知能構築ツール
  2. 【事例 MTシステム活用】未学習の未知異常検知技術 (異常モニタリング、予防保全技術)
    • 事前に学習できない未知の異常・不良を検出したい場合の対処方法を、エンジンの異常音など、聴感による官能検査工程を自動化した事例を元に解説
      1. 背景:異常音で判断する官能検査工程の紹介
      2. 定義できる不良音と定義できない不良音。未知の不良を見つける必要性
      3. MTシステム (MT法) とは
      4. 人工知能活用の実施手順
      5. データ収集、及び人工知能による異常音推定システム構築例
      6. システムの動作フローチャート
      7. 本事例を応用可能な別事例の紹介
  3. 全体質疑応答

参考資料: MTシステムと対比で理解促進のための事例掲載 (解説なし)

  • 事例 ニューラルネットワークモデル活用
    • 加工状況データから加工品質を推定する検査機レス検査技術 (仮想検査技術、センサレスセンシング技術)
    • 溶接の抜取り破壊検査工程を、溶接と同時に溶接強度を推定し、全数検査と量産品質トレンドや設備状態のモニタリングを可能にした事例を解説
      • 背景:溶接と抜取り破壊検査の紹介
      • 全数検査化に先立つ要素技術
      • 人工知能活用の実施手順
      • データ収集、及び人工知能による強度推定のシステム構築例
      • システムの動作フローチャート
      • 本事例を応用可能な別事例の紹介

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

免責事項

技術コンサルタントの方や、講師業の方は、受講をご遠慮ください。
企業/大学等への所属有無を問わず、社外に対して技術指導・講演・発表・専門書の執筆・専門誌への寄稿等をされている方は、受講をお断りしております。
※上記につきまして、申込後にご確認させていただく場合がございます。

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 33,000円(税別) / 36,300円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 33,000円(税別) / 36,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年4月22日〜5月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/3 カルマンフィルタの実践 オンライン
2025/6/4 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ解析 オンライン
2025/6/4 生成AIを用いたものづくりの高度化 設計品質向上と製品の開発・設計業務への活用 オンライン
2025/6/5 汎用的インフォマティクス&統計的最適化 実践入門 オンライン
2025/6/5 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2025/6/5 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策 オンライン
2025/6/6 ねじ締結部の信頼性向上技術 東京都 会場・オンライン
2025/6/6 電子実験ノートの導入とR&Dデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/6/6 時系列データ分析の基礎と実務への応用 オンライン
2025/6/6 管理図 オンライン
2025/6/6 AI利活用におけるEU AI法の影響と今後の課題 オンライン
2025/6/9 現場で使えるマテリアルズ・インフォマティクス実践講座 オンライン
2025/6/9 時系列データによる将来予測、異常検知への応用 オンライン
2025/6/9 時系列データ分析の基礎と実務への応用 オンライン
2025/6/10 現場で使えるマテリアルズ・インフォマティクス実践講座 オンライン
2025/6/12 乾燥操作の基礎と乾燥機の性能評価・設計およびトラブル対策 オンライン
2025/6/12 小規模データに対する機械学習の効果的適用法 オンライン
2025/6/12 ISO 13485:2016が求める医療機器の設計開発における統計手法とそのサンプルサイズ決定方法 オンライン
2025/6/12 Pythonを活用したデータ分析手法 オンライン
2025/6/12 機械設計のための材料基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/21 機械学習によるパターン識別と画像認識への応用